多病息災発達障害者こよりの日常

両手で数えきれない障害と持病を抱えつつ毎日元気に活動中。発達障害の息子たちの子育ても終え、悠々自適の毎日です。

専業主婦失格の私

2018-11-21 06:09:24 | 家事
先日 結婚して32周年を迎えた。私にはめでたい出来事であったが、


私を妻にしたばかりに 労苦を背負った夫には 結婚は人生の墓場であるし、


三十三回忌というのが ふさわしいかも、と思いつつ


法事、いや結婚記念日の食卓をしつらえた。


結婚して二十八年間は、家事育児パート介護その他諸々忙しく動いていたが、


育児が済み、介護が終わり、息子達が自分で自分の事をし、


私が 病気を多種多数抱えて 通院で遅くなるうち、


夫と息子達が 夕食の委託をすることが かなり多くなった。


しかも 私が作るものよりおいしかったりする。


私は 緑内障で 目がよく見えないし


リウマチで 包丁が 上手く使えなくなった。


お米の水加減が できなくて、失敗を数回してからは、


お米研ぎは次男がし、水加減は長男がする。


世代交代し、私がする家事の量は 激減である。


洗濯物の量も、介護時代のシーツやタオル、寝間着が


なくなり、ほんの少しで、洗濯機を 三回も回せば終わりである。


老人食を 作っていた頃には 軟飯やらおかゆやら作ったが、


もう作ることはないだろうなあと思う。


煮物を三つの鍋で 作り分けし、味付け切り方を変えていた時代に比べたら、


今の 家事は 楽だが なんか「主婦」というより


幼児のお手伝いレベルである。


最初は 気楽になったなあ、と思って 夜中に起きることも無く、


楽な生活に感謝していたのだが、それから数年。


私には 楽は合わないということに 気がついた。


動いていないと むしろ調子が悪い。


私はヒトではなく 回遊魚かもしれない。


生まれる時代を間違えた。


昔の女性なら、幼い時から家事や家業を手伝い、


嫁しては 夫や舅姑に仕え 子を育て、


何人もの子どもを産んで育て上げたら 「お迎えでーす」で


一生が 終わっていただろうに。長生きしたとしても


孫のお守りとか 回ってきただろうしなあ。


私は 障害と病気持ちで 生まれてすぐ死にかけたのに


何故か助かり、これまでの人生は ひたすら忙しく過ごしてきたのだが、


ご隠居生活をするのも 苦労があるのだなあ、としみじみ。


二四時間フルタイム、睡眠食事保証なし、の職場から、


「原則8時間で、残業してもいいけど 規則守ってね。


有給もあるし、昼休みもちゃんととってね」という職場に転職した気分。


有り難いけど 心身が馴染みません。


もう 専業主婦卒業したいです。


走るな 無理するなと 主治医に言われているので、


あちこち 動いて 1万歩から1万数千歩歩いてますが、


それだけでは エネルギーが余ってしまい、


ふとよこしまな 考えが浮かんで来たりするのでした。


起きてきた夫が 早速 大音量で


TVをつけました。「いざという時の 頼りになる保険、OO生命!」


「心臓が不安な方に、ぜひOOエキスを!」


夫が もし 病気になったら、私が世話をするんだなあ・・・


そうしたら また24時間フル回転の・・・・


いやいや 夫が 元気で 働いてくれてる姿が・・・・


うらめしい時もある 悪妻の私なのでした。


あー。今日の分の洗濯、もう終わっちゃったし。


朝ごはんもう 炊けてるし。お弁当も長男が作るしなあ。


でも 今日は 講演なので、私は 一日勤労者なのです。


昨日は 興奮してしまい、寝たのは 2時ころ、起床は5時。


朝風呂に入って それから 持ち物の支度して


現在に至ります。寝られないくらいなら その時間に支度すればいいんですが、


やたら早くスイッチが入る時と、ぎりぎりまでスイッチが入らない時と、


両極端です。













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花風社

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