のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

昆虫食

2023年03月02日 | 日記・エッセイ・コラム

 お天気予報では午後から雪でしたが。朝のうちは雲一つない晴天。10時頃から風が吹いてきて曇り空になり、午後には雪が降りだす予報通りの天候になりました。

 家に戻るなり温泉に駆け込み、いつもより十数分多く湯船で汗を流しました。冷え込んできたら四十肩が痛み出したので、何はともあれお湯で代謝を促す。

 風呂で中学時代の後輩と顔を合わせましたが、こちらも膝の痛みで苦しんでいるようです。還暦ともなればどこかしらガタが来ているものですが、他人事ではなく自分の身の上に降りかかっているのですからたまったもんじゃない。

 昨今、巷で問題になっているコオロギ食の話になったのですが、俺らが食べていたのはイナゴと蜂の子と、テッポウムシ(カミキリムシの幼虫)くらいのもので、珍味として食べていたのであって、いくら山奥だからってそんなもの食わなきゃならないほど生活に困窮していたわけじゃない。SDGsってぇのはオカマのことじゃなくってコオロギ食うことだったんだなぁ。と、娑婆の病巣についての話になりました。

 食糧危機のために昆虫食とか言って、そのコオロギ養殖のえさが大豆やトウモロコシなんだって。それならそのまま大豆やトウモロコシを食料にすればいいじゃないか。やってることが本末転倒。こんなもの、同性愛や性倒錯と同じで個人の趣向でやっている分には目くじら立てないけれど、学校給食に出すなんてことしちゃ「病んでいる」としか言いようがない。薪割して出てきたテッポウムシ喜んで食べている私たちまで白眼視されかねない。

 学生のベンチャー企業が仕掛けたことらしいのですが、SDGsなんて振りかざされると思考停止する人々に寄生したカルトですね。霊験付きの壺売っているのと何が違うんだ?

 「先輩、ザザ虫なんか食ったことあるかい?」お!なつかしいザザ虫。蚕の蛹ですね。繭玉の中に入っている。眉をほぐして生糸を取ると中から出てくるのですが、炒ったり佃煮にして食べたなぁ、子供のころは。あんまりおいしいもんじゃなかったけど、あとは魚釣りの餌だった。

 韓国に行くと道端で天津甘栗のように窯で炒ったザザ虫を売ってたけど、コリアンものなんか危ないので食べなかった。結構若い娘さんなんかが買って食べてましたよ。K-POPの陰にザザ虫あり?

 おめぇさん、昆虫食と馬肉食の文化的背景知っているかね?と、後輩に問うてみました。有名なところでは長野県や熊本など馬肉が食用されている地域には、蜂の子などの昆虫を食べる文化もあり、お諏訪様と物部にゆかりの神社などがある。このあたりを仏教伝来以前の日本文化としてとらえると面白い発見があるかもしれねぇな。

 なんて話題でね。風呂の中が楽しかった。

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