多病息災発達障害者こよりの日常

両手で数えきれない障害と持病を抱えつつ毎日元気に活動中。発達障害の息子たちの子育ても終え、悠々自適の毎日です。

発達障害と結婚生活

2018-07-20 17:50:40 | 結婚生活
私は既婚者で 子育て経験がある。子育てはもう卒業したが、


これから先も夫とできるだけ長く過ごしたいと思う。


世間では、子どもが成人したのをきっかけに、離婚や別居に踏み切る人もいるようだが、


私にはわからない世界である。


私が 既婚者だと知った人から、「発達障害者の結婚はどういうのが理想か」と


聞かれる事がある。「発達障害者同士」「発達障害者と定型」のどちらがいいのか、と


いうことらしいが、私は結婚の経験が一度しかない。


どういう組み合わせがうまくいくのかなんて わかるはずもない。


定型同士の結婚でも、上手くいかない例が山ほどあるし、


発達障害者同士でも、円満な家庭を築いている人もいる。


障害はその人の一部でしかないから、「障害者の結婚は」と


ひとくくりにはできない。


障害について理解ある人とならうまくいくのではないか、という意見の人も


いるそうだが、夫婦だろうと 親子だろうと、すべてをわかりあうというのは


無理だと思う。どんな関係だろうと、どこかでお互い譲り合い、補い合いながら


関係を築いていくのが一番いいと思う。


結婚は 契約ではないから、生活費の負担割合や、


家事や介護育児の分担を公平にするべきだという意見には


違和感を感じる。


夫は 子育てには あまり時間を割けなかったし、


子どもを喜ばせるイベントとかにも関心がなかった。


でも 子ども達は 父親が好きで、私よりも父親の方を


気にかけて労わっている。その姿を見るのが 私はうれしい。


私は 家庭の中では、年齢性別に関わらず、一人一人ができる事を


こなしていけばいいと思っている。夫は 仕事を終えて帰ると、


それ以上何かをする余裕がなかった。そういう時期と


育児と介護の時期が重なったので、家の中の仕事は


私が担う事が多かったが、それで不満に思う事はなかった。


夫が リストラされて、収入が減った時。


家は夫の親名義で家賃の心配はなかったし、


光熱費などは 夫の親の口座から引き落としされていたので、


本当にありがたかった。しかし食費や 子ども達にかかる費用を


捻出しなければならない。


私は 知恵を絞ったあげくに、夜にパートで働く事にした。


夫が職探しに奔走した時期、私は家事をすませ


夫に後を任せて 仕事に出掛けた。


自閉っ子が ぐずるのを なだめて、


仕事モードに切り替えて 働いた。


その後 夫も仕事を見つけ、以前より少ないとはいえ、


収入がある事で 家族は助かった。


介護も 大変になり、夜も起こされる事が増えたので、


私もパートをやめて 自宅で24時間不眠不休の生活になった。


よく人に「大変だったでしょう」と言われるが、


夫と子ども達との時間が 十分私の力になったし、


「家に居たい」という 家族を 施設に入れようとは思わなかった。


私ができるぎりぎりまで、頑張ってきようと思って一日一日を


過ごしただけである。私の世話の仕方では、行き届かない事だらけだったが、


皆 我慢してくれたことがありがたい。


結婚生活には いろいろな 困難が付き物だと思うが、


そこで どこまで お互い支えあえるかと、相手に無い物を望まないというのが


重要な気がする。


障害のあるなし、学歴や 職業、収入その他。何が一番いいとは


決められないと思う。


私は 夫との結婚で沢山のものを得たので、夫が困った時には


自分ができる範囲で 支えただけである。


夫には まだまだ 大きな借りがあるので、


この先 夫に 喜んでもらえる事を 少しでもしていきたいと


思う。夫とできるだけ長く過ごしたいし、夫より長生きしたいというのが


私の望みである。









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