トドの小部屋

写真付き日記帳です。旅行記、本や美術展の紹介、俳句など好きなことをつれづれに。お気軽にどうぞ。

俳句のご紹介

2023-01-14 09:33:10 | 俳句
昨夜から久しぶりに雨が降り始め、今朝もまだ降っている。正月以来、晴天続きで乾ききった庭の植物も人間もほっと一息ついている朝です。正月明けから、また以前の生活に戻そうと、7日から合唱、10日から太極拳の稽古を再開しました。今週は、10日午前に太極拳の剣、10日の夜6時半から梶の葉火曜句会、11日午前は退職互助部のサークルの部長会、12日午後は太極拳、13日午前は志太俳句クラブの句会、そして今日14日午後は合唱の練習が入っています。なにやら急に忙しくなりましたが、一人で家にいると寂しくなるので、外に出る活動は楽しいし、良い気晴らしになっています。10日は夫の月命日でしたが、忙しくていけなかったので、11日の午後、お墓参りに行きました。お墓の花入れの水がすっかりなくなっていて、花が萎れていました。元旦にお墓参りをしたので、大丈夫と思っていたので、驚きました。いかに乾いていたかわかりますね。
今日は久しぶりに梶の葉に掲載された私の句をご紹介します。梶の葉の最新号は15号ですので、今日は14号の掲載句と合わせてご紹介します。



14号
眠れぬ夜は本より俳句遠蛙
棚経は玄関先のマスク越し
風優し七枚羽根の扇風機
梅干の仄かな香り昼下がり
下山後のルバーブ入りの氷菓かな

15号
森に降る雨はさはさは今朝の秋
ガラス越しに面会の夫秋茜
月天心黒き梢の上にあり
一人居の障子を照らす望の月
退院後のシフォンケーキや秋高し

俳句はまさに心のアルバム。それぞれの俳句を読み返すとそれを詠んだ時の心情が思い出されます。
ルバーブ入りの氷菓の句は、夫と最後に行った入笠山登山での思い出。
シフォンケーキの句は、長野の丸子中央病院からやっと退院し、私の車で二人で静岡に帰る途中、夫の好物のシフォンケーキを分け合って食べた思い出。
読み返すといろいろ思い出されますが、今はやっと前を向いて生きていく心構えができました。
俳句誌「梶の葉」の同人のSさんの14号に載っていた句で、感銘を受けた句をご紹介します。
「孤独とは全き自由秋の空」
これを読んだ時、私もそのように生きたいと思いました。
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