のら猫の三文小説

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新しい子猫たち No.14

2014-01-27 00:00:25 | 新しい子猫たち 

香奈グループのヨーロッパでの充実


そこにスイスカナコインが登場した。スイスカナコインは、始めはスイス国内の小規模の自分達の会社を数社運営していただけだったが、コッソリートの証券会社を買収してからは、かなりの株式保有を保有する事を契機にして、各方面で、協力関係を築いていた。



そしてスイス総合企画で、広い分野で会社を再生したり、起業を手伝ったりするようになり、これらの協力関係も使い、会社を成長させていった。



スイスカナコインは、香奈直轄の企業群なので、香奈ファイナンシャル、つまり香奈海外には近親感があり、協力関係を築いていた。ジブトラストの各グループにもそれなりの協力関係もできた。



ロボット工学や未来エネルギーのヨーロッパ販社の筈だった未来テクノも、再生ファンドとなったカミヨエンジニアリングが出資して、ハイテク分野を中心として、幾つかの先進的な企業群を傘下にして、大きくなっていた。



ヨーロッパではジブ系列そして香奈直系系列と分かれながら、ジブトラストグループは、大きな会社から小さな会社まで、多数の企業群を有する有力なグループだった。ただ取引でも並立と云うより、乱立に近い程、幾つにも分かれていたし、実業ではもっとそれぞれの会社は、協力はしながらも、やっぱり独自の方針で運営している状態だった。



ジブトラストは当然アメリカでも取引は盛んに行っており、一族の会社もアメリカに協力企業も持っていったが、ジブ最大の取引子会社と言えたカヨコトラストとファイナンシャルは、実業への深入りを避けて、取引に純化していた事もあり、ジブ傘下の企業はアメリカでは少なかった。



アメリカでは、神帥は、商品相場関係から、実需関係にシフトして、関係会社を増やしていたが、神帥は仲買や取引窓口のように地味な分野で、独自に会社を展開していた事もあり、アメリカでは、一般にはそれほどジブトラストの名前も香奈ファイナンシャルの名前も知られていなかった。



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