多病息災発達障害者こよりの日常

両手で数えきれない障害と持病を抱えつつ毎日元気に活動中。発達障害の息子たちの子育ても終え、悠々自適の毎日です。

講演無事終わりました

2017-11-28 21:49:04 | 講演
先日の講演、無事終わりました。


特別支援教育支援員養成講座という事で、


全日の課程を受講した方は


7日間 様々な講師の方の 講座を受けられたそうです。


支援学校の先生や、医療関係者、


ビジョントレーニングの専門家、等々。


その最終日が 私の講演という事でしたので、


発達障害について あれこれというよりも、



発達障害であっても 特別な支援なしの環境でも


なんとかやっていけるし、家庭に事情があり


子どもに 割ける時間や お金が無くとも、



出来る事は たくさんあるものだ、という


わが家のエピソードを お話するつもりでした。


当日朝、浅見淳子さんから 様々なメッセージが入りました。


それを 参考にしながら 話のあちこちに入れていきました。


「人間の心身の仕組みから、こういう身体アプローチをしたら、


こういう結果が生まれるのではという仮説の積み重ね」を


まとめたのが 花風社の 本であり、その仮説に 説得力がある。



睡眠障害についても 足首の不具合が 体のバランスを崩し、


肩や 首で 調整をするので 首がうなだれてしまう。


その不自然さで 頭(脳)が忙しくなってしまい、


休んだり 普通に眠る事ができなくなってしまう。



足首の固さや、逆の低緊張から来る緩さ、そういうものを調整していけば


姿勢や その他が変わり、薬でその場しのぎをしなくても


十分眠れるようになり、眠る事ができれば 芋づる式に


他の部分も 良くなり、「治っていく」と あれこれ話をつなげていきました。



途中で 休憩をお願いしていたのですが、すっかり忘れてしまい、


主催者の方が POPで知らせてくれて ようやく気付いたという一コマも。


講演は 2時間しかなく、質疑応答もあり、あっという間でした。


本については 話の中でも 「この本が 参考になります」と


表紙を見せて アピールしたせいか、



栗本啓司さんの「自閉っ子の心身をラクにしよう」が


真っ先に完売し、「芋づる式に治そう」が それに続きました。


前日の荷造りを ギリギリまで 放置していたので、


注文して 届いた分のほかに 以前の在庫も 持って行きたかったのですが


それができず、「自閉っ子・・・」については 私の私物でもいいという方がいて


それも 販売しました。家に在庫が 「自閉っ子・・・」も「芋づる・・・」も


あったので、やっぱりそれも持ってくるべきだったなあ、と後悔。


根っこ本も 数冊売れ、「治るが勝ち」も 売れました。


本の 写メを 撮る方も多く、後から どこかで


購入して 読んでいただけるといいなあと思いました。


7日間の講座は、私以外すべて 専門家。


何の資格もない 私の講座にも 「当日のみ」の参加を


して下さった方が 何名かいて、顔見知りの方も


遠くから 来て下さっていました。「もう一人 お連れがあるのよ」と


おっしゃっていただき、感激でした。


質問は「過敏性」と「偏食」についてが多かったですが、


数分で 答えるには 時間が足りず、不十分な答えになってしまいましたが、


主催者の方と また 機会が合えば、その点についても


深く お話できればと思いました。


会場へ向かう車内でも、スタッフの方から


「支援員養成講座だけれど、成人の方についても触れて欲しい」など


要望があったりし、2時間では 足りない部分がありましたが、


私の 話や、本を買ってくださった方が、出来る事から


実践してくださって、関わるお子さんや ご自分や周囲の方が


楽になる方法を 試して見つけていただけたらなあと思いつつ


会場を後にしました。スタッフの方に駅まで 送っていただき、


その後 寄り道もしながら 帰宅しました。


学習面も大切ですが、その前に


呼吸や睡眠等を 楽にできるような 体に整えることが


もっと浸透し 当たり前の世の中になっていってほしいと感じました。


私の 子ども達が 様々な 心身の問題を抱えていた時期は


過去の話になり、講演当日は 二人とも仕事に出掛けていきました。


私は 大荷物を抱えて あたふたしながら、「土日のダイヤは 何分?」と


自閉っ子に 聞きましたが、自閉っ子は 自分の支度がありますし、


事前に準備をきちんとせず あわてる私の様子を見て


「自分の事は自分で。」と言い、「前の日に調べておかないと。」と


私が 昔に 自閉っ子に 教えた言葉を そのまま返されました。


まさにその通り。同じバスに 何とか乗れましたが、


バスを降りてから 駅まで 助けてもらおうと 甘い考えでいた私を


自閉っ子は あっという間に追い抜いて階段駆け上がり、


私より 一本先の電車に 乗っていってしまいました。


目も足も 弱く 歩くのもおぼつかず、なんとか 階段の上り下りを


教えようと 買い物先のスーパーで、「会談の上にジュース売ってるよ」と


誘って それと気づかせず 練習させたのは いつの事だったか。


弱視も治り、良く食べ 良く眠り、毎日元気に 出勤していきます。


知能検査の結果や、主治医の判断や、そうしたものに


惑わされず、今この子の限界は確かにあるけれど、


将来まで 限界があると決められるのは おかしい、と思い


親子で できる事を 続けていったことが 形になりました。


2人の息子達は 病院の医師や 学校の先生や その他の人の


予想を 覆して 働くことに 生きがいを感じつつ、


余暇も楽しむ 充実した生活を 送る大人になりました。


今 支援を受けながら 過ごしているお子さんたちにも、


今の限界にとらわれず、将来に向かって


「自分の人生は 自分で決める」大人に なってほしいと思います。















発達障害、治るが勝ち! 自分の生き方を自分で決めたい人たちへ
クリエーター情報なし
花風社
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