小田急中心の模型のブログ

Nゲージで私鉄電車を楽しむブログです。
旧小田急中心の模型のページ(2003~2014)の製作記も再掲載しています。

二社の8000形を比較しやう。

2011年10月30日 18時32分58秒 | 小田急8000形

すこし間があいたものの、GMとマイクロエースの競作となった8000形。
先日、本サイトにアップする為のページを作っているうちに
表現上の違いが思いのほか多く感じ、同じアングルで撮った写真を
並べて比較してみたら面白いんじゃマイカ~と思い立ちました。
未更新車と更新車の違いがあるし、どっちもウチ仕様の味付け済みなので、
これだけで購入の参考に・・・ってのは厳しいかもしれないけれど、
なんとなーくどういう特徴をもってんのかくらいはわかるかなーと。
ご笑覧くださいまし(・∀・)

※ところどころ上から目線ですが、悪気はありません。おこっちゃやーよ(´・ω・`)



左GM・右マイクロエース。
顔の輪郭はGMのほうがちょっと丸っこいのかな。
てか顔以外も含め、全体的にGMのほうが丸っこく線が細い印象かなという気が。

表情を左右するライトは、製品状態だと微妙なところなんだけど、
いじったらGMのほうに軍配が上がった感。
完璧ではないけど、8000っぽい顔になったと思いません?

方向幕周りは、GMがライトユニットケースへのモールドで表現しているのに対し、
マイクロは前面ガラスに黒印刷を入れてます。
個人的にはGM式が好きですが、斜めから見たときの見栄えはマイクロ
のほうがスッキリしてます(下の画像参照)



上がマイクロ製。
繊細さではGMに一歩譲りますが、全体のカッチリ感・安定感は上を行ってます。

下はGM製。
後述の「先頭部屋根の造形」問題を除けば、やっぱ似てるのはこっちかなぁ。
ただ、製品状態だと全体的に「スカスカ」感が漂うのと、
オデコとかに塗りがやや浅い部分があるのは残念('A`)



上がマイクロ製。
客窓サッシの凸モールド表現は不可解ですが、
ドア窓の雰囲気とかは見事です。買ったとき、おー確かに8000形のドアだ!って思った。
あとは、乗務員扉の上あたりの造形がちゃんとしてるのがナイス。
画像をよーーーく見るとわかりますが、実車同様、ほんのわずかに傾斜してるんですね。
GMのが出た後随分実車を凝視しましたが、どうやら完璧に真っ直ぐではなく
こんな按配に見えます。
ただ、雨樋だけ真っ直ぐなのはこれでいいのかわかんない。
傾斜自体の有無含めあくまでも目視ベースでの話になりますが、
実車は雨樋もろともちょーーーゆるーーーーくカーブして見えるような?
このへん詳しい人がいたら是非お話をききたいです(・o・)

下はGM製。
やっぱ傾斜は強過ぎに見えるなあ・・・。
むかーしの保育社の本に載ってた形式図がこんな風だったのを思い出す。
この一点を除けば、あとは手を掛けさえすれば何とかなる事ばかりなだけに本当に惜しい。
完璧な8000形までもう一歩だったのですが・・・(;ω;)



上がマイクロ製。
戸袋窓のブルーは製品状態で着色されてます。
どうやらここだけ塗装してる風?手が込んでます。

台車も、一見GMと似ている(プロトタイプが一緒なんだから当然だけど)ようで、
実はボルスターアンカーの出っ張り具合がよりホンモノに近くなってる。
長年GMの小田急FSを見慣れた目には、却って不思議に映りもしますが、
上から見たときなんかは確かにリアルです。

下はGM製。
製品状態だと全ての窓が、ドア窓くらいの限りなく透明に近いグリーンをしてます。
クロポの1000形ワイドドア車みたいに、全体がドギツイ成型色になるよりは
良いですが、やはり客窓だけでもこんな感じで手を入れたほうが更新車らしく見えると思います。
背景が白だとこれもドギツくみえますが、そのへんに置くとそれっぽいはずですよ(言葉がすげー適当w)

台車は昔からある小田急FSを集電対応にしたもののようですが、
元々やたら出来の良い台車だったこともあり、
最新クオリティのボディと違和感なく釣り合っています。



全体像。
上がマイクロ製。全体の安定感はこっちに軍配が上がります。
下周りまで含めてとてもバランス良く見えます。

下はGM製。あまり端っこには乗りたくないなと思う外観です。
車体自体の長さはマイクロのとほぼ同じかコンマ数ミリ長いかなーくらいなので、
単純に台車が内寄りすぎるんだと思う。ボルスターアンカーの位置を見てもそんな感じ。
なので、床板を切り継ぐとかすれば修正可能ですが、これは結局そのままです。
タミヤセメントが効かないので、切った貼ったが非常にやりにくいなーと。
ライトを光らせることにこだわらなければ、スチロール製の床板を
新調して、台車をビス止めできるようにいじるのも一つの手かもしれない。。


左がGM、右がマイクロ。
小田原向きかつ配管無しの妻面です。これは新宿方クハ。
この向きの妻面はどっちも正しいステップ配置をしてます。
かなり作風の違いが出てますね。ディテールに関してはここもGMのほうが良く出来てる。
綺麗に色差しできれば非常に見栄えがするのでしょうが、繊細さゆえにそれが中々難しい。
これはあんまり綺麗に塗れていません。


左がGM、右がマイクロ。
配管付き妻面です。
配管に関してはどっちも細かく表現していますが、GMのは極限レベルの細かさです。
画像はあんまピントが合ってなくてわかりづらいですが、
配管止めのバンドに付くボルトまでモールドしてます。


左がGM、右がマイクロ。
新宿向きの妻面です。
ステップ配置はGMのほうが正しいです。
ほんとこのへんのディテールは観察・成型ともにハイレベルです。
なんだけど、何故か妻窓ガラスは裏当て式(´Д`;)
幸いボナからガラスが出てるので、ちゃんと手を掛けてあげるとディテールが引き立ちます。



上がマイクロ製。
私の仕上げが良くなくてあれですが、手を掛けてトミーのパンタを
載せたので、最低限のカッコはついてます。元のパンタは捩れてました。
ヒューズ周りは手を入れてますが、避雷器は形がよいので製品のものを塗って
使ってあります。

下はGM製。
製品が出たのも味付けもマイクロのよりだいぶ後なので、幾分有利っちゃ有利かも。
ヒューズに引き込む部分の配管は好みが分かれそうな処理方法ですが、
個人的には結構好き。ちなみにマイクロはヒューズ箱と一体でこの部分の配管を
成型してました(上の画像のは別なものに交換済みですが)
GMのほうのパンタは製品純正のものを使ってありますが、ホンモノと
同じ形にしようとすると一本足になってしまうのが難点。
上昇姿勢もトミーに比べるとややゴツい・・・。
てかパンタに関してはトミーが無敵すぎる。価格も少し安くなかったっけ?
でも、のっけかえるとなるとパンタ台の移設が必要なので、10連とかになるとちと面倒。


・・こんなとこかな?
床下機器とかは明らかにプロトタイプからして違うので割愛しました。
なんかの参考にしていただければサイワイでござーますーー^^
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