食道楽は国境をこえて。

フランス・パリでの生活
おいしいものと、楽しいことに囲まれて…

フランス de クリスマス料理

2013年01月08日 | 食卓
年末のお話・スーさんママ宅のクリスマス




さて。

私たちがスーさんママ宅に着いて最初に見せられたのが



肉の塊

3kgの、いのししの肉




これをねぇ、



特製のソースの中に入れて寝かせる事丸1日。。。





こんな色に

って、これね、赤ワインの色

特製ソースは、赤ワインベースに香草や香味野菜で出来ている

で、オーブンで3時間、じっくりローストして。。。

 


完成写真がなーい



ま、しょうがない



さて、お次は、



ちょっと、リアルな写真でゴメンナサイ

これはね、野ウサギさん



実はスーさん、クリスマスに実家に帰るのは8年ぶり

その8年前に、“野うさぎのロワイヤル”を作ったそうで。

その時は、我が義父の仕留めた野ウサギさんだったそうなんだけれど

今年は、義弟のお手柄

とはいっても、今年の野うさぎの戦績は、我が義父3羽、弟1羽




開いて、骨を全部抜いたお肉に、



自家製ひき肉とフォアグラをたっぷりのせて、





巻いて、縛って、ボンレスハム状に

じっくり火を入れて。。。



…これまた、完成品の写真が無い



あ、完成品の写真といえば、

野うさぎのロワイヤルで余ったひき肉とフォアグラで、



パテを作ったスーさん



あとは、



パンタード=ホロホロ鳥のロースト





これは、野うさぎの煮込み



え?

これを何日で食べたかって???



レストランに行ったり、スーさんママ一族のクリスマスパーティーでは、会場を借りて、食事は仕出し屋さんにお願いしたりしたから。

もうね、昼も夜もごちそう な、3泊4日の滞在だった

おかげで、4kg増量して帰ってきた




あ、



スーさんママの冷蔵庫で見つけた鳥さん。

こういう姿を見ると、改めて、たくさんの生き物達のおかげで、自分が生かされている、と、感じる。

私は、菜食主義者にはならないけれど。

食べ物を粗末にしない、全てに感謝をする事を忘れないでいたい。

Galettes des rois GONTRAN CHERRIER

2013年01月07日 | パン屋さん
さあ

やってきましたこの季節




ガレット・デ・ロワ

フランスの、1月のだけのお楽しみ




パイ生地に閉じ込めた、

アーモンドクリームたっぷりの、

伝統ある、シンプルなお菓子。




さて、今年最初のガレットは、



GONTRAN CHERRIER ゴントラン・シェリエさん

本を出したり、テレビなんかで大活躍の方のお店。









買ったのは、クラシックなアーモンドクリーム。



味はね、普通。

不味くはない。

でも、おいしくも、ない



それより何より、

清潔感が無い



家に帰って、袋から出したガレット。

その表面には、“ゴマ”が3、4粒。

『ガレット作ってる横で、ゴマパンでも作ってたのかね

なんて言いながら切り分けたら



切り口付近に、黒いモノが

何かの焦げが混入していた模様



あ、初フェーブを引き当てたのはスーさん

切った真横じゃなくて、

フェーブだと思って掘り当てたから、確実に混入…。

食べたいワクワク感が一気に



フェーブは、



これ。





これ、




こうなるらしい。



でも、もう買いには来ないだろうな

La viande 肉

2013年01月06日 | 外食 レストランとか
年末の、スーさんの実家の話にまた戻り…




とある、義弟の友人のレストランに行ったお話。




スーさんの地元は、“これ”っていう名産は無い。

しかし、おいしいものを作っている農家さん、生産者さんがたっくさん

これは、パリにいたんじゃ見付ける事は出来ない

テレビにも、雑誌にも載らないおいしいものが、フランスにはまだまだたくさんある




で、

このレストランは、牛肉専門レストラン



生肉、生魚、生卵なんて食べないフランス人。

保守的な田舎なら尚更。



なのに、イチオシ前菜“シェフのサラダ”が、



生肉のサラダ



お~いしー



私はメインに、



アントルコート



スーさんは、



肉厚バーガー

その辺のハンバーガーとは格が違う


義弟は、



コート

この写真では分かりづらいけれど。

肉厚、5cm以上

迫力満点




肉といえば、



赤ワイン

これね、おいしい

ワインの値段と味は比例しないと考える私。

このお安さでコレなら、毎日飲んじゃうだろうなぁ




テクニックを駆使したレストランも素敵だし。

こういう、素材重視のレストランも魅力的



ここのオーナー兼シェフさんは、

『僕は料理人じゃないよ。

どっちかって言ったら、ブーシュリー(街のお肉屋さん)に近い仕事。

で、最後に火を入れるだけ

自分が納得出来る仕事が出来たら、肩書きなんてどうでもいいみたい





テレビや雑誌で、料理&パティシエブームなフランス。

大変な仕事だけに、たくさんの人に興味を持ってもらえるのはうれしい事だけれど。

見た目の華やかさから、もう1歩、踏み込んだ所も、見て欲しいかも。



あー、それにしても、おいしかった

Patinage スケート

2013年01月05日 | ちょっとした事・話
パリのGrand Palais グラン・パレという所で、今日まで開催されていた、“パリの真ん中でスケートしよう”のイベント。

(注:命名は私)






こんなステキな建物の中でスケートが出来るなんて

と、期間中、どんなに忙しくても、絶対行こうと思っていたんだけれど。




もうね、すっごい行列

昼も、夜は23時を過ぎてもすごい人

っていうか、いったい、何時までやっているんだ



っていう訳で、写真を撮って帰ってきた

Chasse 狩り

2013年01月04日 | お楽しみ・イベント
私がスーさんの実家に行くのは、ほとんどが夏だった。

日本にいた頃は、夏季休暇でしか行けなかったからね。




フランスに来てからも、そう頻繁には行けないし、冬は、仕事が忙しくてねぇ。。。

去年は1年間で過去最高の4回の帰省



で、クリスマス帰省は、

ずっと楽しみにしていた、



我が義父のChasse 狩りのお供

我が義父&義弟が狩りを嗜む。





あれ?



ウサギの足アト???

って、私がワクワクすると、

『イヤ、犬じゃないかい

と、我が義父

…なんて素人な…



なんてのんびりしていたら

パァーン 

と、銃声が



ええ。



早速1羽仕留めてしまった我が義父

(ちなみに、この白黒わんこは、この日1日中遊んでいたな)




そんなに簡単に



しかし、

その後、1時間半歩き続けるも、うさぴょんの姿を見つける事は無く…。



しかし



茶ブチわんこの、この体勢は、獲物と対峙しているしている瞬間。

ピクリとも動かず

ピン、と、張り詰める空気



2羽目を仕留めた所で、タイムアウト。

お昼の時間だから帰る事に。





寒くなく、雨も降らず、絶好の狩り日和だったなぁ



って、この写真を撮った直後、

『どうらく人よ

ハヤク来てー

と、私を呼ぶ義弟。

早くって言うから走って行ったら、

いきなり、義弟の足元から、うさぎがぴょ~んと

そして、ひたすら走る



義弟、さらっとライフルを構え、ゲット



どうやら、さっき撮ったただの原っぱに、

うさぴょんはベッドを作り、眠りこけていたらしい。

それを見つけた義弟。

寝ているうさぴょんを私に見せようとしてくれたそうで。



『どうだ、写真は撮れたか?』

なんて、我が義父に聞かれたけれど。

『あんなに素早く動かれたらムリです

と、答える私。

私は、風景とか、食べ物とか、動かない物を撮るのが好き



そんなワケで、



3羽、大切に頂きます

Les Vins ワインたち

2013年01月03日 | 飲み物
フランスならではの社会保障制度? のひとつ

“ワイン、安く買えちゃいます” 




私の職場では、クリスマス前に申し込み用紙が配られて。






赤ワイン





白ワイン。





あま~い、デザートワイン



そして、



パーティー用マグナム

クリスマス&新年用に購入した




星の数ほどあるワインの銘柄の中から、自分で選ぶのは大変だけれど

ステキソムリエさんがチョイスしてくれたワインの中から選べば良いので楽チン



で、スーさんの実家に重いワインたちを無事に運んだら

クリスマスプレゼントにワインをもらって帰ってきた、という

Patrick Roger パトリック・ロジェ

2013年01月02日 | お菓子屋さん
さらっと、通常更新に戻ります




“来年の事を言うと、鬼が笑う”

なんて言うけれど

去年の事を話題にすると、ここにいらして下さる方達が笑う




でも、いいんだ。

書いちゃうんだ、年が明けようが、去年の事




昨日も書いたけれど。

2012年のクリスマス、初めてスーさんの実家でクリスマスを過ごす事が出来て。

クリスマス=プレゼント

みんなの分のプレゼントを探して、パリ市内を縦横無尽に駆け抜けた



スーさんのおじいちゃま、パピーちゃんは、私に匹敵するくらいの食いしん坊

で、フランス一おいしいチョコ、と、私が思っているパトリック・ロジェさんのチョコを買いに



実は私、去年、パリ近郊にある、ロジェさんのアトリエにお邪魔していて。

その時、

『これ、今年のショーウィンドーに飾るサンタさん』

と、見せて頂いた、チョコの板があって。

この板の、どこがサンタさん? なんて思っていたんだけれど。





こうなった

(あ、右側のコトね。

念のため)

サンタさんの帽子 だったのかぁ



あ、

サンタさんといえば、



パート・ダマンド(アーモンドペースト)のサンタさんがたっくさん





クリスマスツリーも、こう並ぶと幻想的



パピーちゃんのおかげで、ロジェさんのステキな世界を見る事が出来た





あ、プレゼントのチョコはどうなったかって?

実はね、クリスマスパーティーの前日、パピーちゃんのおうちに、スーさんと顔を出しに行って、3人でお茶を楽しんでいたら

『いや~、最近、医者に止められて、チョコレートが食べられなくなっちゃってね…。

このチョコレート、持って帰ってよ』

なんて、チョコレートの箱を渡されてしまって




なんですとー

って、心の中で叫んでいた私とスーさん

急遽、予備で買っていたおいしいパネトーネ(ドライフルーツたっぷりのイタリアのブリオッシュ・ノエル仕様)をプレゼントする事に…。

みんなで食べようと思って買ったパネトーネだから750gの大きさ

パーティーで、みんなで食べる事にして、切り分けたパネトーネを配ってまわるパピーちゃんの楽しそうな笑顔を見たら、

こうなって良かったな、って思った