食道楽は国境をこえて。

フランス・パリでの生活
おいしいものと、楽しいことに囲まれて…

Histoire 歴史

2010年11月14日 | ちょっとした事・話
最近、仕事を再開した私。




仕事を中断したのが4月の半ばで。

日本に帰ったり、結婚式の準備期間のようなもので、忙しかったんだけど

結婚式が終わってからは、何をしたらいいものやら

散歩するのも楽しいんだけど、いつもフラフラしているわけにもいかず



で、スーさんの実家のお隣に住んでいるマダムを思い出した。

4ヶ国語を話す元・教師で、現在80歳を越えるマダムの趣味のひとつが、ご自身のご先祖の家計図を作る事。

最後に伺った時は、

『1600年までさかのぼれたわ

と、見せて頂いた



で、私もそれに習って、って事で、



“フランス中心の食・歴史年表”作成



いや~、おもしろい

食べ物系の事なのに、歴史、政治、文化…

フランスの事を調べ始めたのに、周辺諸国も切り離せず…

フランスが今の形になったのって、ホント、つい最近、みたいな。

100年も経ってない



フランス歴女には、まだまだなれないけど。

(↑歴女って、今年日本に帰ったときに覚えた言葉)

いろんな本を、読めば読むほど、疑問が増えて。

食も、歴史も、奥が深いなぁって実感





まだまだ、完成には程遠い。

(アナログ人間なので、こういうのは常に手書き)

自分がお亡くなりになる前に、完成できるかな


どういう形で完成させるか、思案中


食べる事が好きだけど、こうしてバックグラウンドを知る、というか、“知った上で食べる”っておもしろいと思う



ちなみに、作成する為の資料探しは、



Librairie Gourmand-リブラリー・グルマンさん




“食”専門の本屋さん



日本の本屋さんは、自分で本を探すか、○○っていう本、ありますか?

っていうのが普通だけど。

フランスの本屋さんは、

『こんな感じの本、探してるんだけど』

っていうと、いろいろ提案してくれる

スーさんは、推理系が好きで、そういう小説でもなんでも答えてくれる



で、

『私でも読めそうな歴史の本~、とか、カンタンそうな○○な本~』

なんて、毎回1冊ずつ(なぜなら、1度に買っても読むのに時間がかかるから)

とっても親切に対応して頂いて

おそらく、コチラのお店には、ずっとお世話になると思う


Farci Poitevin ポワトゥー風ファルシ“ふう”

2010年11月14日 | 食卓


今日の晩ご飯、“Farci Poitevin ポワトゥー風ファルシふう”



スーさんの地元付近の郷土料理に、キャベツとオゼイユ(スカンポ)をふんだんに使ったファルシ-詰め物があるんだけど、その応用


ハンバーグのタネみたいなの(ホントはちょっと違うけど…)に、オゼイユをしっかり混ぜて。

茹でたキャベツとタネを交互に重ねて何層にもして。

布にくるんで、糸で縛って、ブイヨンの中でゆっくり、じっくり3時間以上煮込む


以前、スーさんの友人宅で、そこのお母さんが作ってくれたのが、忘れられないくらいおいしかった


今回は、

層にして、オーブン焼き

ブイヨンは、各層のタネに直接かけて、キャベツで覆う、みたいな。



で、



3層のお肉と、4層のキャベツの断面図の完成

(写真が暗くて申し訳ない)



いやぁ、おいしかった

いろんな所の郷土料理をもっと試してみたいなぁ