のら猫の三文小説

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新しい子猫たち No.1092

2017-03-27 06:57:19 | 新しい子猫たち 


香奈ファイナンシャルは 正人の管理下にはあるが、経理の複雑な処理そのものは、政則が長けていた。香奈ファイナンシャルの事務処理センターも難しい経理操作は、政則に聞いていた、

香奈ファイナンシャルの事務処理センターは、香奈ファイナンシャルや香奈特別保証が出資したり融資している所の経理処理を担当、もしくは経理に必要な人員を派遣していた。

もう一つの大きな銀行で冷遇されそうになって、あの女子行員は、正人からの救いにのって、香奈ファイナンシャルの事務処理センターに入った。もう一つの大きな銀行の社員にとって、香奈ファイナンシャルに転籍するのは決して珍しい事ではなかった。正人に コイツは出来ると思われると正人は救いを出してくれるのは、今や常識となっていた。それが正人の力ともなっていた。

あの女子行員だった女性も、先輩に連れられて、政則に挨拶に行った。

香奈ファイナンシャルの傘下と云うか、香奈ファイナンシャルが大きく出資している会社の中で、代表格とも云える 通信機器メーカーがあった

元々は技術が飛びぬけていたが経理が杜撰なボロ会社、一発当たると大きく株式が上がり、内部体制がお粗末なので暫くすると劇的に株価が下がる会社。ココが大きく株式を買い、ぼろ儲けを狙っていたが、もう下がるから売りたいと云う、ココが買った株式を正人が買う形にした、もっともココが買うと云っても、それは法的には香奈ファイナンシャルとして買う、売ると云っても正人に売れば、所詮同じなので、内部処理だけの話だった。正人は大量の売り買いは、手数料の損、儲けたとしても利益のほとんどは、税金で持っていかれると思った。

と云ってもドーンと下がるとやっぱり損なので、その会社は正人が、技術面は、ジブ総研に依頼研究を出して、勝も応援して、経理は香奈ファイナンシャルの事務処理センター、販売はチャタロウグループの会社に任せた。正人は損しないようにした積りが、急成長して、今は世界でも有名になっていた。途中 ココがあんまり 上がり配当もいいので助べえ根性でココ分として買った。それで又保有比率が増えた。ココは相場猫の元祖みたいなもので取り扱う金額はもはや膨大になっていた。相場師は一度当たると巨額の利益を得た。ココは売買専門だったが、この時から配当狙いの株式も増えた。

今では株価はココが当初買った時とは比べようもない価格になって、正人も売るに売れなくなって、結局は保有しつづけていた。香奈ハイテクの仲間みたいになっていた。この会社の創業者は、会長となって、今でも技術の総帥となっていた。このジイサンが同じ時間に、勝の所に挨拶にきていた。

伝説的とも云えるジイサンたちなので、本来はデッカイ自分の部屋を持ってもいいのだが、長老部屋も基本的には香奈の家、そしてジイサンたちも普段の業務はほとんど任せていて、ヒマなので、香奈ファイナンシャルの長老部屋にみんないると云う不思議な部屋だった。



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