トドの小部屋

写真付き日記帳です。旅行記、本や美術展の紹介、俳句など好きなことをつれづれに。お気軽にどうぞ。

ヴラマンク展

2018-09-17 16:48:05 | 美術
静岡市美術館で開催中の「ヴラマンク展」に行ってきました。会期は7月28日から9月24日まで。長野から帰って涼しくなった9月の平日に行こうと思っていたのですが、台風が来たり、夫が一泊でしたが入院したり、バタバタしていて今日まで延び延びになってしまいました。明日は県美の内覧会(研修会)があるし、今日がいいかなと。私は具象画が好きなんですが、彼の絵は、内面からほとばしるものを画面に映し出しているような情熱を感じて好きです。

美術館入口のヴラマンクをパチリ。彼は身長180センチ、体重80キロの恵まれた体格で、若い、まだ絵が売れていなかった頃は、自転車レースに出て賞金をたくさん稼ぎ、生活の糧にしたこともあったそうです。後には自動車の運転も楽しんだそうで、その視覚、流れる景色の様子も画面に影響を与えたと言われています。パリ生まれですが、人生の多くを田舎で暮らし、身近な景色や、風物を描きました。展覧会はセザンヌの影響を受けた若い時期の「セザニアン期:パリ周辺」「第二次世界大戦後:ヴァル=ドワーズとパリ周辺」「シャルトル周辺、ノルマンディ、ブルターニュ」「ヴラマンクの遺言」という82歳で亡くなった彼の画家人生をたどる形の構成でした。ヴラマンクは、文筆家でもあり、何冊か本も出しています。風景画が人気で、特に雪景色を描いた絵が人気が高いそうです。私も雪景色の絵には惹かれます。でも、海と船の絵や、ひっそりした夕方の村の家々を描いた絵も素晴らしかったです。



それぞれの絵のキャプションとして、ヴラマンクの言葉が添えられていましたが、読んだり読まなかったりでした。(^_-)-☆ 結構難しいことを言ってたりして。彼の言葉よりも、絵から受ける印象を大切にしながら、観覧していきました。雪の絵が多いヴラマンク。雪も霜も愛していたらしいです。静物画や肖像画もありましたが、自画像はないらしいです。展覧会に出されていた絵は、個人蔵が多かったです。所有者はフランスやスイスの人でした。2枚絵葉書を買ってきました。上の絵は「サイロ」というタイトル。下の絵は、「冬の村通り」です。





一人でゆっくり観覧しました。昼食は、ヴラマンク展のチケットを見せると10%オフになるとチラシに書いてあった横浜中華街「梅蘭」の五目中華を食べました。



なかなか美味しかったです。ここは、焼きそばがお勧めなのかもしれませんが、量が多くて無理と思い、やめました。隣の二人組の若者も食べあぐねてた感じでした。(笑)
最後に竹千代像をご覧くださいね。静岡駅前にありますので、来静の折には実物を見てくださいませ。



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