多病息災発達障害者こよりの日常

両手で数えきれない障害と持病を抱えつつ毎日元気に活動中。発達障害の息子たちの子育ても終え、悠々自適の毎日です。

昔はいい子だったのに

2021-07-13 16:23:00 | 日記
知り合いのお家の話。私より年上の奥さん。嫁いだ娘さんがいて、お孫さんが一人いる。

娘さんはシングルマザー。一人で仕事と家事と育児をするのは大変だからと、物心両面で援助をしてきたとおっしゃる。

奥さんも娘さんも、大変ですね、と相槌を打つうち、話の方向が変わってきた。お孫さんの愚痴である。昔は可愛いいい子だったのに、私の言う事を聞かなくなった。あれだけ可愛がって育ててきたのに!と口調が激しくなった。

一人親だからと不自由な思いをさせないように、食べ物の差し入れから学用品や衣類、必要な物は揃えてやったし、休みの日には遊びに連れていき、長い休みには旅行にも出かけた。そうした事も、何とも思ってないんだから、と憤懣やる方ない様子である。

今お孫さんはどうしているのかと聞くと、就職して一人暮らしをしているという。あれ?確か受験生だったと聞いたような?

受験目指して頑張っていたけれど、お孫さんが行きたい大学に通うには、経済的に厳しいという事がわかった。親子で進学の為のお金のやりくりをしたけれど、どうしても足りない。高校に入った時からアルバイトをして、貯金もしたけど、それだけでは無理だから、援助して欲しいとお願いに来たそう。

奥さんは、お孫さんのお願いを聞き入れる事はせず、無理だと断った後に、今までどれだけ援助をしてきたか、その為に自分達が苦労してきたかを延々と話したそうだ。

お孫さんは「もうおばあちゃんは、私がすることに一切口出ししないでね!」と言って帰り、進路変更して就職活動をして、実家からも祖父母の家からも離れて暮らす事を選んだという。

奥さんは孫娘に裏切られた、と怒りが収まらない様子だったが、一人親だから、可哀想だとあれこれ世話を焼いて、甘え癖をつけた奥さんにも幾らか責任があるように思った。

綺麗な服、週末の外食、旅行にお稽古事。娘可愛さ、孫可愛さにしてきたことだろうが、一生続けられるわけも無く、おそらく孫娘さんが本当に援助して欲しい時に突きつけた「これ以上お金は出せません」の言葉は、孫娘さんには理不尽に感じたのだと思う。

奥さんには、可愛いがって育てた孫娘が、なぜそんな態度を取るかわからないだろう。今は子育てを終えて一人暮らしになった娘さんとランチに出かけたりショッピングを楽しんでいるそうだが、支払いが割り勘になる事はなく、奥さんが払うそうです。

いくつになっても親子は親子、仲良しは良いことですが、私にはできない親子関係だなと思いました。

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