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みんなの生き物第6弾~血液型の謎Vol.2~

2011-05-17 23:05:22 | みんなの生き物
はい。久しぶりの続きもの、シリーズ血液型の謎。Vo.2です。
みんなの生き物第5弾~血液型の謎~の続きです。

さて。A型の血液をその他の血液型に輸血すると輸血された人は大変なことになってしまいますが、O型だとなぜかそうなりません。
B型やAB型もA型と同じですね。なぜO型だけ特別なんでしょう。

さて。ではここで、「血液」を成分分解してみましょう。

中学校か高校くらいで習いましたね。

血液は、「赤血球」「白血球」「血漿(しょう)」「血小板」の4つの成分で形成されていましたね。

「赤血球」にはヘモグロビンが含まれていて、結びついた酸素を肺から全身に届ける役割をしています。中央がへこんだ円盤見たいな形をしていましたね。
「白血球」はアメーバ見たいな形状をしていて、「異物(ウイルス、役割を終えた細胞、腫瘍細胞など)」を排除する役割をもっています。
「血小板」は血管が傷ついて出血した時、傷口で固まり、出欠を防ぐ役割をしています。

ちなみに、役割を終えた血小板は脾臓(ひぞう)で破壊され、対外へ排出されます。のんきは脾臓がないので、人よりも血小板の数が多いんだそうです。

「血漿」は上記3つの血液細胞の間を満たす液体で、3つの血球を必要なところへ速やかに届ける為の役割を担っています。

覚えていらっしゃいますか?


ま~ね~。中には看護師さんとかも見ていらっしゃったりするようだから、釈迦に説法、みたいなところがあるかな~。

血液型を見る場合、問題になるのは、この4つの成分のうち、「赤血球」と「血漿」。赤血球が保有する「抗原」と血漿が保有する「抗体」が「抗原抗体反応」
を起こすか否か。これが輸血できるかできないかの境目なんですね。

A型の赤血球は「A抗原」を保有しています。赤血球が保有する「抗原」は、「血漿」が保有する「抗体」と結びつく事によって抗原抗体反応を起こし、近くにいる
別の赤血球とくっついて「凝集」または「溶血」を起こし、赤血球が破壊されるのだそうです。

「え~~~~~ だって、血漿ってどの血液にも含まれてるじゃ~~ん
まあまあ、ひよこさん。 あわてずに。

確かにどの血液にも「血漿」は含まれていますが、必ずしも「抗体」が含まれているとは限りません。

「??????
はい。 ひよこさん。A型の人の赤血球が持つ「A抗原」は、「抗A抗体」と結びつくことで「凝集・溶血」します。
つまり、A型の人の血液が凝集することがないのは、A型の人の血液には「抗A抗体」が含まれていないことを意味します。

「??????

 ここからがこのテーマの本題です。
そもそも、「A型」とは何で、「B型」とは何で、「O型」とは何で、「AB型」とは何なのか。

それでは、「みんなの生き物第6弾~血液型の謎Vol.2~」。はじまり始まり~

実は、「赤血球」には、A型の抗原だけでなく、B型の抗原やO型の抗原、その他、様々な抗原がひげのように伸びており、その数は実に250種類にも上るのだ
そうです。

「A型」とは「A抗原」を生成する能力をもった遺伝子を保有する血液型、
「B型」とは「B抗原」を生成する能力をもった遺伝子を保有する血液型、
「O型」とはどちらの抗原を生成する能力も持たず、「O型の抗原=H抗原」のみを生成する能力をもった遺伝子を保有する血液型、
「AB型」とは、「A抗原」「B抗原」ともに生成する能力をもった遺伝子を保有する血液型なんです。

血漿中には、それぞれの「抗原」が存在しなければ、存在しない抗原に対する「抗体」が作られるのだとか。

つまり、
A型には「B抗原」が存在しませんから、血漿中には「抗B抗体」が生成され、
B型には「A抗原」が存在しませんから、血漿中には「抗A抗体」が生成され、
O型には「A抗原」も「B抗原」も存在しませんから、「抗A抗体」と「抗B抗体」がともに生成され、
AB型には「A抗原」と「B抗原」がともに存在しますから、「抗A抗体」も「抗B抗体」も生成されることはありません。

「ん? じゃあ、O型の血液は輸血するとまずいんじゃ・・・
はい。 これ、のんきもあんまり理解できてないんですが、輸血する側の血液は輸血される側の血液に比べると少量である為、
輸血された段階で血漿によって薄められ、抗原抗体反応が起こりにくくなるんだそうですよ。

う~~ん。一応、「死者が出た例がない」ってだけで、リスクが全くない、っていう意味じゃないのね。
ちなみに、今はこういった輸血の仕方は行われていないんですって。

さて。途中で、「H抗原」という言葉が出ましたね。
実は、「A抗原」も「B抗原」も、このH抗原から生成されます。基本的に、人間の血液型は、この「H抗原」がベースとなって作られている
ことになります。そう。A型もB型も、O型がベースになってできてたんですね。

赤血球糖鎖H抗原A(B)抗原
↑こんなイメージですね。A(B)抗原がなければO型、両方あればAB型です。

ところが、まれに血液型でH抗原すらない血液型の人がいるんだそうです。
A抗原もB抗原も保有していないので、「O型」と判断されてしまいがちなのだそうですが、実はこの血液型。「H抗原」を保有していないので、
血漿の中に、「抗H抗体」が生成されるんだって。

つまり、この血液を誤ってO型の人の血液に輸血したりすると、H抗原と抗H抗体が反応して大変なことに・・・
理由はよくわかんないけど、この逆もだめなんだそうです。

また、「シスAB」って言って、遺伝的に、「AB型因子」ってのもごくわずか存在するそうで・・・。
つまり、「O-AB型」と「O型」が結婚したりすると、AB型からO型の子どもが生まれて、夫婦関係が大変なことに・・・なったりするかも

んで、です。みんなの生き物第5弾~血液型の謎~でご紹介したのですが、O型は昔C型だった、ってお話をしましたね。

ですが、実は現在でもこの「C型」。存在するんですよ。


ってことで、次回はそんなお話をしてみますね。


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