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食道楽は国境をこえて。

フランス・パリでの生活
おいしいものと、楽しいことに囲まれて…

RESTAURANT IRIE LE JOYEUX  レストラン・イリエ・ル・ジョワイユー

2013年09月04日 | 外食 レストランとか
8月に、オープンしたばかりのレストランに行ってきた。



Restaurant IRIE LE JOYEUX イリエ・ル・ジョワイユーさん



以前、東京の表参道にあった、フランスの3ツ星レストラン、ピエール・ガニェール・ア・東京の日本人シェフをされていた方で。

今回、満を持しての、ご自身の名前を冠するレストラン

レストランの名前、ガニェールシェフが付けて下さったんですって




北海道出身のシェフ。

雪国・北海道をイメージする、真っ白な店内と、雪の表面をイメージした壁。

エントランスには、北海道の白樺の木。



そして、キッチンの白熱した様子が見える窓。



食前酒のお供の、



フィンガーフードを食べながら、メニューを見ると

2つのコース。



モチロン、長い方のコースをチョイス




最初のアミューズ・ブーシュ、



アオリイカときゅうり、パパイヤ。

私はイカがアレルギーなので、少しだけ、別対応。





1つめの前菜は、



冷たいあわび。

これも、ワタクシアレルギーの為、お野菜仕立て。





2つめの前菜は温製。

フォアグラとホタテ。

ホタテもね、アレルギーで…(以下省略)





お魚料理。

同席した他の方たちのお皿は、ムール貝と生ウニだったんだけれど。

アレルギーのある私には、ほうれん草のソース。



ここまでアレルギー素材づくしだと、本当に、シェフはじめ料理人の皆さんに申し訳ないんだけれど

全部のお皿を、ベースを変えずにアレンジして頂けて

即興にも関わらず、1皿1皿がステキにまとまっていて。

シェフの実力を感じる



クラシックなバターなんかを使ったソースではなく。

軽く、お野菜はじめ、素材を活かしたソース。

やさしいお味。




お肉料理は、



カモ。

この、ちょうど良い火の入れ具合

幸せ~




チーズは、



お皿盛り。

こういう、果物と一緒に頂けるのって、私の理想の1つ



1つめのデザート、



キウイのベルベーヌ風味、ヨーグルトとメレンゲ。

お口の中をさっぱりさせてくれて、メインのデザートへの橋渡し



そして、



メインのデザートは、チョコバナナ。




コーヒーと一緒に頂いた、



小菓子



最後まで、シェフワールド

堪能



ル・メルシモン・オカモトさんでの晩餐が最高だったって書いたけれど。

ここは、正反対のお料理。

だからって、ここが下だったとかでは、断じて無くて




こちらでは、フランス料理の進化系を味わう事ができる





それにしても。

一緒に食事をさせて頂いた方たちとのおしゃべりは、最初から最後まで勉強になることばかり

自分が考えもしなかった事を、

私の知らない扉を開けて頂いたようで。




素敵な時間とともに、

一まわり自分の世界を広げて頂けた、貴重な時間を過ごした

Restaurant Remerciment Okamoto ル・メルシモン・オカモト

2013年09月02日 | 外食 レストランとか
大好きなパティスリーの後は、



Restaurant Remerciment Okamoto レストラン・ル・メルシモン・オカモトさん

今回、一番お料理を楽しませて頂いたレストラン






私一人でお邪魔してしまった





ナフキンのたたみ方がオリジナル



最初に出てきたのが、



にんじんのムースと、コンソメのジュレ。



もうね、1品目にしてノックアウト

何年振りだろう、

自家製のコンソメを頂いたのは



コンソメは、フランス料理のスープ(だし汁)の基本。

でも、作るのにとっても時間が掛かるから、簡略化するか、使わないか。

最近のレストランでは、コンソメをひかない所、多いんじゃないかな。




最近、雑誌やなんかで取り上げられるのは、20~30歳代のシェフが多い。

そういう年代がシェフに就く、もしくは独立する歳なんだろうね。



このレストラン・ル・メルシモン・オカモトさんは、その年代の上をいく方。

クラシックなフランス料理を作り続けていらっしゃる。

そこに、一切の妥協なし



シェフ自らが調理場に立つ。

コンソメをひくのもシェフご自身。

時間のかかるコンソメをひく作業、時々、営業時間に掛かってしまう事もある。

手を休める事の出来ない瞬間もある。



そんな時、サービスの方たちは考える。

“お客様の次のお皿をシェフにお願いするか、コンソメを作る手を優先させるか



もともと、家庭料理ではないフランス料理は、王様や貴族のためのもの。

時間も、スタッフも惜しみなく使って作られていたもの。



今、1つのレストランが、時間的、人件的理由で伝統を守りながらクラシックな料理を作り続けることの大変さといったら、結構、想像を超える

ホテルや大企業のバックアップがあれば少しは別かもしれないけれど。

お給料に対する労働とか考えちゃうと…。

うん、

ここで話す事じゃ、ないな。



話が逸れちゃったけれど。

そうやって、妥協無しに、大切にひかれたコンソメのおいしさといったら



なんて感想を話したら。

やっぱり、いらっしゃるんですって、時々。

私みたいな事をいうお客様。

そういう声があるから、止められないんですって。





岩魚と、黄色トマトのガスパチョ仕立て。



あぁ、

コンソメを頂いたときも思ったんだけれど。

体に沁みるんだなぁ~。







これがまた、すごい



シェフのスペシャリテの1つ、ポワロー葱のテリーヌ、地鶏レバーのムースとトリュフのヴィネグレット。

はぁ~、幸せ






なんだろ?

このボケボケ写真は



フォアグラのフランとマッシュルームのカプチーノ仕立て。

フォアグラ大好き、きのこ大々好きな私が、浮かれないわけがないでしょう



それにしても。

しっかりと、バターやクリームを使っているのに、軽い。

これは、“酸味”を熟知されているから。



クラシックを守りつつ、

現代風の味、味覚に合わせる事の出来る腕





アイナメのポワレ、ソース・ロワイヤル。

王道だなぁ





久しぶりに食べたなぁ、仔牛

あ、フランス産の仔牛とか、私がいない内に輸入制限が掛かっていたりもしたとか



こちらのシェフ、北海道の出身だそうで。



北海道のワインとか、





北海道のチーズを用意されている。


今回は、お料理に合わせてワインを選んでいただき、その中に、北海道産の白ワインが。

チーズは、自分で選ぶスタイルだったので、北海道産のものをチョイス。



デザートの前の、小さなデザート、



チコリコーヒーのババロワ。

これ、私のツボ~

シェフのスペシャリテの1つなんですって



で、

メインのデザートは、



桃とバニラー

私にとって、最高の組み合わせの1つ



このね、アイスに刺さっている“桃の皮”が、また、なんとも言えず



デザートには、



フランス、コルシカ島の甘いワインを添えて頂いて






最後の子菓子まで、堪能させて頂いた。



このね、体に沁みるような料理の数々、

本当に、幸せな晩餐だった

Eggs'n Things エッグスンシングス

2013年08月30日 | 外食 レストランとか
昨日の記事を見て、私の事を心配された方もいるかもしれない。



“どうらく人のお昼ご飯、アレで足りたの

って




ええ。

足りましたよ。




だってね、

その日の朝ごはんが、



ここでしたから

Eggs'n Things エッグスンシングスさん

とっても有名な、パンケーキ(ホットケーキ?)のお店




スーさんがいない時じゃないと、行けないお店




何故かというと、



この行列の所為。

スーさん、私に付き合ってくれるけれど、

実は行列大嫌い




9時オープンのエッグスンシングスさん。

9時30頃に着いたら、あの1時間待ちの行列



行列が出来るって事は聞いていたけれど。

“こんなに暑いし、そこまでじゃないでしょう

なんて思っていた私。



忘れてた。

今、夏休みだった

そして、

日本人の、おいしいものへの執着心こだわり



表参道には、行列の出来るパンケーキ屋さんが2、3あるそうなんだけれど。

他のお店の行列具合を見に行く必要は無かった。



だってね、

まわりの、他のお客さんたち(カップルやグループで来ている方たち)が、そっちのお店に偵察に行っているようで。

聞くともなしに、

“どこも1時間くらい待ち”

という報告を聞いてしまった…。



まぁ、

1時間くらい、待ちましょう



なんて思っていたら、意外と、40分も経たないうちに案内して頂けた



でね、

私、パンケーキのお店だと思って来たんだけれど。

メニューには、たくさんの“卵料理”が



ここ、“朝食屋さん”だったのね



まわりの方たち、

卵料理とパンケーキを1つずつ頼んで、シェアしている人が多いみたい。



うん。

私もそうしたい。




だって、

さっきから、

私の横を通り過ぎるパンケーキたちのサイズときたら…



しかし、

スーさんはいない。



とっても魅力的なオムレツたちも食べたいけれど、

朝ごはん、ホテルで食べてきちゃったんだよねぇ…。

しかも、前日に買ったパン・オ・ショコラまでしっかり食べてきちゃってて



仕方なく、

今回は、パンケーキだけを注文。



やってきました



パンケーキ



これね、



クリームが、半端ない



これに、



3種類のソースをかけて食べる

あ、写真の右端のね



私が気に入ったのは、グアバ味

他に、キャラメルと、バニラだったかな?



クリーム、軽くて食べやすい

コレだったら、卵料理も食べられたかもなぁ



と、思いながら食べていたけれど。



やっぱり最後は、



コーヒーでさっぱりさせる必要があった



いやぁ~、

思っていた以上においしかった

並ぶだけはあるね



今度は、あのオムレツも食べたいなぁ

Il CAFE BVLGARI イル・カフェ・ブルガリ

2013年08月29日 | 外食 レストランとか
ちょっと、コバラが空いたので、



Il CAFE BVLGARI イル・カフェ・ブルガリさんへ



ご存知、高級ブランドのブルガリさん、

の、カフェ



チョコが買いたかったんだけれど。

この暑さじゃ、ねぇ




ここが、東京のど真ん中

と、思っちゃう、



表参道の緑の中で



でね、

テラス席もあって、最初、そっちに座ったんだけれど。

“ここはフランスじゃなかった

フランスって、1歩日かげに入ると涼しくなるから、夏でもテラス席ってアリなんだけれど。

日本じゃあ、日かげだろうがお構いなしに暑い




で、

申し訳ないながらも、

店員さんに『やっぱり店内で…』と、お願いし、



メニューを見て注文したら、



『スミマセン、それ、夜のメニューでした

って。

(私がうかがったのは、お昼)

暑いとね、いろいろあるよね



気を取り直して、



このカフェおススメのノンアルコールカクテル



食事の前の一口前菜、



豚のリエット。



暑いと食べたくなる、



さっぱりパスタ





パンもおいしい



でね、



楽しみにして行った、デザート

もものテリーヌと、グレープフルーツのソルベ。



シンプル。

でも、絶妙においしい



あはは。

店員さんとの会話の中からの流れで、



こんなプレートを頂いてしまった

かわいい



こんな風に、ステキなサービスをして頂いて。

また来たくなっちゃうじゃない


Au gout de jours merveille オー・グー・ドゥ・ジュール・メルヴェイユ

2013年08月27日 | 外食 レストランとか
毎年、私が帰った時に集まってくれる友人達との、今年の会食は、



Au gout de jours merveille オー・グー・ドゥ・ジュール・メルヴェイユさんで




このメンバーで集まる時は、どうしても月曜日が多い。

月曜日に空いているレストラン、東京では少なくてねぇ




それでも

私同様、食べる事が好きな仲間たち。

しっかりステキなレストランを見付けて来てくれた






食前酒と一緒に出てきたのは、

塩味のサブレと、小さな塩味のシュー。

『下のゴマは食べないで下さい』

だって。

でも、サブレにくっついてくる(笑)



お昼に行った私たち。

コースは2種類。

どうせならって事で前菜2皿の大きなコースをチョイス。




前菜は、2種から選べる。



私の選んだ最初の前菜。

フォアグラととうもろこしの冷たいスープ。

暑い夏には、こういうのがうれしい




私が選ばなかった方は、



お魚の冷たい前菜



2つめの前菜は、



全員同じものを。

アナゴとフォアグラ。



え?

私?
2つともフォアグラを選びましたけど、何か

どれだけ肉好きかっていう





パン



お魚料理は、



シンプル。

こういう、皮がパリッとしているの、私大好き



お肉料理は、



このレストランのスペシャリテ、子豚



さすが、スペシャリテ~





デザートの前の、小さなデザート。

これがおいしい



で、

私の選んだ、



桃のデザート。

私、桃、大好きでねぇ

この帰省中、いったい、いくつ食べたか





私が選ばなかったデザートも、写真だけ




食後は、



ハーブティー。



お供には、



小さなフィナンシェを頂いて。



1年ぶりの再会と、

とってもおいしいおいしい料理たちで、

楽しい時間はあっというまに終了。



また、来年

JOEL Robuchon レストラン・ジョエル・ロブション

2013年08月25日 | 外食 レストランとか
日本に着いて、真っ先に向かった所。

それは



東京、恵比寿のJOEL Robuchon レストラン・ジョエル・ロブションさん




今回の帰国、一番の目的ともいえる、

どうしてもお会いしたい方がいらっしゃって




3ツ星レストラン、ジョエル・ロブションのプルミエ・メートル・ドテルさん、

マネージャーさんの下で、実際に接客を担当するトップ。

この方が、去年の接客コンクールの世界大会で優勝されて

世界一のサービスマンさんに




フランスに来る前、この方にとってもお世話になっていた私。

本当は、そのコンクールも見に来たかったんだけれど…、

仕事がねぇ



で、

改めて、お祝いの言葉を言いたくて





真っ黒な、気の引き締まるテーブルセッティング



食事の前のアミューズ・ブーシュは、



スイカ


横のレンゲは、



こんなに小さいのに、複雑。

しっかりとした存在感





最初のパン。

パン皿がオリジナル




1品目は、



フォア・グラー





世界一のメートル・ドテルさんから、

『今日のメニューは、肉々しいけど、イイ? 

と、聞かれ。

(私、いろいろアレルギーがあるから、特別メニューになっちゃう事が多い)



『むしろ、ソッチでお願いします

っていう、オーダー



付け合せの、



ブリオッシュがうれしい



フォアグラを食べ終わった所ででた、



パンのワゴンー



好きなだけ、選べる





まずは3つ。

温めたものを持って来て下さる





2品目は、



地鶏。

繊細。

やわらかい



今回、一番感動したのが、



お魚 

ホウボウをバニラの香りに包んで。



お皿が来たとき、

“すっごい、バニラの香り”

って言うのが、最初の感想。



で、

“え?
お魚、大丈夫? 

みたいな。



心配ご無用

ステキ過ぎる組み合わせ



で、



お肉料理は、和牛

久しぶりに食べた、脂身のお肉ー



フランスってね、高級なお肉でも、赤身なの。

日本の和牛のおいしさは、なかなか味わえない



あ、



パンの追加は、コレだけにしておいた。



飛行機降りてすぐじゃあ、さすがの私でもお腹は減らない



そんなワケで、

泣く泣く、チーズは遠慮して、



デザートに。

デザートの前の、小さなデザート



メインのデザートは、



キャラメルとマンゴー



そして、



デザートの後のデザート



食後の飲み物は、



フレッシュハーブティーをお願いして





砂時計が落ちるのを待つ時間が幸せ

(途中で、例のメートルさんに砂時計をひっくり返されて遊ばれた)





食後の、merci(ありがとう)キャンディー。

食べてみたら、ハッカのお味…。

私、ハッカは苦手…



なんと、





お持ち帰りのパンまで頂いて




あぁ、

最高峰のレストランの名前は、伊達じゃあない

幸せで、最高の時間を過ごす事が出来た




レストランという場所。

料理人さんやパティシエさん、ソムリエさんという仕事が注目されてきて。

でも、

一番身近にいるのに、注目されにくい、“サービス”という仕事。

皆さんも、少し、注目してみて下さいね

Itineraires イティネレール

2013年07月30日 | 外食 レストランとか
あれ

コレもブログにアップしてなかったんだ



Itineraires イティネレールさん




ちょっと前に、職場で話題になったお店。

“おいしくてリーズナブルなお店”として




おいしいもの大好きな友人がパリに来たので、一緒に行ってきた






シンプルなテーブルに、八角がちょこん





お食事前に出てきたブリオッシュ。

(どうでもいいけれど、“お食事前”をPCに打って、最初に変換されたのが“汚職自前”って…)



今回は、ア・ラ・カルト(単品)で注文。



最初に出てきたのが、



アミューズ・ブーシュ、先付け。

苦味の利いたシャーベットが印象的。





パンは、通常の半分サイズが、テーブルにドンっと



前菜は、



フォアグラと玉ねぎ。

これがねぇ、もう最高

口に入る前に、ふわっと入ってきた玉ねぎの香りが、もうそれだけで1口、食べた気分になれる位、濃厚で

おいしい





このお皿だけ、3つくらい注文したい





メインディッシュは、小鳩。

これまたおいしい



特に、付け合せのお野菜の存在感の凄いこと

ぷりっぷりしたグリーンピース(さや入り)が気に入った



これね、



山下さんっていう、日本人農家さんのお野菜。



彼、知る人ぞ知る、有名な農家さん

多くの3ツ星レストランから注文を受ける、カリスマ農家さん



彼の経歴もおもしろいし、ご本人もおもしろい。

こういう、表舞台に立たない日本人の皆さんも、フランスには多くいる





デザートは、さっぱりと





食後のコーヒーに、




ちっちゃなお菓子が付いて。



え?

いつもの量より少なくないかって?

(お皿の量が? 写真の量が?)



これがね、一般人の食べる量。

ここ最近の、私のアップしたレストランの記事が異常だったワケで…




おいしかったぁ

このレストラン近辺は、おいしいレストラン激戦区

他にも、行きたい所がたっくさん




イティネレールさんにも、また来たい

Fast-food ファーストフード

2013年07月24日 | 外食 レストランとか
フランスにも、もちろんファーストフード店はある。

ファミレス的なレストランも。




私が行く所といえば、スターバックスのみ。




でもね、

初めて行ってきたファミレス的なレストラン。

“PIZZA PINO ピッツァ・ピノ”




で、食べた、



ハンバーガーの不味かった事といったら…



職場の同僚たちと、休憩時間に食べに来たんだけどねぇ。

“ピザ屋に来て、ハンバーガーを選ぶのが悪い

なんて言われたけれど

これでもいいお値段するのよ

15ユーロくらい(1500円近く)



もう、絶対来ない




あ、



その日、初めて手にした新しい5ユーロ札。

ちょっと、デザインが変わったの。




なので、今は2種類の5ユーロ札が出回っている。

偽札じゃないから安心してね

EPICURE エピキュール その2 ~ホテル・ブリストル~

2013年07月22日 | 外食 レストランとか
ハイ。

そんなワケで、



ホテル・ブリストル



パリで、数少ない、家族経営のホテル。

お部屋をはじめホテル内の装飾は社長の奥様のお見立て。

なので、館内のどこをとっても、映画に出てくるようなかわいらしさ

いやいや、映画がこういうの所を真似ているのかな




かわいい物好きな女性には、受けること間違いなし




で、ロビーを抜けて、一番奥にレストランはある。




『予約していたスーさんです』

と、名乗ると、

『お待ちしておりました。

テラスにお席を用意しておりますが、いかがでしょうか?』




いえね、

この時期の日本では考えられないでしょうが、

テラスでお食事が出来るんですよ



“夏のテラスなんて…”

なんて思われるかもしれないが、

30℃近い快晴のパリでも、日かげに入れば割と涼しい。

こういうホテルには、伝家の宝刀



“パラソル”がある




ゆえに、テラス席は、とっても人気

私の自慢話(笑)を聞いた某上司が、すぐにこのレストランに電話をして、席を取ろうとしたら、

『テラス席は、もっと、だいぶ前にご連絡を頂かないと無理ですよ

と、言われちゃったくらい




さて、



ロゼシャンパン片手にメニューを選ぶ。




今回は、ちょっと手間取った

コースもなかなかだし、

でも、ア・ラ・カルト(単品)でこのレストランのスペシャリテも食べてみたいし




で、悩むこと、悩むこと。。。



結局、



“ア・ラ・カルト+α”に決定




まずは、フィンガー・フード。



ハイ、

出てきちゃいましたよ、かえるさん

私、苦手でねぇ

これだけは、スーさんにお手伝い頂いて





このクグロフ、絶品

スーさんが、

『このクグロフ、早く食べた方がいいよ』

なんていう。

『どうらく人が早く食べないと、無くなっちゃうよ

あぁ、全部食べたいの、我慢してるのね




パン、いろいろあったんだけれど。







結局食べたのはコレだけ。

あと3種類食べきれなかった…。

着ていたワンピースの所為でねぇ




オシャレと大食いは対極のところにある 

っていうか、大食いとガストロノミー(美食)を並べてはいけない






アミューズ・ブーシュ、先付け。

さっぱり、胃の準備運動



+αの1品、その1



フランス産キャビアの塩味タルト



私の選んだ前菜、



スペシャリテのマカロニ、フォアグラ&黒トリュフ



スーさんは、



ガスパチョ風な前菜。



+αその2



メルランなるお魚料理。

ギンコ鱈。




メインディッシュには、



スペシャリテ中のスペシャリテ、柔らか鶏さん



これね、

中に鶏が丸々1羽入っててね、

目の前で3枚おろしに…、

じゃなくて、5部位にカットされる。





そして、



テーブルに




この切り分けてくれるのを“デックパージュ”っていうんだけど。

ムービー撮っていたので、詳細は写真にはございません

それしにても、カットからテーブルまで、わずか3分

プロでございます



お皿にのった所意外は、再度調理場に行き、



2皿目のお皿として、再登場

パリパリの皮、

分かってるね~




今回は、チーズを省略して、






デザートの前の、小さなデザート。

さっぱり、おいし~



スペシャリテなデザートの1つ、



レモン


これね、

真ん中をカットすると、本物のレモンみたいに、房っていうの?

ちゃんと、白い膜でそれが再現されててねぇ



スーさんの選んだイチゴのデザートも、



メルヘン~





イチゴセーキ(?)も付いてきた



欲張りな我ら、




2つ目のデザートー

私の選んだミルクのデザートは、

うん。

ミルク三昧



スーさんは、



チョコ。

これがまた、チョコなのに軽くて幸せになれる



ちなみにコレ、

フタが付いてて。



カカオポット

もうね、どれをとってもかわいくて、2人で乙女のように()騒いでおりました



あ、



イチゴのボールも。



さんざん食べて、



紅茶で、やっと一息。



していたら



食後のお菓子がワゴンで登場





少しだけ頂いた



はぁ~、

満足満腹。



料理だけじゃなく、

私、この日担当して下さったサービスマンさん、大好きになっちゃった



たくさん笑わせて下さったサービスマンさん。

後半、突然、にゅっと顔を出して、

『食事は滞りなく進んでいるかい?

なんて、言ってくる。

また冗談が始まった、と、思って、軽く流していたら、

スーさんが、



バラの花を1本。



どこから出してきたのー

ロマンチストの欠片もないスーさんが(←スーさんに失礼)



ええ。

このサービスマンさんが、スーさんに渡してくれたそうですよ。

( ↑ この辺、素直に言っちゃうところが、ロマンチストじゃないスーさん)



しかもこのバラ、どこかから、引き抜いてきた後が…。

だって、茎の部分にオアシスが付いてた。



多分、



レストランの受付のこの写真の、左真ん中にある花瓶から抜いてきたと思われる




人それぞれ、好みはあるだろうけれど。

このレストラン・エピキュール、

味、雰囲気、サービスともに、大納得の3ツ星

っていうか、ファンになっちゃった

今度は、いつ、来れるかな~



EPICURE エピキュール ~ホテル・ブリストル~

2013年07月21日 | 外食 レストランとか
今年の私の誕生日。




1ヶ月前に、

“スーさん、今年は、ブリストルのレストランに行きたい

というお願いをした私。




ブリストルっていうのは、パリのパラス・ホテル。

そこに、3ツ星レストランがある。




で、誕生日の1週間前、

『予約、大丈夫だった?

と、尋ねたら、





ええ。

忘れていたそうですヨ




まぁね、

スーさん、私以上に仕事漬けの毎日で

っていうか、ほぼ休みなしで働いていて…。



その場でレストランに予約をしたら、

“キャンセル待ち”

まぁ、当然ね



なにせ、ほとんどのレストランが日曜日休み。

3ツ星レストランで、日曜日開いているのは、このホテル・ブリストルのメインダイニング、EPICURE エピキュールさんのみ

希少な、日曜日のグランメゾンのテーブルを、誰もが狙っているわけで



まぁ、そんなワケで、私の誕生日は、ジョルジュ・サンクのメインダイニング(パリで一番豪華なホテルの中にある2ツ星レストラン)になったわけだけれど(その模様は→こちらで)



スーさん、

翌週に

ブリストルも予約してくれてたー



うふふ。

2週続けてバースデーレストラン



『だって、このままにしておいたら、この1年、なんて言われ続けるか

食べ物の恨みは恐ろしいって…コトカシラ




私、そんなに根に持つタイプじゃないんだけどなぁ




『キャンセル待ちになった時の、どうらく人の顔が忘れられなくてねぇ

とは、スーさん。

そんなに悲しい顔してたのか、私。



『っていうか、怒ってた







そんなワケで、

前置きが長くなっちゃったので、お食事の模様は明日に続く




あ、今回、写真が何も無い



それじゃあ、



この写真のどこかに、この、5ツ星ホテル・ブリストルの“主さま”がいらっしゃる

さて、どこでしょう




正解は、






このモコモコネコちゃんでしたー