食道楽は国境をこえて。

フランス・パリでの生活
おいしいものと、楽しいことに囲まれて…

日本帰国 15 東京・GINZA L'crin 銀座レカン

2014年09月30日 | 日本にて
私の中で、日本の老舗のフランス料理店といえば

私が(お会いした事も無いのに)尊敬させて頂いているパティシエさん、ヤナギタダシシェフがいらっしゃった、レストラン・クレッセントさん、

先日記事にも書いた、アピシウスさん、

そして、



銀座 レカンさん




もちろんね、

フランス料理店の先駆けといえば、

帝国ホテルさんとか、

横浜ニューグランドホテルのサリーワイルシェフとか、

ホテルオークラさんとか、、、



そう。

以前は、フランス料理はホテルの専売特許だった。

戦後、“フランス料理店”が出来始める。

銀座レカンさんの歴史と凄さは、歴代のシェフ、そして、マネージャーさん、ソムリエさんを見るとよく分かる。



そんな銀座レカンさんに、お久しぶりの訪問

最後にうかがったのは、フランスに引っ越す前だったもんなぁ。





コッテコテの、フランス料理の内装、テーブルウェア

軽くて、スタイリッシュなレストランが増えている中、

こういうレストランも、無くならないで欲しいなぁ





アミューズ・ブーシュ、先付け。




2口、3口サイズなのに、完成度の高いお味










夏野菜な、前菜。

夏は、お野菜がおいしい





フォアグラ

口の中に広がるおいしさ、永遠に続いて欲しい



メインの仔羊は、



テーブルの前で、骨を外して頂く。


で、



 おいしい。。。


あ、



久しぶりに見た、ランス・ドワ。

指先を洗うボール。



デザートは、





クレープシュゼットー 

老舗フランス料理店ならでは






これが、たまらなくおいしい



さらに、





ワゴンデザート


残念ながら、この日も、この後パティスリーに行く予定があったので、



選んだのは、この2つだけ

だって、その後、晩ご飯も食べなくちゃいけないわけで

後ろ髪引かれるとは、正にこの事





コーヒーのお供には、




こちらのレストランの“rcrin”は、フランス語で“宝石箱”の事。

宝石箱に収められた子菓子たち




ほんの少しだけ、頂いた



ちなみに、日本で“l'ecrin レカン”と発音されているけれど。

スーさんには通じない

“R”の発音て、日本人には難しい。



今回の旅行で、絶対行きたいレストラン第1位に指定したのが、このレカンさん。

実は、この銀座の真ん中(銀座4丁目)、三越デパートの目の前にある、レカンさんが入っているミキモトビルが全面改装される事になって。

40年間、変わらず営業されてきたレカンさんも、新しいビルの完成まで、お休みする事に。

改装工事後は、また、ここに戻っていらっしゃるし、ここが休業でも、銀座のどこかで“出張レカン”をされる予定との事だけれど。

10代の頃、私が憧れていた“銀座レカン”さんが無くなってしまう前に、どうしても再訪したかった。



これから、フランス料理、本番の秋から冬。

こちらのシェフ、高良シェフの、お肉は本当に最高

以前うかがった時の、サイフォンのきのこのスープも素晴らしかったし。。。

あぁ、また伺いたい




私が生まれる前から、ここにいらっしゃったレカンさん。

新しい銀座レカンさんとの再開を楽しみにしていよう