た・なかな・ま・なさな・・・・・ら・なわな・やな。
午後の呪文だよ、これが。
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「呪文」を辞書で引いてみたらこうあった。
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呪文=1,密教・修験道・陰陽道などで唱える神秘的な文句。
2,一定の手続きの下で唱えると、自然力あるいは神や人間の行動を積極的に統御しうると考えられる文節・語句または無意味な綴り字の連続など。
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呪文の「呪」は「まじない」とも「のろい」とも読む。これも辞書を引く。
呪(まじん)い=(多く迷信として)神秘的なものの威力を借りて、災いを除いたりまた逆に起こしたりする術。
呪(のろ)い=呪うこと。呪詛。
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呪=真言。梵語マントラの訳語。密教で、真理を表す秘密の言葉。陀羅尼(だーらにー)。
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呪=明呪(みょうじゅ)=密呪=秘密語。
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梵語のdharani(ダーラニー)= 「総持」・「能持」と漢訳。音訳して「陀羅尼」
=「よく善法を持して散失せず、悪法を遮る力」を意味する。
梵語の文章を翻訳しないでそのまま読誦する音。一字一句に無辺の意味を蔵し、これを誦すれば、もろもろの障碍を除いて、種々の功徳を受けるとされる。一般に短い呪文を真言、長い呪文を陀羅尼と区別する。
「陀羅尼呪」とも。
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呪文=呪音。音の持つ力。音のパワー。わたしたちには聞こえないが、宇宙中に鳴り響いている音。これを聞けばパワフルになれる。元気になれる。宇宙力と同調が出来る。
わたしはここではこういう含みを持たせておこう。
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た・なかな・ま・なさな・・・・・ら・なわな・やな。
人間の科学の智力が理解し得ない領域は広大で無辺である。呪文は、裸足で、未知の領域、未開拓の原野にもするするすると入り込める。