忙しいほうがいい。でも本当は・・・

時間が止まってしまうと、いろんなことを
考えてしまいます。
だから忙しいほうがいい。

でも、本当は・・・

「ソロモン王」

2009-09-18 08:06:23 | のんきの聖書物語
王国の誕生の続きです。

ダビデは、まず南部のユダ族をまとめてイスラエル南部の王となります。

ユダ族以外の11支族は、これにたいして前サウルの息子であるイシュバールを王に
立て、ここから7年間、イスラエルの民は、同族間で争いを繰り広げます。

やがてイシュバールの死後、両国の民は和解し、ダビデは晴れてイスラエルの王と
なります。

この後、当時エルサレムを支配していたエブス人を倒してエルサレムに遷都し、こ
こを拠点としてペリシテ人らを退け、イスラエル王国(統一王国)を築きます。

ダビデはまた、身内間でも様々ないざこざを起こします。

「ダビデは家臣ウリヤの妻、バト・シェバを見初め、彼女を妻にするため謀略に
よってウリヤを戦死させる。預言者ナタンにとがめられてダビデも後悔するが、神
はこれを許さず、バト・シェバから生まれた子供の命を奪った。次にバト・シェバ
から生まれた子供がソロモンである。その後、息子アブサロムの反乱では一時エル
サレムを追われる。ダビデはなんとかアブサロムの反乱を収めるが、アブサロムは
ダビデの意に反して殺害された」(wiki引用)

ダビデは息子であるソロモンを王に立ててこの世を去りました。

「ソロモンはエジプトのファラオの娘をめとり、ギブオンで盛大なささげものをし
た。そこで神がソロモンの夢枕に立ち、「何でも願うものを与えよう」というと、
ソロモンは知恵を求めた。神はこれを喜び、多くのものを与えることを約束した」
(wiki)引用。

ソロモンのお話しでは有名な逸話があります。親が分からない子供の母親を探して
いると、その子どもの「母親だ」と名乗る女性が二人現れます。

そこで、ソロモンは母親に子どもの両手を引かせて、「勝った方の親が子どもの親
である」と言います。片方の女性は、手を引かれて痛がる子どもを見て、思わず手
を離してしまします。

当然、勝負に勝った母親は喜ぶわけですが、これを見たソロモンは、「本当の母親
であれば、自分の子どもが痛がっているのを平気で見られるわけがない」。そし
て、手を離したほうの女性がその子の本当の親であることを見抜きます。


一休さんでも同じ逸話が取り上げられましたね。
有名な「大岡裁き」というやつです。

考えてみると、最近のアニメにはこういった「教訓」的なものや歴史を学べるもの
が極端に少なくなったように感じます。子どもたちの情操教育を行っていく上で、
決して悪いものではないと思うのですが…。

この後もソロモンの下でイスラエル王国は繁栄を築き、やがてソロモンはエルサレ
ムに神殿(第1神殿)を建設します。

ソロモンの死後、息子のレアブハムが後を継ぐのですが、この後、再び部族間の抗
争が勃発し、やがてイスラエルは南北「ユダ王国(南部)」と「イスラエル王国
(北部)」に再び分裂します。

レアブハムの下に残ったのが「ユダ族」と「ベニヤミン族」。残り10支族は独立し
てイスラエル王国を築きます。

両国はその後約60年に渡って争いを繰り広げます。後に和解するわけですが、この
ことが両国の国力を弱らせてしまいます。

・・・まるで、シュメール人であった時代の彼らのデジャヴを見ているようです。

一方で北のイスラエル王国は、ユダ王国との争いと共に、同国内でも10の支族を抱
え、明確な理念がなく、「反ユダ王国」という感情のみでまとまっているに過ぎな
かったため、幾度もクーデターを繰り返し、王朝が幾たびも変わっています。

イスラエルの民は、結局古来、こういった性格を持ち、彼らのこういった性格は、
現在となった今でも全世界の動向に影響を及ぼし続けています。

そして、北のイスラエル王国は、メソポタミア文化時代、シュメールの支配下に
あったアッシリア人のアッシリア帝国の勃発により、滅ぼされてしまいます。

「イスラエル10支族」はこの後、歴史から姿を消してしまいます。

彼らは「失われた10支族」と呼ばれます。彼らにはいろいろと逸話があって、この
中に支族の一部がシルクロード、韓国を経由して日本に渡ってきたのではないか、
というまことしやかな逸話まで存在します。

「日ユ同祖論」と呼ばれます。

「え~そんなことないやろ~。ばっかじゃ~ん」

ひよこさん。だけどあながちそうだとも言えないんですよ

ちょっと他のサイトさんに載せられていたお話しをそのままコピーしてみます。
(どうも直接リンクを載せると危ないみたいなので、無断で転載させていただくこ
と、お許し下さい)

「日本人はY染色体DNAのD系統を高頻度で持つ事で有名である。
世界的にもチベット人や中近東の人だけがこのDNAをもっているが、他の世界の
どこにもほとんど存在しない。
さらに日本のすぐ近くの朝鮮半島や中国人が南方系O系統であり、孤立したD系統を
持つ日本人の異質さが際立って見える。
またこのD系統は、アジア人種よりも地中海沿岸や中東に広く分布するE系統の仲間
であり、Y遺伝子の中でも非常に古い系統である。
東アジアの地域全体には南方系O系統が広く分布し、島国の日本や山岳のチベット
にのみD系統が残ったと考えられる。
D2系統はアイヌ人88%、沖縄人56%、本土日本42~56%(参考までチベット33%)
で、韓国ほぼ0%である。

アイヌには南方系O系統は無く、完全なD系統であり、本土日本人と沖縄人には南方
系のOが混ざっている。
それでも本土日本人のD系統は半数以上である。
つまり事実上アイヌと本土日本人は大差がなく、アイヌに南方系を足したのが本土
日本人となる。
結論として日本人は基本的に共通して、アイヌ人~本土日本人~沖縄人までD系統が
ベースになっており、日本人3集団が持つD系統を持たない韓国人は赤の他人と結
論できる」


これが何を言っているのかというと、遺伝系統的に、日本人はなぜか中東やチベッ
トの人たちのみが持つ遺伝子と、大陸系の遺伝子との特徴を同時に持つ不思議な民
族ですよ、ってこと。

中東の人たちが持つ遺伝子=古代シュメール人の遺伝子ってことなんですが

まあ、この記事をこれ以上オカルトチックにするつもりはないのでこの話はここま
で。

アッシリア帝国の滅亡後、新バビロニア帝国が独立。何とかその存在を保ち続けた
ユダ王国も、この新バビロニア帝国によって滅ぼされてしまいます。

さて。いよいよ物語りはクライマックス。旧約聖書誕生の瞬間へとシフトします。

それでは。「旧約聖書物語完結編」。お楽しみに~


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3 コメント

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ソロモンの背信とその結果/エノク書 (モモ)
2012-11-24 13:44:00
ソロモンは外国の女である彼女たちを愛してそのとりことなったそうです。彼には妻たち、すなわち七百人の王妃と三百人の側室がいた。この妻たちが彼の心を迷わせた。ソロモンが老境に入ったとき、彼女たちは王の心を迷わせ、他の神々に向かわせた。

ソウカ悪だと知らなかった。南妙言わないと私も母も構図の父に鞭打たれた。本当です。

お前たちこそ人間のためにとりなしをすべきであって、人間にとりなしてもらおうなどとはもってのほかである。

お前たちが高く聖い永遠の天をはなれ、女と交わり、人間の娘らによって身を汚し、妻をめとり、地上の子らと同じようにふるまい、巨人を生んだのは、いったい何のためなのか。

お前たちは聖なる霊的な存在であって永遠のいのちをもっているにもかかわらず、女の血で自分の身をけがし、肉なる者の血によって子どもを生んだ。

※そして、人間の子らとしての巨人たちはあの死んでほろびる者らと同様に血肉の欲にあこがれた。

それゆえわたしはかれらにも妻を与えて、かれらが妻をみごもらせ、子供をえて、地上の生の不足のないようにさせた。しかし、お前たちはもともと霊であり、永遠の生命をもつもので、この世のつづくかぎり死ぬことのないものだったのだ。だからお前たちには妻は定めてない。

もともと天上の霊については天こそその住むべき場所なのだから。さて、霊と肉から生まれた巨人たちだが、かれらは地上の悪霊とよばれ、地上に住むことがさだめられている。

悪霊はかれらのからだから出てきた。彼らが人間に生まれ、※しかも聖なる見張りの者に本来の源をもっているからである。

かれらは地上の悪い霊となり、悪霊という名でよばれる。天の霊たちは天にすまいが与えられるが、地上で生まれた地上の霊は地上に住む。巨人の霊は地上で災を越し、抑圧と破壊と攻撃と戦いによって地上をうちこわし、さわがす。彼らは食物をとらないが、にもかかわらず飢えかわいており、攻撃をしかける。これらの悪霊どもは人間の子らと、女に立ち向う。かれらが女から出てきたからである。巨人が殺りくを行ない、破壊と死をもたらす時代から、その霊どもは肉の魂から出てきて、審判をうけることなく破壊を行なう。かれらはこの世の総決算がなされる大いなる審判の日まで破壊を行なうが、その日にはあの見張りの者らと不信な者らは確実に清算されるであろう。

お前たちはかつてたしかに天上にいた。

※しかしお前たちにはすべての秘密が示されたわけではなく、ただ価値のないことだけが知らされていたのだ。

このようなつまらない知識を、お前たちは自分のかたくなな心から、女どもに知らせたので、女どもや男どもがこれらの知識を用いて地上に多くの悪業を行ったのだ。

お前たちには平安なはい。
返信する
神業かな… (モモ)
2012-11-24 13:51:01
○平安はない。
返信する
モモさま (のんき)
2012-11-27 10:04:25
コメント、ありがとうございます^^

う~~ん。私自身、まあまあ難しいことを記しておきながら何ですが、ももさんの記していることを、完全に理解し、吸収するための土壌がまだ私にはないようです。

ソウカとは、彼の宗教団体の事・・・でしょうね。

感じで書くと検索にかかって、妙な人がくるのは嫌なので、私もカタカナ書きにしておきます。

その苦しみから逃れるため、ユダヤか、もしくはキリストの教えを学んだ・・・ということでしょうか。

私のこの「聖書シリーズ」は、実は聖書の中から極力宗教的要素を排除することで、見えてくる真実もあるのではないか、と、そういう意志で始めたものです。

シリーズにはまだ完結編を作っていません。

「エノク書」では、ソロモンは神のような位置にすえられているのでしょうか・・・。
深いですね。ありがとうございました。
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