のら猫の三文小説

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新しい子猫たち No.2107

2022-02-06 00:00:00 | 新しい子猫たち 
アイツが有希エンタープライズに入ってから 有希エンタープライズの資産は急速に増えていた。タックスヘイブンに置いてある資産管理会社の資産を合算した上での話だった


有希はアイツの事だから 中抜きはしているだろうと思っていた、ナンダカンダとアイツの資産管理会社を窓口にしている事も知っていた。多少の事には目をつぶる積りだった。


それだけに この資産の増え方は 喜ぶと云うよりは むしろ心配していた。有希エンタープライズの社員 は 有希が育てたと云うよりも 元々の各ブランドの社員なのだったが それでも 社員を搾取と云うか 大切にしていないと困ると真剣に思っていた。有希は純粋な治部一族ではなく 洋治の嫁としての立場だったが敷地内に住んで長い。気持ちはもはや治部一族。 治部一族の嫌う 社員を酷使して搾取しての利益は困る と本気で思うようになっていた。有希エンタープライズとしての資産の増え方は急すぎる。アイツの中抜きも入れたら どれ程実際に増えたのか想像も出来ない


業績も確かにいいのだか それよりも資産の増え方が急すぎる と 一時は 本気で心配していた


それが資産の増え方がダウンしてきた。減っているとは言えないのだが資産の増え方が緩慢になり 資産としてはそんなに増えていると云えないまで下がってきた

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