のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

山靴

2009年06月25日 | 日記・エッセイ・コラム

 捻挫した足首が腫れて、歩くのに難儀しました。ガレ場や悪路を歩いてもびくともしない人が、斎場の絨毯の上で怪我をするのですから、歩きなれない場所は要注意です。

090625d   足の負担を軽減するためにイタリアのテクニカのハイキングブーツを履きましたが、ウレタン部分の加水分解を発見しました。

 あまり使わない靴で下駄箱に放り込んでいたこともありましたが、ソールと靴本体のショックアブソーバーになっているウレタン部分がボロボロ破れていました。

 高温多湿の日本ではウレタンが数年で加水分解することが問題になり始めましたが、近代的なアウトドアシューズが登場して普及して、ウレタン部分が壊れてソールがはがれる事態が取りざたされたのが数年前頃でした。

 靴底にシャンクも入っていないヤワなウォーキングシューズなので、山に履いて行く事もない靴ですし、もう少しボロボロになるまでがんばってもらうことにしました。

 今月はじめに28年使ってきた皮の登山靴がついに天命を全うしてしまったので他の山靴の点検をしました。

090625_2    オーストリーのコフラックのプラスチックブーツ。冬山限定のダブルの靴ですが、いつパコーンと割れてもおかしくないほど老朽化しています。カムチャッカやコーカサスのエルブルースにはこの靴で登っています。

 後継者にアゾロのプラスチックブーツがあったのですが、3年前に山スキーをつけて雪の中を歩いていたらシェルが割れてしまい、再び現役復帰したものの、インターブーツはヒビだらけで、いつ壊れるかわからない状態なので冬山に持っていく気になれません。予定では今年の冬買い換えるはずでしたが、3シーズン用の革の登山靴が壊れたので、厳冬期に山に行くかどうか?様子を見ています。

090625a_2  イタリアのザンバランの軽登山靴。当時としては珍しいゴアテックスを使った軽登山靴。

 冬のモンゴルに行った時にはこの靴をはいて行きました。薄い靴下を履いて足を合わせているので、冬の山に使える靴ではありませんし、底も柔らかいシャンクが入っているので、アイゼンをつけたり重い荷物を背負うときは使っていません。

 3年前にソールが磨り減って張り替えましたが、この靴も旧タイプのウレタンを使っているので、いつ加水分解が起きるかわかりません。歩きやすいので近郊の日帰りハイキングに使っています。

090625b  イタリアのスカルパのトラベルGTX。スカルパといえば頑丈な革靴で有名でしたが、時代の波にそった山靴も作っているようです。

 初めて買った近代的コーデュラナイロンのゴアテックス靴。この手の山靴で3000mまで登ってくる人もいますが、苛酷な環境での使用はぜんぜん期待していません。

 ソールは岩場でも使えそうですが、歩くとことを優先した作りなので、つま先の強度が足りません。

 ザンバランがだめになったらこのスカルパがハイキングシューズのメインになることでしょうが、まだ履き込んでいないので横幅が足形に合わせて広がりきっていません。

090625c  イタリアのローメルの登山靴プトレー。シンパテックスという透湿性防水素材を使っています。先日壊れたノルディカの革靴に変わって、ハードな縦走用に活躍してもらいます。

 靴底はがっちり硬いので岩場も使えそうですし、ワンタッチアイゼンが使えます。春から秋までの予定でいますが、冬もそこそこ使えそうな山靴です。

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1 コメント

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Unknown (はるちゃん)
2019-02-18 21:37:41
10年以上使ってますが、ビブラムソールも確りしてて、余り削れていません。
AKUが同じものを販売してますが、これとそっくりです!
良いのは、分厚いソールを変えても10000円程度とか⁉
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