のら猫の三文小説

のら猫が書いている、小説です。
質問があれば
gmailのnaosukikan
まで連絡ください

新しい子猫たち No.1315

2017-11-04 00:15:46 | 新しい子猫たち 

おやっさん 


よく決断してくれた、我々もほっとしたよ。でも実際に今までの戦略を練っていたのは、君だろう、君は行かなくてもいいのか、アレの話は、法律的には もはや前科ではないし、ジブが入るから、誰も言わないと思うよ


 


社長


実は、彼が行かないと言ったのがキッカケなんです、私もよく考えました。私一人で、エリートたちと戦うよりも、ここに残った方がいいと思ったのです


 


おやっさん


そうかね、君は、みんなに可愛がれて育ったから、ライバルたちと戦うのには向いていないのかもしれない。いい決断になるように、しようね。


 


彼は戦略家なのに、こんな田舎に残っていいのかね


 


アイツ


私は、社長の庇護の元に今までやってきました。社長がいない時に、正直、どこまでの事が出来るか自信がないのです。社長と一緒でも、エリートたちと争っていく事も出来ないです。 ここの庭で励まされて、今ままでやってこれました。ちょっとした事で自分がエライと自惚れないか自信がないと言った方がいいかもしれません。


 


おやっさん


それは確かにそうだね、私も今の会社でなければ、ここまで続いたかは判らない、旦那様と奥様、そしてこの庭がじっと見守ってくれていた。君は戦略家と思っていたが、よく自分を判っている



コメントを投稿