昨日、いいことがあった。あり得ないことがあり得たのだ。
ぼた餅が棚から転げ込んできた。それで、傲慢にも、「とうとう報われたぞ」って感じになった。
嬉しくなった。誰かに伝えたくなった。
でも、伝える人がいない。悲しくなった。
伝えてもよろこんでもらえそうにない。
逆に、自慢なんかするなよ、と諫められそうだ。
一人でよろこんでろ、などと突き放されてしまいそうだ。
かまってもらえそうにない、だろう。
家族の反応も、ふううん、よかったね、で終わった。
☆
あまちゃん、あまったれる。
一人で興奮して、その興奮をおさめおさめして、眠りについた。
☆
立場を逆にしたときに、わたしはどうするだろう?
人の喜びをどれくらいよろこんであげられるだろう。
冷淡に無視してしまうだけかもしれない。
☆
喜びを等しくすること、悲しみを等しくすること。苦しみを等しくすること、痛みを等しく分け合うこと。
やさしいようで簡単ではない。利他にならない。
どれも高度な精神作用が必要とされることかもしれない。
☆
朝になった。
興奮がやや落ち着いている。
でも、しつこい。まだ誰かにハグしてもらいたがっている。
よかったねよかったねと背中を叩いて褒めてもらいたがっている。
そういうふうに、一心同体してくれる人はいないのに。
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