小田急中心の模型のブログ

Nゲージで私鉄電車を楽しむブログです。
旧小田急中心の模型のページ(2003~2014)の製作記も再掲載しています。

小田急5200形製作記2006年版・・・その2

2011年09月27日 20時14分02秒 | 小田急5200形
***この製作記は2006年5月から2006年8月にかけて、本サイトへアップしたものです。当ブログに移転の上掲載を継続します。なお、完結済み製作記の為今後の新規更新はしません。2011.09.27***

■小田急5200形製作記2006年版その2■

---
2006年7月1日



下地仕上げが済んだので、帯の色となる青を塗装しました。
この青の塗料、いつもとは違う色調にして見ることも考えましたが、
色々考えた結果いつもどおりキット指定カラーのGMの22番を使いました。
なんとか全車塗装し終わったので、今後マスキングを済ませて
アイボリーの塗装をする予定です。

---
2006年7月5日



小田原方先頭車のアイボリー塗装が済みました。

塗装後は前面Hゴムや戸袋窓・ドア窓の断面に黒、サッシに銀などを
それぞれ色差しし、その後予め表面の印刷を削ったアルミ箔素材の
GMステッカーを細切りにしたものでドアレール・靴摺りを再現しました。
両開きドアの合わせ目には専用薄め液で薄めた黒のエナメル塗料を
流し込んで戸当たりゴムを再現しています。

ステッカーはGMの、最近リニューアルされたタイプ(新種別幕各種が
含まれる物)から気に入ったものを選び、貼り付けました。

---
2006年7月10日



先行してアイボリー塗装まで済んだ小田原方先頭車ですが、
その後クリア塗装・屋根塗装が済んだため、窓ガラスの取り付けを
始めました。まずは前面窓からですが、この窓はいつものように
塩ビシートを開口部の大きさぴったりに切り出してはめ込み窓とします。
ただし、今回は使用するシートを、いつもの薄いタイプ(多くのエコノミー
キットに含まれている細長いタイプ)から厚いタイプ(小田急5000形
キット付属のサッシ印刷窓余白から)に変更する事にしました。

画像は助手席側窓のみにガラスが入って、ほかは未取り付けの
状態です。以下、ガラス取り付けと仕上げのようすを順番に
ご紹介させていただきます。




窓ガラスは前述の通り5000形キット付属のサッシ印刷窓余白から
車体側の窓の開口部の大きさに合わせて切り出しますが、かなり
細かい工作となる為、寸法が大きすぎたり小さすぎたりと失敗が多く、
何度も作り直す羽目になりました。

カッターの刃の向きなどにも気を配ると、よりすっきりした仕上がりが
得られるようです。断面をある程度仕上げたら、このように適当な
棒状の物に適量の合成ゴム系接着剤をとり、それを糸状に伸ばして
ガラス断面につけていきます。最強に細かい作業でとても疲れますが、
両前面合わせても合計6枚なので、気力で乗り切ります。




ガラス取り付け後の様子。
取り付け自体は丁寧に作業すれば難しいことではなく、ちょちょっと
付けて、最後に窓の周囲から飛び出たり引っ込んだりしていないかを
確認すれば取り付けは終了です。

・・・といつもならここで満足して終わりなのですが、今回のように
Hゴムが黒の車両の場合、こうしてみるとガラスの断面が妙に白っぽい
のが目立ち何だかカッコ悪いです。
そこで、最近はガラスと車体の間にやや薄めにした黒のエナメル系
塗料を面相筆で注意深く塗り込み、ガラス断面の白さが目立たない
ようにしています。かなり細かい作業になりますが、これだけで
だいぶすっきりするのでおすすめです。
取り付け前に予め断面を黒く塗って(この場合太めの油性ペンなんかで
ざっと塗るのが簡単かも?)おいても良さそうですね。




角度が変わってしまってわかりづらいですが、作業後はこんな感じに
なります。だいぶ周囲との一体感が出ます。

注意深く塗っても多少はみ出してしまいますが、エナメル系塗料の場合、
乾燥後に先端をマイナスドライバー状に削った爪楊枝などで軽くこすって
やると、簡単にはみ出た部分を除去できます。




ワイパーや下回りをつけてみた様子。
ワイパーはNゲージの大きさだと大変細かいパーツになりますが、
あるとないではだいぶ雰囲気が違ってくるので、幾つも紛失
しつつも頑張って付けてみました。
運転席側はダブルアームタイプ、助手席側はシングルアームタイプで、
共に銀河モデルのパーツを無塗装で付けてあります。

下回りは撮影用に組んでみただけで、今後本格的な作業に
入る予定です。




上にも書いたとおり、下回りはこれからなのですが、一足先に
こんな画像をアップしてみます。
以前書いたとおり今回は車高を下げてみましたが、更に台車枠も
タヴァサのFS375型台車枠に交換してみることにしました。
現時点では撮影用に仮に取り付けただけなので、今後ちゃんと
加工し次第、レポートページを書いてみたいと思います。




中間車3両(5320、5420、5520)のアイボリー塗装が済みました。
塗料はいつも通りキット指定色のGM21番と22番の組み合わせです。
小田原方先頭車の塗装をした時には書き忘れましたが、今回は帯の
マスキングに、久々にGMの金属箔素材のステッカーを2ミリ幅に切って
使ってみました。
このステッカーを使う方法は、金属箔という素材の関係なのでしょうか、
簡単にキリッと引き締まった塗り分け線が得られる為かなりオススメ
です。
ただ、元々貼ったり剥がしたりという使い方を想定したものではない為、
粘着力がかなり強く、時には塗膜が丸ごともっていかれる事も
あるため、気になる方は予め清潔な板などに一旦貼って、それを剥がす
などして粘着力を弱めておくといいかもしれません。

---
2006年7月31日



一番最初に塗装した小田原方先頭車ですが、
全ての窓ガラスの取り付けを終え、細かな表示類の貼り付けを
始めています。
ガラスはいつもと同じように透明ガラスがタミヤの0.2ミリ透明プラ板、
戸袋窓の薄くブルーがかったガラスにはキット付属のサッシ印刷窓から
切り出したものを使いました。
このガラスに各種表示類を貼っていきますが、幸い最近になって
一層ステッカーが充実してきたので、女性専用車マークは最近
リニューアルされたGMの小田急ステッカーから、ドア注意ステッカーは
CPのFM車用ステッカーから、という具合に難なくクリアできました。

また、車体の仕上げと並行して床下の製作も進めています。
台車・スカートはほぼ仕上げが済み、現在は床下機器を取り付けて
います。実車写真を参考に、手持ち部品から似ているものを選んで
付けていくのですが、流用のきかない機器は軽く加工して作りました。
今後、床下の塗装が済み次第乗務員用ステップなど各種パーツを
付けていく予定ですが、ステップに関しては台車枠にぶつかりそうな
気もするので、どうしようかなという感じです・・・。




前回の更新の時点で5320,5420,5520の中間車3両はアイボリー塗装
まで進んでいましたが、その後5420,5520は色差しを進めて、
クリア塗装後、屋根の灰色を塗りました。
このようにして車体の大まかな塗装は済みましたが、床下に関しては
まだ殆ど手付かずという状況です・・・。

なお、この2両と同時に塗装した5320は、色差しが済み
クリア塗装待ちです。




新宿方先頭車5270とそれに続く中間車5220は、他に比べて
だいぶ作業が遅れていましたが、ようやくアイボリー塗装まで
進みました。今後、タッチアップと色差しを進めていく予定です。

---
2006年8月7日



5420,5520のクーラーの塗装と取り付けが済みました。
全体を屋根と同じ灰色9号(本来なら僅かに色調を変えたいところですが、
手持ちの塗料の関係で一色塗りに・・・)に塗り、その後ルーバーに
黒のエナメル塗料で色差しをしていきました。
ギザギザなモールドのあるルーバーには専用シンナーで薄めた塗料を
少量流し込み、側面のルーバーは面相筆で注意深く色差しした後、
はみ出した部分を爪楊枝やカッターの刃先で削り取りました。
側面のルーバーは大きいほうと小さい方とで僅かに色が違う
(小さい方がやや明るい色?)ようで、この模型でも小さい方の
ルーバーには少し薄めた塗料を塗りましたが、微妙すぎて殆ど
違いがわかりませんね・・・(汗
濃い灰色などを使ったほうが、リアルだったかもしれません。

今後は、避雷器やヒューズボックスといった細々としたパーツを
取り付けていく予定です。




5320,5220,5270の3両も、色差し→クリア塗装と屋根の塗装が済み、
ようやく大まかな塗装が終わりました。
これで、車体に関しては各車両とも最終仕上げを残すのみとなりました。
床下の製作も頑張らないとですね・・・。
あ、言うまでも無いかもしれませんが、クハの先頭台車のカプラーは
当然後で切り取ってTN化します(^^;

---
2006年8月12日



床下機器の取り付けを進めています。
実車写真を参考に、手持ちパーツの中から使えそうなものを
選んで付けていくのですが、適当なものが見つからない機器に
関しては、切り継いだり削ったりと加工して作りました。




ちなみに、今回は車高を下げる為に床板を車体側にめり込ませる
格好となったので、床板の機器取り付け用の窪みにパーツを
そのまま付けると取り付け位置が高すぎてしまいます。
そのため、このように窪みにプラ材を接着して取り付け位置を
下げてあります。

---
2006年8月13日


少し前に台車の加工を済ませておいたので、今日はそれを塗装しました。
プライマー吹き付けの後、GMの灰色9号を塗りました。
途中、うっかりパーツを落っことしてゴミがくっつくとかの
ハプニングもありましたが、幸い簡単に落とす事ができ、
なんとか無事に仕上がりました。




床板と床下機器も台車と一緒に塗りました。
最初は制作費を抑える為に筆塗りの予定でしたが、細かい床下機器を
ゴチャゴチャ取り付けている時、コレをチマチマと筆で塗っていくのは
相当めんどくさそうだなぁと感じまして、結局ちょっと贅沢をして久々に
スプレーでの吹き付け塗装となりました。
今まではGMの黒を使っていましたが、今回はMr.COLORの
艶消し黒にしてみました。

今日はこのほかクーラーも残っていた分を全部塗装しました。
あとはこれのルーバーの色差し・クリア塗装と、ガラス貼り・車体各部の
最終仕上げを済ませれば完成となりそうなので、
次の更新でこの製作記も完結の予定です。

---
2006年8月20日



残っていた作業が全て終わり、ようやく全車完成しました。
窓ガラスはいつものようにタミヤの0.2ミリ透明プラ板、
戸袋窓部分のみ小田急5000形キット付属のサッシ印刷窓から
切り出したものを使いました。
その他、細々とした表示類の貼り付けや色差しを済ませて
完成となりました。

完成した車両を見てみると所々に不満な仕上がりの部分がありますが、
当初予定になかった加工を色々やり、手間と時間をたっぷりかけたので、
ちょっとしたお気に入りとなりました。

この製作記も今日の更新で完結です。
ご覧いただきまして、ありがとうございました。

************************************************

完成した車両は本サイト(http://obakyu.s53.xrea.com/)の展示室にて公開中です。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿