う~~ん、う~~ん
6月に入ってから初めての記事だったりして・・・
しかし、それでも大分のんきのブログ、訪問者さんが安定してきました。
毎度、200名を上回る程度の方が訪問してくれて、時に1000件を超える閲覧数があったりします。
しかしこれ、実は原因がわかってて・・・ 実は本当に閲覧数が増えているわけではないんですよね。
いやいや、それでもその2/3くらいは本当の閲覧数なんですよ。残る1/3の秘密。 それはまたいずれ、気が向いたときにお話しいたします。
はい。ってことで、今回のテーマは『みんなの生き物第8弾~血液型の謎Vol.4―血液型占いは本当にナンセンスか~』
みんなの生き物第7弾~血液型の謎Vol.3~の続きです。
んでもって、シリーズ血液型、最終回でもあります。
続きもんです。→1→2→3
そうそう。みんなの生き物第7弾~血液型の謎Vol.3~でちょっとお伝えし忘れたことがあります。
それは、「Rh式血液型」の「Rh」のこと。なんでRhなんやろ~って皆さん思いません?
これ、実は「アカゲザル」(ドイツ語でRhesusaffe、英語でRhesus monkey)の頭文字なんだそうです。
そもそも、「Rh因子」と呼ばれるABO式以外の血液型因子をアカゲザルも持っている事をランドシュタイナーとウィーナーという二人の学者さんが発見した
ことに由来するのだそうです。
それでは、改めまして。『みんなの生き物第8弾~血液型の謎Vol.4―血液型占いは本当にナンセンスか~』 はじまり始まり~。
その前に。のんきがこのブログを作り始めた初期のころ・・・。そういえばもう2年を超え、3年目が過ぎるころになってたんですね。
そのころに、「かっこちゃん(山元加津子さん)」のことをご紹介させていただいた事がありますね。
その、かっこちゃんから聞かせていただいたお話に、「鎌状赤血球」のお話があります。
かっこちゃんのHP『たんぽぽの仲間たち』から拝借しますね。
雪絵ちゃんの願いより抜粋
NHKの人体Ⅲっていう番組がね、昔あったんです。みなさんご存知でしょうかね、遺伝子というね、そういうものを扱った番組だったんですね。
私はその番組がすごく好きだったんですけど、その中であの、わあ、うれしいと思ったことがあったんです。
どんなことかと言うと、アフリカのある村で、マラリアが大発生するですね、マラリアって、けっこう、怖い病気で、どんどんどんどんその村
の人がね、死んでしまうんです。どんどんどんどん死んで、その村が絶滅してしまうんじゃないかってそう思ったのに、絶滅しなかったんです。
なぜかというと、マラリアにかからない人がいるということがわかったんです。で、いったいどんな人がかからないんだろうなって思って、お医
者さんとか、科学者の人が血を採って調べたんですね。そうしたら、あることがわかったんです。
私たちの多くの人たちの赤血球は、ハンバーグをつぶしたような形をしているんですね。けれども、お月さまみたいな鎌状赤血球って言うんです
けど、草を刈る鎌みたいな形をしている鎌状の赤血球を持っている人はマラリアにかからないということがわかったんだそうです。それで、さらに
お医者さんは、鎌状赤血球を持っている人の兄弟を調べられたんだそうです。で、鎌状赤血球を持っている人の兄弟に、集まってくださいと言って、
その村の人に集まってもらって、その人たちの血液を調べたんですね。あ、血液は鎌状だった。ごめんなさい。
とにかく、集まってくださいと言ったときに、鎌状赤血球を持っている兄弟のうちの1/4の人は、鎌状赤血球を持っていて、障害も持っている
ということがわかったんだそうです。そして、鎌状赤血球を持っている兄弟の人の2/4の人、この人たちは、鎌状赤血球を持っていて障害はない
ということがわかったんだそうです。そして残りの1/4の人は、えっと鎌状赤血球も持っていない。障害もないということが分かったんですね。
で、マラリアがばーっと大発生したときに、この人は鎌状赤血球を持っていないので亡くなってしまいます。で、生き残るのは、この3/4の人なんですね。
で、人体Ⅲという番組は、柳澤桂子さんとか、それから立花隆さんとか、養老孟司さんとか、科学者の人がたくさん出ておられる科学番組なんですけどね、
その人達が、こんなふうにおっしゃいました。
「この村を救ったのは、この鎌状赤血球を持っていて、障害のない2/4の人たちである。けれども、この2/4の人が、ここに存在するためには、
この1/4の障害を持っている人たちが、存在しなければ、この2/4の人たちは決してここに存在しないのだ。たとえば、障害を持っている人は
いらないんだと思って切り捨てていっていたら、けっして、この2/4の人たちは生まれていなかっただろう」
っておっしゃるんですね。
「しいていえば、この村を救ったのは、この1/4の障害を持った人である」
とそんなふうに人体Ⅲでは言っていました。
そして、次の回で、今度はエイズの話をしていました。今、世界は、エイズという病気のために、人類は絶滅の危機にあるんだそうですね。日本ではあん
まりわからないけれど、本当に絶滅の危機にあるんだそうです。けれども、「絶滅はしないでしょう」と番組では言っていました。なぜならば、エイズにか
からない人がいるということがわかったからです。
アメリカのある一人の男の人がいました。その男の人は、女の人を好きになるんじゃなくて、男の人が好きになっておられる方だったんですけど、恋人が
エイズで亡くなっているから、自分もエイズにかかっているのだろうと思っていたんですね。ところが、エイズにならない、おかしいなと思って、病院に行
って、調べられたら、あることがわかったんだそうです。
それはどんなことかというと、今から700年前、スペインのある村で、ペストが大流行したんですね。で、その病気で、みんな、どんどんどんどん死んじゃ
うんですけど、村人の何人かだけが生き残ったんだそうです。その何人かは700年の間に、だんだんだんだんと人数が増えて、たくさんの人数に
なったんですね。この人達はエイズにはかからないということがわかったんだそうです。
それで、人体Ⅲでは、すごく不思議なことを言っているんですね。もし、百年とか、二百年後とかで、エイズが発生していたら、人類は滅んでいたでしょう。
それでは、人類を救うだけの数に、子孫の数が足りないんだそうです。三百年でも四百年でもだめなんだそうです。ちょうど地球を救うだけの数になるのには、
七百年かかるんだそうです。まるで七百年後にエイズが大流行することを、知っていたかのように、七百年前にスペインで病気が発生している…そんな不思議
なことを言っていました。
そして、その番組で、こんなふうに柳澤桂子さんが言っておられます。
「私たちが今、元気に明日に向かって歩いていくことができるのは、過去に、病気や障害を持って、苦しい生活を送ってくれた人がいるおかげである。
もしその人がいなかったら、私たちは今、ここにいないでしょう。今、私たちの世界にも、あの、生きているこの社会にも、障害や病気を背負っている
人はたくさんおられます。その人達は、私たちが、未来の私たちの子孫のためにも、支えていかなければならない、大切な人たちなのです」
とそんなふうに人体Ⅲという科学番組では言っていました。
これ、実はリンクを貼ってるんですが、タイトルになっている「雪絵ちゃん」。実は、もうこの世にはいらっしゃいません。MS(多発性脳硬化症)と言う病気で
お亡くなりになっています。そんなお話の一部なんで、こんな内容に拝借するのはちょっとあれかな~、なんて思ったりもしたのですが。
何せ、とても感動的な内容なので、良ければぜひ、リンク先でご覧になって下さいね。
まあ、しかし拝借した分だけでもずいぶん長いですね。
要約いたしますと・・・。
昔マラリアがはやって絶滅しかかった村がアフリカにありました。ところが、中にマラリアにかからない人たちがいました。遺伝子の中に、「鎌状赤血球」
の遺伝子を持っていた人たちです。
鎌状赤血球の遺伝子とは、赤血球が文字通り鎌状になる遺伝子で、鎌状遺伝子になるタイプの遺伝子同士が結びつくと必ず障害を発症します。
ですが、鎌状赤血球になるタイプの遺伝子とそうでない遺伝子が結びついた場合には障害を発症することがありません。
そして、この鎌状赤血球になるタイプの遺伝子を持っている人はみな、マラリアにかからずに生き残ったのです。
また、スペインのある村では、かつてペストが大流行した折に、ペストから生き残った人たちがいました。その人たちの子孫は、やがて流行するエイズに
対する耐性を身につけていました。
と、要約するとそんなお話です。なぜこの話を最初に持ってきたのか、と言うと・・・。
お伝えしましたね。人間の血液型は、赤血球に生えている「糖鎖」。その先についている因子で決まるのだ、と。
ABO式血液型では、糖鎖―H因子―A(又はB)因子 という順番で因子が並んでいます。
ということは。つまり、人間は進化の過程の中で(H因子すら持っていない人がいることからもわかるように)、糖鎖からH因子、そしてAもしくはB因子
という順番で進化したということなのでしょう。
たとえば、同じ霊長類に所属する多くの動物でも、チンパンジーにはA型とO型が存在するのに、ゴリラにはB型しか存在しなかったりします。
そして、B型の因子は、A型の因子から派生的に進化して生じた因子なのだそうです。
人間が霊長類から類人猿、そして人へと進化していく中でおかれた環境に応じて、その環境に適した血液型に進化し、そして生き残ったのでしょう。
つまり、それぞれの血液型によって、遺伝的に「強い環境」や「弱い環境」が存在することは事実でしょうし、それに応じた性格的振る舞いを見せる事も
必ずしも否定はできないのではないでしょうか。
但し、血液型にはABO式以外にも、ご紹介したRh型であったり、その他白血球の因子で区別する分類方法もあるようです。その他にも何種類か
分類方法はありますから、それこそ「人間の正確が4種類に分類されるわけない」んでしょうね。
さてさて。
改めて、今回の大震災。特に原発事故のこと。放射性物質のこと。
原発事故に関して言えば、問題は、これが自然災害ではなく、人間の手によって引き起こされたのだということ。(原発そのものが人が作ったものである以上、
仮に原因が津波であったとしても、結果的に人の手で生き起こされたものだ、ということになりますね。)
だからみんな諦めがつかないんだと思います。文句をぶつけることができる対象があるあけまし、ということでしょうか。
ですが、大きな人類の流れからみれば、引用文にもあるように、日本人が滅ぶことは決してありません。
だからこそ、私たちが今考えなければならないのは、「これからどうするのか」ということ。決して原因追求をし、後手後手に回る政府・東電の対応や相次ぐ
事後発表のことを論(あげつら)うことではないのではないでしょうか。
問題があるのであれば指摘し、粛々と改善していただき、それ以上に、今後どうすればよいのか。何を私たちはすべきなのか。これを考えることこそ、本当に
国民に求められている命題だと思います。
帰りしにクリックを・・・
6月に入ってから初めての記事だったりして・・・
しかし、それでも大分のんきのブログ、訪問者さんが安定してきました。
毎度、200名を上回る程度の方が訪問してくれて、時に1000件を超える閲覧数があったりします。
しかしこれ、実は原因がわかってて・・・ 実は本当に閲覧数が増えているわけではないんですよね。
いやいや、それでもその2/3くらいは本当の閲覧数なんですよ。残る1/3の秘密。 それはまたいずれ、気が向いたときにお話しいたします。
はい。ってことで、今回のテーマは『みんなの生き物第8弾~血液型の謎Vol.4―血液型占いは本当にナンセンスか~』
みんなの生き物第7弾~血液型の謎Vol.3~の続きです。
んでもって、シリーズ血液型、最終回でもあります。
続きもんです。→1→2→3
そうそう。みんなの生き物第7弾~血液型の謎Vol.3~でちょっとお伝えし忘れたことがあります。
それは、「Rh式血液型」の「Rh」のこと。なんでRhなんやろ~って皆さん思いません?
これ、実は「アカゲザル」(ドイツ語でRhesusaffe、英語でRhesus monkey)の頭文字なんだそうです。
そもそも、「Rh因子」と呼ばれるABO式以外の血液型因子をアカゲザルも持っている事をランドシュタイナーとウィーナーという二人の学者さんが発見した
ことに由来するのだそうです。
それでは、改めまして。『みんなの生き物第8弾~血液型の謎Vol.4―血液型占いは本当にナンセンスか~』 はじまり始まり~。
その前に。のんきがこのブログを作り始めた初期のころ・・・。そういえばもう2年を超え、3年目が過ぎるころになってたんですね。
そのころに、「かっこちゃん(山元加津子さん)」のことをご紹介させていただいた事がありますね。
その、かっこちゃんから聞かせていただいたお話に、「鎌状赤血球」のお話があります。
かっこちゃんのHP『たんぽぽの仲間たち』から拝借しますね。
雪絵ちゃんの願いより抜粋
NHKの人体Ⅲっていう番組がね、昔あったんです。みなさんご存知でしょうかね、遺伝子というね、そういうものを扱った番組だったんですね。
私はその番組がすごく好きだったんですけど、その中であの、わあ、うれしいと思ったことがあったんです。
どんなことかと言うと、アフリカのある村で、マラリアが大発生するですね、マラリアって、けっこう、怖い病気で、どんどんどんどんその村
の人がね、死んでしまうんです。どんどんどんどん死んで、その村が絶滅してしまうんじゃないかってそう思ったのに、絶滅しなかったんです。
なぜかというと、マラリアにかからない人がいるということがわかったんです。で、いったいどんな人がかからないんだろうなって思って、お医
者さんとか、科学者の人が血を採って調べたんですね。そうしたら、あることがわかったんです。
私たちの多くの人たちの赤血球は、ハンバーグをつぶしたような形をしているんですね。けれども、お月さまみたいな鎌状赤血球って言うんです
けど、草を刈る鎌みたいな形をしている鎌状の赤血球を持っている人はマラリアにかからないということがわかったんだそうです。それで、さらに
お医者さんは、鎌状赤血球を持っている人の兄弟を調べられたんだそうです。で、鎌状赤血球を持っている人の兄弟に、集まってくださいと言って、
その村の人に集まってもらって、その人たちの血液を調べたんですね。あ、血液は鎌状だった。ごめんなさい。
とにかく、集まってくださいと言ったときに、鎌状赤血球を持っている兄弟のうちの1/4の人は、鎌状赤血球を持っていて、障害も持っている
ということがわかったんだそうです。そして、鎌状赤血球を持っている兄弟の人の2/4の人、この人たちは、鎌状赤血球を持っていて障害はない
ということがわかったんだそうです。そして残りの1/4の人は、えっと鎌状赤血球も持っていない。障害もないということが分かったんですね。
で、マラリアがばーっと大発生したときに、この人は鎌状赤血球を持っていないので亡くなってしまいます。で、生き残るのは、この3/4の人なんですね。
で、人体Ⅲという番組は、柳澤桂子さんとか、それから立花隆さんとか、養老孟司さんとか、科学者の人がたくさん出ておられる科学番組なんですけどね、
その人達が、こんなふうにおっしゃいました。
「この村を救ったのは、この鎌状赤血球を持っていて、障害のない2/4の人たちである。けれども、この2/4の人が、ここに存在するためには、
この1/4の障害を持っている人たちが、存在しなければ、この2/4の人たちは決してここに存在しないのだ。たとえば、障害を持っている人は
いらないんだと思って切り捨てていっていたら、けっして、この2/4の人たちは生まれていなかっただろう」
っておっしゃるんですね。
「しいていえば、この村を救ったのは、この1/4の障害を持った人である」
とそんなふうに人体Ⅲでは言っていました。
そして、次の回で、今度はエイズの話をしていました。今、世界は、エイズという病気のために、人類は絶滅の危機にあるんだそうですね。日本ではあん
まりわからないけれど、本当に絶滅の危機にあるんだそうです。けれども、「絶滅はしないでしょう」と番組では言っていました。なぜならば、エイズにか
からない人がいるということがわかったからです。
アメリカのある一人の男の人がいました。その男の人は、女の人を好きになるんじゃなくて、男の人が好きになっておられる方だったんですけど、恋人が
エイズで亡くなっているから、自分もエイズにかかっているのだろうと思っていたんですね。ところが、エイズにならない、おかしいなと思って、病院に行
って、調べられたら、あることがわかったんだそうです。
それはどんなことかというと、今から700年前、スペインのある村で、ペストが大流行したんですね。で、その病気で、みんな、どんどんどんどん死んじゃ
うんですけど、村人の何人かだけが生き残ったんだそうです。その何人かは700年の間に、だんだんだんだんと人数が増えて、たくさんの人数に
なったんですね。この人達はエイズにはかからないということがわかったんだそうです。
それで、人体Ⅲでは、すごく不思議なことを言っているんですね。もし、百年とか、二百年後とかで、エイズが発生していたら、人類は滅んでいたでしょう。
それでは、人類を救うだけの数に、子孫の数が足りないんだそうです。三百年でも四百年でもだめなんだそうです。ちょうど地球を救うだけの数になるのには、
七百年かかるんだそうです。まるで七百年後にエイズが大流行することを、知っていたかのように、七百年前にスペインで病気が発生している…そんな不思議
なことを言っていました。
そして、その番組で、こんなふうに柳澤桂子さんが言っておられます。
「私たちが今、元気に明日に向かって歩いていくことができるのは、過去に、病気や障害を持って、苦しい生活を送ってくれた人がいるおかげである。
もしその人がいなかったら、私たちは今、ここにいないでしょう。今、私たちの世界にも、あの、生きているこの社会にも、障害や病気を背負っている
人はたくさんおられます。その人達は、私たちが、未来の私たちの子孫のためにも、支えていかなければならない、大切な人たちなのです」
とそんなふうに人体Ⅲという科学番組では言っていました。
これ、実はリンクを貼ってるんですが、タイトルになっている「雪絵ちゃん」。実は、もうこの世にはいらっしゃいません。MS(多発性脳硬化症)と言う病気で
お亡くなりになっています。そんなお話の一部なんで、こんな内容に拝借するのはちょっとあれかな~、なんて思ったりもしたのですが。
何せ、とても感動的な内容なので、良ければぜひ、リンク先でご覧になって下さいね。
まあ、しかし拝借した分だけでもずいぶん長いですね。
要約いたしますと・・・。
昔マラリアがはやって絶滅しかかった村がアフリカにありました。ところが、中にマラリアにかからない人たちがいました。遺伝子の中に、「鎌状赤血球」
の遺伝子を持っていた人たちです。
鎌状赤血球の遺伝子とは、赤血球が文字通り鎌状になる遺伝子で、鎌状遺伝子になるタイプの遺伝子同士が結びつくと必ず障害を発症します。
ですが、鎌状赤血球になるタイプの遺伝子とそうでない遺伝子が結びついた場合には障害を発症することがありません。
そして、この鎌状赤血球になるタイプの遺伝子を持っている人はみな、マラリアにかからずに生き残ったのです。
また、スペインのある村では、かつてペストが大流行した折に、ペストから生き残った人たちがいました。その人たちの子孫は、やがて流行するエイズに
対する耐性を身につけていました。
と、要約するとそんなお話です。なぜこの話を最初に持ってきたのか、と言うと・・・。
お伝えしましたね。人間の血液型は、赤血球に生えている「糖鎖」。その先についている因子で決まるのだ、と。
ABO式血液型では、糖鎖―H因子―A(又はB)因子 という順番で因子が並んでいます。
ということは。つまり、人間は進化の過程の中で(H因子すら持っていない人がいることからもわかるように)、糖鎖からH因子、そしてAもしくはB因子
という順番で進化したということなのでしょう。
たとえば、同じ霊長類に所属する多くの動物でも、チンパンジーにはA型とO型が存在するのに、ゴリラにはB型しか存在しなかったりします。
そして、B型の因子は、A型の因子から派生的に進化して生じた因子なのだそうです。
人間が霊長類から類人猿、そして人へと進化していく中でおかれた環境に応じて、その環境に適した血液型に進化し、そして生き残ったのでしょう。
つまり、それぞれの血液型によって、遺伝的に「強い環境」や「弱い環境」が存在することは事実でしょうし、それに応じた性格的振る舞いを見せる事も
必ずしも否定はできないのではないでしょうか。
但し、血液型にはABO式以外にも、ご紹介したRh型であったり、その他白血球の因子で区別する分類方法もあるようです。その他にも何種類か
分類方法はありますから、それこそ「人間の正確が4種類に分類されるわけない」んでしょうね。
さてさて。
改めて、今回の大震災。特に原発事故のこと。放射性物質のこと。
原発事故に関して言えば、問題は、これが自然災害ではなく、人間の手によって引き起こされたのだということ。(原発そのものが人が作ったものである以上、
仮に原因が津波であったとしても、結果的に人の手で生き起こされたものだ、ということになりますね。)
だからみんな諦めがつかないんだと思います。文句をぶつけることができる対象があるあけまし、ということでしょうか。
ですが、大きな人類の流れからみれば、引用文にもあるように、日本人が滅ぶことは決してありません。
だからこそ、私たちが今考えなければならないのは、「これからどうするのか」ということ。決して原因追求をし、後手後手に回る政府・東電の対応や相次ぐ
事後発表のことを論(あげつら)うことではないのではないでしょうか。
問題があるのであれば指摘し、粛々と改善していただき、それ以上に、今後どうすればよいのか。何を私たちはすべきなのか。これを考えることこそ、本当に
国民に求められている命題だと思います。
帰りしにクリックを・・・