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<おでいげ>においでおいで

たのしくおしゃべり。そう、おしゃべりは楽しいよ。

片付けるだけでも時間が掛かりそう。

2020年12月29日 07時19分04秒 | Weblog

12月29日、火曜日、今日は。2020年は残すところ、今日を入れて三日になった。

昨日は家内の買い物に付き合った。しめ縄を買った。明日は餅搗きをする。もちろん餅搗き機械で。

もうすぐ7時半になるところ。

障子戸をまだ開けていない。外が明るくなっている。雀たちの鳴き声がして賑やかだ。

それほど寒くない。

我が書斎、兼、寝間を片付けて大掃除しなければなるまい。

狭い部屋だから、あちこち物が積まれている。

片づけるだけでも時間が掛かりそう。

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しつこい、一夜明けてもまだ興奮が残っている。誰かにハグしてもらいたがっている。

2020年12月29日 06時54分02秒 | Weblog

昨日、いいことがあった。あり得ないことがあり得たのだ。

ぼた餅が棚から転げ込んできた。それで、傲慢にも、「とうとう報われたぞ」って感じになった。

嬉しくなった。誰かに伝えたくなった。

でも、伝える人がいない。悲しくなった。

伝えてもよろこんでもらえそうにない。

逆に、自慢なんかするなよ、と諫められそうだ。

一人でよろこんでろ、などと突き放されてしまいそうだ。

かまってもらえそうにない、だろう。

家族の反応も、ふううん、よかったね、で終わった。

あまちゃん、あまったれる。

一人で興奮して、その興奮をおさめおさめして、眠りについた。

立場を逆にしたときに、わたしはどうするだろう?

人の喜びをどれくらいよろこんであげられるだろう。

冷淡に無視してしまうだけかもしれない。

喜びを等しくすること、悲しみを等しくすること。苦しみを等しくすること、痛みを等しく分け合うこと。

やさしいようで簡単ではない。利他にならない。

どれも高度な精神作用が必要とされることかもしれない。

朝になった。

興奮がやや落ち着いている。

でも、しつこい。まだ誰かにハグしてもらいたがっている。

よかったねよかったねと背中を叩いて褒めてもらいたがっている。

そういうふうに、一心同体してくれる人はいないのに。

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午前中は墓掃除に行きました。家内と一緒に。

2020年12月28日 17時52分17秒 | Weblog

午前中は家内と二人で墓掃除に行った。墓の周囲の草取りをした。1時間ほどで終了した。

昨日までの雨は止んでいる。日本晴れだ。冬にしては気温も高い。

我らが一族の墓はお寺の境内にはない。の一カ所に共同墓地が設けられている。我が集落はかって城下町だったから、そこに住む住人たちが修羅区全体が利用できる墓地を造ったようだ。

父の遺骨が納めてある墓だ。母の遺骨が納めてある墓だ。父の父や父の母の遺骨も、ご先祖さま方の遺骨も此処に納めてある。

お花は造花を飾っている。墓掃除が終わってから、線香と蝋燭を供えた。浄土真宗の経典の「重誓偈」を唱えた。

わたしも妻も死んだら此処に遺骨を納めることになる。子孫が我我に続いてくれるだろうか。お墓の掃除に来てくれるだろうか。こころもとない。

この頃から家内と話し合っている。墓じまいをして、お寺の境内に立つ納骨堂にお願いをしてはどうだろうかと。まだ実行に移していない。

墓は遺骨の埋葬場所だ。

「わたしはお墓の中には居ません」という歌が流行したことがあった。わたしもその説に賛成だ。死んだらずっと冷たく暗い墓の中に居なければならない、ということになりたくはない。

ここで、「夕食ですよ」の呼び声が聞こえてきた。結論は出せない。またにしよう。

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今日も畑に出た。暮れも押し詰まっているのに。

2020年12月28日 17時27分13秒 | Weblog

暮れも押し詰まってきているというのに、今日も畑に出た。此処が一番わたしを憩わせてくれる。わたしを一番元気にしてくれる。

草取りをした。気長に気楽に、一人黙々と、こつこつと。冬の草も良く生える。威勢がいい。

それから手にした小さな農具で、ゆっくりゆっくり耕した。疲れないほどに。

それからそこに苗を植えた。移植できるまでになった高菜の苗を。縦4列、横11列。

せっかく種を蒔いて発芽して成長をしているのだから、棄てるに忍びないのだ。

そんなに食べきれないはずだから、ほったらかしていてもいいのだが、「最後まで愛情をかけて育てていただけませんか」の野菜の声が聞こえて来る。耳を覆えない。

最後に水撒きをしたら、もう夕方の5時になっていた。

途中で客人が訪ねてこられたので、白菜と大根とフカネギを収穫して差し上げた。もらって頂く方があると、野菜のいのちが生きる。

いい一日だった。こうやって一人黙々と、気ままに気楽に、畑仕事ができることが嬉しい。

畑に出て土に触れるということ、大地とともにいるということは人を健康にしてくれる。そういう感じがする。

他愛ないが、これで十分癒やされている。

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そのラストの銀杏のみの落ちる微かな音を聞きたい。歩く人間の足ども、音立つるべからず。

2020年12月27日 17時54分38秒 | Weblog

音立つるべからず 銀杏(ぎんなん)音立つる   山鳩暮風

これはわたしの書いた俳句の作品。落選していた。

季節が秋を迎えてイチョウの木に銀杏が実る。やがてイチョウの葉がもみじして落ちて、根株周辺をやわらかな絨毯にする。敷き毛布にする。そこへ銀杏が落下する。銀杏は着膨れているから大きな音は立てない。風が吹く。落下が忙しくなる。風が止む。落下の音が消える。静寂が訪れる。そこへ一つ新しい音が上がる。遅れて1個の銀杏が落ちて、これで一年の暮れとなる。

そのラストの銀杏の音を聞きたい。ひそやかに落下する音をひそやかにして聞いてみたい。散歩を楽しんでいる人間ども、足音立てるべからず。

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病は、人に進歩を引き出す力を与える。

2020年12月27日 17時41分07秒 | Weblog

病む力 マグマをなせり 発熱す    山鳩暮風

病む。

病むのは辛い。苦しい。

でも、そうそう悪いことばかりでもない。

そこから動き出すものがある。

反転させようとする動きが出て来る。

病に負けまいと言う気概が生まれて来る。抵抗力が顔をもたげて来る。

それが熱になる。

熱は、己の深い大陸の下でマグマを形成する。それが高温になる。突き上げて来る。

汗を掻く。汗びっしょりになる。

病を乗り越える。

乗り越えて乗り越えて行く己の力に感動する。

己も棄てたものじゃないなあというふうに感動する。

このところ猛烈な勢いを見せて人類を薙ぎ倒してかかろうとしている新型コロナウイルス。

彼のお陰で、人類の智慧は一挙に高まって、ついにはワクチンを開発した。

次なる進歩を獲得したのだ。

病は、人に進歩を引き出す力を与える。

マイナスばかりではないのだ。

プラスに転じる転換点に立つということの重要性を再認識しているのだ。

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いもしない恋人が来る夜の蜘蛛

2020年12月27日 17時21分52秒 | Weblog

いもしない恋人が来る夜の蜘蛛    山鳩暮風

これは川柳。の、つもり。

わたしの言う「恋人」は、恋してもいい人。恋したい人。ぜひとも恋すべき人。

人は恋しているときには、こころがあたたかい。やわらかい。明るい。

でもそういう人は、いない。現実にはいない。

現実にいるのは蜘蛛。それも夜の部屋に忍び込む不気味な蜘蛛。

わたしでどうかしら? って顔をしてのそりのそり這って来る。

足下を見透かしたかな。

わたしはおかしくなって、ついには笑いが零れてしまう。

ないものねだりはするべきではない。そういう諦観に至り着く。

やれやれ一騒動。お粗末。

益にも害にもならない恋歌の歌謡曲でも歌って、恋する人がいる気分になって、だ、こころあたたまって、昼寝でもするか。

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ちょっと見には同じ格好の二人なのだけど、

2020年12月27日 15時46分03秒 | Weblog

白マスク黒マスクともに襟巻きす      山鳩暮風

これはわたしの作品。季語は襟巻き。襟巻きは古いかな。マフラーがいいのかな。

マスクは現代を写している。襟巻きは現代近代を問わない。

叙景歌。感情移入なし。

ちょっと見には二人とも同じ格好だけど、コロナ対策のマスクの色だけが違っている。

二人が歩いている。黙々と歩いている。風がときおりびゅっと吹いて来る。

家の中に籠もっているよりか、やはり散歩でもして体を動かした方がいい。

襟巻きは男性でも女性でもしているだろう、冬の寒い日は。

女性二人、あるいはカップル、どちらが絵になるだろう。

白いマスクも黒いマスクも男性女性どちらとも限定できない。おもいおもいか。

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山中のダムの点てたるエメラルドグリーンの濃茶

2020年12月27日 14時44分06秒 | Weblog

山中のダムの点てたるエメラルドグリーンの濃茶 客は冬空   山鳩暮風

ダムがある。三方を山々に囲まれている。水が満々と満ちている。深い水がエメラルドグリーンの色に染まっている。

俯瞰すれば、それが茶道の濃茶に見える。点てられた濃茶を飲んでいるのは冬空という客。静かだ。客は他にはいない。

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夕焼けが貧者の今日の精神科医師。

2020年12月27日 14時11分28秒 | Weblog

悲しみを吐き出してごらん 夕焼けが貧者の今日の精神科医師     薬王華蔵

夕焼けが今日の貧者の精神科医師になっている。夕焼けは言葉を持つか。貧者は耳を立てる。聞こえて来る言葉があれば、それは言葉といってもいいかもしれない。

悲しみを吐き捨てる場所を提供してくれる夕空。夕空が赤々として広がっている。悲しみを堪えている貧者を見て黙っていられないのかもしれない。 

幸いなるかな、夕空でなくとも、多くの風景がそれぞれ工夫を凝らして、我ら貧者のための精神科医師を任じているかもしれない。

 

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