食道楽は国境をこえて。

フランス・パリでの生活
おいしいものと、楽しいことに囲まれて…

Spectacle 野外演劇

2013年09月20日 | お楽しみ・イベント
フランスの真ん中に、

世界一のスペクタクル(舞台)があると聞いてやってきた。







観客1万4千人

野外のステージ。

開演前には、満席ぎゅうぎゅう






どうやって、これだけ大きなステージを使うのかな?



なんて思いながら。




待つこと、

待つこと…、



だってね、

“開演時間:日没後”

なのよ



それにしても、

パンフレットに、“演者:1000人”って

どういう事???



なんておしゃべりしながら待っていたら



始まったー




皆さん、見たことあります

20頭の騎馬隊が駆け抜ける舞台を

湖の上を駆け巡る馬たちを

そこで舞うダンサーたちを





圧巻

の、一言



ここね、

古いお城をそのまま利用した自然公園型のテーマパーク。



30年前からこの舞台を始めて。

少しずつ、大きな規模になって。



驚いた事に、

会場整理の方たち、

みんな、ボランティア

老後の楽しみに、地域貢献のためにいらっしゃる方や、終わった後の1杯 をみんなと楽しみたくて続けていらっしゃる方や。


そして、

演者さんたちも

演者さんたちは、子供から若い大人たち。

趣味で演劇(ショー?)を楽しんでいる



中には、乗馬を習いたいけれど、親が反対していたり、金銭的に難しいと言われた子供たちが、

“ショーの練習してくる”

なんて言って、騎馬隊担当になったり



子供たちなんて、8歳位からいるんだからビックリ

さっきも書いたけれど、開演時間、日没後、日本と違って、この時期のフランスは22時過ぎに暗くなるから、終了時間は深夜12時





これは、日本では出来ないね





光と、音と、映像と。

最後には花火もあって。

こんな演劇があるんだー


ストーリーは子供向けなので、期待はしない方が良いけれど。

でも、この迫力は、見る価値あり


良い体験が出来たなぁ

PIERRE HERME PARIS ピエール・エルメ・パリ

2013年09月19日 | お菓子屋さん
実はワタクシ、ここ数日、仕事をしておりませんで。




仕事が無いわけでも、いきなり辞めちゃった訳でもなく。

ちょっと、仕事をし過ぎて、“勤務時間超過”になってしまって。





日本なら、残業手当が付くか、サービス残業にしちゃったりで片付くんだけれど。

まぁ、フランスも基本、そんな感じなんだけれど。




“残業代払いたくないから、仕事しないで”

なんて事になりまして




いえね、フランスって、日本より“労働基準法を守らなければいけない感”が強くて。

(いや、日本もフランスも、法律なんだから守らなくちゃいけないんだけど)



でも、私の職種でサービス残業しない人って、日本だと全体の20%いるかいないか、だと思う

フランスでも、半分は、そんな感じ。



ただ、今年、ウチの労働働組合が、

『自分たちは仕事し過ぎだ 

なんて社長さんたちに直訴。

その後、いろいろあって、

『じゃあ、残業代払うから、タイムカード作って

なんて事になって。





1ヵ月後、従業員のタイムカードをチェックした社長さん、

…、

『仕事し過ぎだー

って、なったワケ。



まぁ、部署にもよるんだけれど。

そんなワケで、時間が有り余っていた私。



『もっと、ケーキ買って来るんだと思ってた

と、言ったのはスーさん。



『あぁ、仕事もしないで、散在ばかりするのもどうかと思って、我慢してるんだ

なんて答えると、

(それでも、“0”ってワケじゃなく…)

((仕事しないからって、お給料が減るわけでもない。

もともと、超過分を減らすのが目的なだけだから))

『いいよ。

買ってきなよ

なんて言うので、早速、ケーキを買ってくると、

『今度はもうちょっと、高級な所で買ってきてね

って、自分が食べたかっただけじゃない



ま、

良いんですけどね




そんな、どうでもいい前置きは置いといて。

お言葉に甘えて、



PIERRE HERME PARIS ピエール・エルメ・パリさん





なんか、すっごくお久しぶり





最近の、パリのお高めなパティスリーって、積み木遊びが出来ちゃうほど、小さな箱に小分けして入れてくれる




王道、



2000 feuille ドゥーミル・フイユ

ミルフィーユは、“1000枚の葉っぱ”が、直訳。

エルメさんのミルフィーユは、“そんじょそこいらの1000枚の葉っぱには負けませんよ”っていう意味(私の独訳)=“たくさん積み重ねた”っていうシャレで、“2000枚”の葉っぱ





Sensation サンサーション。

今回、スーさんの一番のお気に入り

軽くておいし~





Tarte Garance 深紅色のタルト。

もう、イチジクの季節だねぇ

でも、シナモンの香りが私達には強過ぎて



最後は、



Moca Cafe モカ・カフェ。

本当は、もっと長い名前が付いてたんだけれどね



今回、コーヒーフェアだったのかな?

新商品のコーヒー味が6種類、ズラッと並んでいた。

コーヒー味のケーキが嫌いなスーさんのために、“1つしか”選ばなかった



それにしても、スーさん

本人が嫌いな材料のケーキほど、“おいしく仕上げる” というなぞの特技の持ち主

先週試食したケーキ4つも、

“これはっ

って、特出しておいしいものほど“そういうのが材料”

天才なのか、奇妙なのか…



そして、

ピエール・エルメさんでの、私のお気に入り



クグロフ





クイニー・アマンも。

2つとも、最後の1つだったので



やっぱり、安定したおいしさがあるね、エルメさん

次のフェアは何かなー?

L'arc-en ciel 虹

2013年09月18日 | ちょっとした事・話
今日の最高気温、16℃。

夕方、手袋しようか迷いながら郵便屋さんに行ってきたら、



虹だー 




パリはねぇ、

“狐の嫁入り”が、よくある。




晴れているのに、雨が降る。




今日は、空が、きっぱり、“晴れ”と、“雨雲”に分かれて

私の目の前には、雨雲



でも、



こんなにキレイな虹を見る事が出来るなら、雨も良いな




しかもね、ここから少し歩いたら、虹が2重で登場 




残念ながら、外側はすぐに消えちゃって、写真を撮る事が出来なかったんだけれど

何十年振りかなぁ、こんな空



これなら、雨が降るのも、楽しいかな。

でも、毎日降るのは、いい加減止めてホシイ。。。

NARITAKE ナリタケ

2013年09月17日 | 外食 レストランとか
ある日突然、




『ラーメンが食べたい

と、言い始めたスーさん。



スーさんの同僚が、おいしいラーメン屋さんで幸せを感じたとかで。




前にも書いたかもしれないけれど。

“パリで一番おいしい”というラーメン屋さんは、不味かった



パリでおいしいラーメン屋さんといえば、

“なりたけ”さんでしょう

開店前から、行列のできるラーメン屋さん。




どんなものかと、開店時間直後に到着したら、

18人待ち

( ↑ 数えた。

スーさんがね…)



待っている間にメニューを選び。

あ、ここ、こってり具合が自分で選べるそうで。

初めてだから、“普通”で。




で、




みそチャーチュー

スーさんは、しょうゆチャーシュー。

見た目はあんまり変わらない



そして、



餃子とチャーシュー丼

そして、パリの和食屋さんでお馴染み、ポッカのウーロン茶。

あ、チャーシュー麺には卵のトッピング



まさにフルコース



残念ながら、餃子はイマイチだったけれど。

ラーメンもチャーシュー丼も激ウマ



なんでもっと早く来なかったんだろう

毎回、前を通るも、あの行列を前にすると、ねぇ




『こんなにおいしかったら、ちょくちょく来たいね

と、スーさん。

『でも、頼みすぎたね…』



ええ、

このこってり具合に、このフルコースは、さすがの私たちでもギブアップ

スープまで全部飲んじゃうスーさんが、丼モノ、少し残しちゃったもんね。

次回は餃子抜き、どんぶりは2人で1つでも良いかもね



それにしても。

ラーメン屋さんで、2人でぴったり50ユーロ(約5000円)

金額については、特に言わないスーさんだけれど。

『ちょっとびっくりしたね

と。




まぁ、フルコースだからねぇ。



悔いはないし、また来たい

Boisson 飲み物

2013年09月16日 | お気に入り
私くらいの年代だと、

“コーラは体に悪い”

なんて、小さい頃に言われて。

炭酸飲料を飲むのに、罪悪感を覚える人もいるんじゃないかと思う。




私がそうなんだけれど。



今でも、シュエップス(フランスのトニックウォーターみたいな炭酸飲料)やオランジーナ(ファンタオレンジみたいなの)を飲むのは、“時々”を心がけている。



だけど





これだけは、ほぼ、毎日飲んじゃう、



スターバックスカフェの、フラペチーノ



もうね、どっちが体に良いとか、悪いとかじゃない

気分の問題なんだろうなぁ



って、

毎回、一番大きなサイズを頼んでいるあたり、

本当は、体のコトなんて気にしていないんじゃなかろうか

Patisserie ciel パティスリー・シエル 2

2013年09月15日 | お菓子屋さん
そんなワケで、後編。




スーさんが甘い匂いを嗅ぎつけたその週末、

再び行って来た、La patisserie Cielさん



今回は、スーさんと一緒。

『また、帰ってきてなくなってたらヤだ

って、信用無くなっちゃって



せっかくなので、今度は、



店内でイートイン

ここね、サロン・ド・テもある






ゆず味を選んだスーさんに、




抹茶味の私。



飲み物は、ゆず&抹茶の冷たいドリンク。

さっぱりしていて、おいしい

もう少し、ゆずが効いていても良いけど。




白を基調とした、落ち着いた店内。

良いなぁ、こういう雰囲気



毎回思うけれど。

こういうお店が、家の近所にあれば良いのに



パリのはじっこに住んでいたら、何もないのは当然だけどね



契約更新まで、あと1年半かぁ。

まぁ、悪い所じゃないんだけどね。




今のところ、

私の一番のお気に入りは木苺風味



でもね、どれもおいしい



次は、チョコとプラリネを試してみないと



あ、新商品(新しいお味)の購入者投票もやってる。

次は、どんなお味が出るのかも楽しみ

Patisserie ciel パティスリー・シエル

2013年09月14日 | お菓子屋さん
新しく出来たパティスリー、



La patisserie Cielさん




ここ、実はシフォンケーキの専門店



もともと、アメリカで生まれたシフォンケーキ。

完成された当初は、あまりの素晴らしさにトップシークレットとして隠されていたレシピ。

それだけ、あのやわらかな、シフォンのようなスポンジ生地はたくさんの人を魅了して




だけど。

そんなシフォンケーキは、フランスには伝わってこなかった。

知っているのは、アメリカか、日本滞在経験のあるパティシエさんのみ

(“ほぼ”ね)



シフォンケーキの誕生から、もうすぐ100年経とうとしている今年、

パリに、

日本人の手によって広まろうとしている




で、肝心のシフォンケーキたちは




かわいー



私が選んだのは、





バニラ&キャラメル味と、




木苺味



大、中、小とあるサイズ。

小でも、欲張りなフランス人にも受け入れられるような大きさ。



でも、

食べてみると、とっても軽~い



実はね、

私、2つ買ってきて。

スーさんと半分こしようと思っていたんだけれど。



あまりのおいしそうな姿に、1つだけ、先にパクリ



そしたら、

おいしくて、

軽くて、



2つとも、全部食べちゃった

もうね、ホント、あっという間



結構暑い日でね

それでも、これだけフワフワで軽いとペロッといけちゃうね~



まぁ、スーさんには、次回買ってきた時に食べさせてあげれば良いかと




なんて思っていたんだけれど。




実はこのシフォンケーキの入っていた箱、



こんな、かわいい、オリジナルでね




捨てようか迷って、取って置いたら、

スーさん、

匂いを嗅いでいた




で、

当然、

『甘い香りがする。

何が入っていたの

と、聞いてくるわけで…



ま、隠すわけにもいかないので、写真をみせましたサ




『ずるいー




ってなワケで、後編へ続く。。。


Gateaux お菓子たち

2013年09月13日 | ちょっとした事・話
私、パティスリーでお菓子も買うけれど

スーパーでもお菓子を買う




と、いうか、

パティスリーに買いにいく時間は、意外と少ないので。

食べたい時に甘いものがないなんて耐えられないしね



でね、

よく、チョコが入ったのを買うんだけれど。



夏の暑い時期は、

溶けるとける



冷蔵庫が、一気に満タンになった瞬間だった

先週、一気に涼しくなったから、チョコにはありがたいが、私が風邪をひきそう






Bonne mamanシリーズ、ストック率高し



そういえば、

日本に帰る時に、お土産、たくさん買ったんだけれど。

スーツケースに入りきらなくて、フランスに残してきた物もあり

現在、少しずつ消化中。





これは、ハーゲンダッツのバニラを買って、それに添えようとしていた薄いクッキー。

着々、消化中





あ、昨日書いた、レストラン・ソラさんの記事。

自分で書いていて、何か違和感を感じていた。




そっかぁ、今分かった。

といっても、ちょうど読んでいた本(食には関係ないけれど)の考え方から何だけけれど。

こういうスタイルなんだから、“フランス料理”を楽しむんじゃなくて。

自分のスタイルで楽しめばよかったんだ。



後悔。

Restaurant sola レストラン・ソラ

2013年09月12日 | 外食 レストランとか
やっと、予約の取れたレストラン、



Restaurant sola レストラン・ソラさん



基本、日曜日しか休みのないスーさん。

日曜日は、ほとんどのレストランが定休日 なパリ

なかなか、思うように行きたいレストランに行けない

しかも、今、話題のレストランなら尚更



で、バカンス明け、みんなが気を抜いている今なら

と、試してみたら、お見事

スーさんも、仕事を早く切り上げて参加






もともと、ワインカーブだった地下。

ソラさんが入る前は、普通にいすとテーブルがあった普通のレストラン。

そこを、こんな風に掘りごたつ風(コタツは無し)に、改装。



予め、私のアレルギーは伝えてあったので、確認されて。



おおっと

食前酒も頼まないうちから、アミューズ・ブーシュが登場。

フォア・グラのサンドイッチ。



あわてて、食前酒をお願いする。

私は、微発泡の日本酒

ここ、系列に日本酒バーもあって、日本酒も結構飲める





2つめの前菜、マス

おいしい。

が、量が少ない

2口で終了。





トマトとイベリコ豚。

本当は、オマール海老なんだけれど。

私がアレルギーの為、イベリコ豚に変わっていた。

が、しかし。

この“私用”、はじめ、スーさんにサービスされた





セップ茸

もう、秋 だねぇ



塩味、薄過ぎ

きのこの塩加減は大変だねぇ。



このセップ茸、ちょっと、スーさんのアレルギーなモノが入っていて。

事前にお伝えしていたのに、普通に出てきた

スーさんのアレルギーは、私みたいにひどくないので。

そして、取り除ける付け合せだったので、除いて完食。

しかし、忘れられちゃうのは、少し悲しい。





白身魚は、鯵。

シンプルで、ちょうど良い火加減

これが、今回1番好きだったかな。





2皿めのお魚。

すーさんは、貝のムースがかかっていたけれど。

私には、燻製バターのソース。

おもしろい





お肉。

最初の感想、

『小っさ 



全体的にそうなんだけれど。

味わう前に無くなっちゃうんだよね

私は、食事に来たのであって、味見をしに来たわけではないので



こちらのHPを拝見して、100ユーロ以下で、9皿構成って、どれだけパフォーマンスが良いのか

と、思ったけれど。

ウワサには、

『小さいポーションで出てくるよ』

って、聞いていたけれど。

まさか、

ここまで物足りなさが出てくるとは…。



私、家を出る前に、ポテトチップスの小さい袋1つ食べてきたのに、

家に帰ってから、マドレーヌ2つ食べちゃったよ

(ポテトチップ2袋めは我慢した)



飲み物を選ぶのも、

ここはおまかせコース1本だから、次に何が出てくるのか分からない。

なので、

『この後のお皿に合わせられるのか、お勧めはありますか?』

って聞いたのに、

『この中から選んでください』

って、グラスワインのメニューを出された。

これでは、何を選んだら良いのやら



別な方がいらっしゃって、お勧めしてくださったのは、

その後に来た料理2皿、どっちにも合わず

不完全燃焼。



チーズは無くって、デザートに。

チーズ、勝手にあるものだと思い込んでいて

パン、そのまま片付けられちゃった

食べとけば良かったか…。






最初のデザート。

カンパリや柑橘、シンプルに見えるのに、意外といろいろ入っている。

お口の中がサッパリ



2つめのデザートは、



“和”だねぇ、完全に。






あ、



食後の飲み物のお供。

白い、四角いのが、もこもこ、おいしい



おいしかったり、

おもしろかったり。



1つひとつのお皿の盛り付けは、アートだ 




食後は、



そば茶

ハーブティーが無く、日本茶がいろいろ揃っているという事は、

デザートもそうだけれど、そういうアプローチなんだろうね。

店内は、フランス人のお客様がほとんど。

日本料理でもない、フランス料理でもない、

“このシェフの料理”と、アプローチ。




そっかぁ、今分かった。

といっても、ちょうど読んでいた本(食には関係ないけれど)の発想から何だけけれど

こういうスタイルなんだから、“フランス料理”を楽しむんじゃなくて。

自分のスタイルで楽しめばよかったんだ。



せっかく日本酒があるんだから、日本酒との組み合わせを楽しんでみたり、

ゆっくり、料理のヒントを聞いて、お酒を選んだり。





傾向と対策は分かったので

今度は、季節を変えて来てみたいな