忙しいほうがいい。でも本当は・・・

時間が止まってしまうと、いろんなことを
考えてしまいます。
だから忙しいほうがいい。

でも、本当は・・・

そして民主主義

2008-11-19 19:43:09 | のんき的時事問題
のんきが大学生であった頃、ある講義のときに、教授がおっしゃっていた内容は、
印象が強く、今でものんきの頭の中に丁寧にしまわれています。

高校のとき、世界史で教わった政治形態の流れは、

第一に専制君主政治。第2に独裁政治。革命を挟んで民衆政治。第4に衆愚政治そ
してまた革命が起こって専制君主政治に戻る。その循環である。

と習った記憶があります。民主主義は、この循環の中で言う、民衆政治に相当する
と思われます。

現在の民主主義は、西ヨーロッパで起こった数々の市民革命にその起源があるのだ
と思います。

では、なぜヨーロッパではこれが民衆に浸透し、現在定着するにいたったのか。

実は、そこにはヨーロッパの社会的背景として、ヨーロッパではキリスト教が主に
信仰されていた、ということがどうやらあるようなのです。

過去の日記の中で何度か述べましたが、のんきは基本的に無神論者で、キリスト教
に傾倒しているというわけではありません。ですから、キリスト教の教えが優れて
いる、などというつもりは毛頭ないわけですが、それでも、やはりヨーロッパに民
主主義がなじんだのは、キリスト教のお陰なのです。

これは、キリスト教を信仰する人たちは、教会を中心にコミュニティを作り上げて
いる、というところにその原因があります。

もともと、ヨーロッパの国々では、行政ではなく、教会の牧師の教えが、一種の
法律のような役割をになっていたのです。あそびでも同じようなことを記したこと
がありますよね。

ですから、地域の決まりごとは、もともと地域で決めるような習慣があったわけで
す。直接民主制度に近かったんでしょうね。

ところが、翻してみて、日本の場合はどうでしょう。
古来より、天皇を中心とした封建的な社会組織で、江戸時代に入ると、江戸幕府を
中心とした武家社会組織ができあがります。すべての決まりごとをお上が決めてし
まい、人々はこれに従わざるをえませんでした。

幕末にペリーが来航して以来、この武家社会組織は崩壊し、武士はその位を奪われ
てしまいましたが、そうは言っても政治を操るのは武家出身の華族。そして天皇。

欧米の思想が入ってきたとは言え、その習慣が簡単に変えられるわけがありませ
ん。

第2次世界大戦に敗北し、G.H.Q.によって、漸く本格的な民主主義制度が導入され
たわけですが、あくまで日本の思想の基盤にあるのは武家社会組織。これに民主主
義という考え方が、そのまますんなりと馴染むわけがありません。

その根底にある制度が改革されないまま、日本の政治は現在に至るわけです。

いうなれば、Windows95の基盤をメモリー増設して、何度もアップグレードし、そ
のままの状態で2000やXP用のソフトを使っているようなものです。

幾分のんきの思考によって脚色していますが、教わったのはこのような内容であっ
たと思います。これをきいて、「なるほどなぁ」、と思ったのをよく覚えていま
す。

多分、政治家の人たちが、今の日本の状態を、そのような視点で見ることが出来れ
ば、少しは日本の国内事情も改善されるような気がするのですが・・・。

さて。このシリーズ、次回はのんき的教育問題についてお伝えしたいと思います


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2 コメント

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Re:ぎりすさん (のんき)
2008-11-20 21:19:36
裏話で、愛媛県の息がかかったある団体の活動
の活動に、集客力のないゲストを呼んで12万円
の赤字がでそうだということです。愛媛県にも
もっといい人がいると思うのですが。
愛媛県はやることが頭が悪すぎます。赤字が出
るはずでよ。上手に人を呼べば、それこそ4、
50万くらいの黒字になると思うのですが。

ちなみに、ノルウェーやスウェーデンでは教育
費は無料だとか。いいなぁ。のんきもいろいろ
勉強したいなぁ。
返信する
政治家 (ぎりす)
2008-11-20 19:53:45
今の政治家は献金の多い所しか
目が向かないからなぁ。
アメリカ的民主主義も小さい政府
を目指す、→貧富の大格差だし。
ちなみに小泉改革で地方分権が
進んだけど、今日のニュースで愛媛は
大赤字と出ていました。
加戸知事は土建の箱物をいっぱいつくりましたよね。土建からの献金が多かったのかな。
前の知事は自分の息のかかった土建しか使わなかったので赤字が出なかったとか。(それもそれで問題だけど)
それでもダムを作ろうとしたりしてるし。
ノルウェーには行った事があります。
ノルウェーがやっていけるのは大量に
でる北海油田らしいです。
指先しか使えない障害者がミラクルな
車でやってきて家に泊めてくれました。
彼はその体でミラクルな電動車椅子を駆使して新聞記者をしているそうです。
スウェーデンは教育に力をいれている。
頭の悪い子でも拾って拾って教育する。
ノーベル賞学者が多産している国です。
(裏ではその能力を使って武器を作り
他に売っていてその財源がスウェーデンの
財源となっているとテレビでききました。)
ノルウェーの若者はつましく暮らしています。
赤ちゃんとご老人が楽しそうに暮らしている国でした。
ノルウェーの若者達は遊びはアウトドア、食事はピクニック(自分でその場でサンドイッチを作る)(レストランはもちろん高いです。)お散歩をしてこれはまたこれでゆったりと楽しそうに暮らしていました。
私が泊まった夫婦は赤ちゃんが出来たのでちょっとずるっこして母子家庭という事で申請して立派な2LDKのマンションに住んでいました。
長文ごめんね(*_ _)人ゴメンナサイ
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