10月26日付サンスポ「ヒューマン」の続きです
甲斐さんがソロアルバムをリリースなさって「メンバーに喝を入れた」後
「メンバーの意識と演奏が格段と進化して、完成させたのが78年の名盤『誘惑』
そして180万枚の大ヒット曲『HERO』へと繋がる
40年前、一切テレビ番組に出なかった甲斐バンドが
同曲に乗せて登場したSEIKOのCMはお茶の間に衝撃を与えた
『会場に入ったら、おじいちゃん、おばあちゃんから小さい子供までいた
ただ、売れたシングルがたくさんあっても、いいアルバムを作らないといいライブはできない
本格的なスタジアムバンドを目指すようになった』
数々の伝説はここから始まった
2万の観客が波のようにステージに押し寄せ暴徒化寸前になった花園ラグビー場公演(81年)
両国国技館のこけら落とし公演(85年)
都庁が建つ前の空き地で開催した3万人ライブ(83年)
ロックアーティストがNHKホールを初めて使用したのも甲斐バンドだった(79年)
『紅白の出場依頼が来たので「まぶしい場所はちょっと…
代わりにNHKホールを使わせて、中継していただけませんか」って頼んだら、OKが出たんですよ
それまでは演歌や歌謡曲にしか貸してなかったから』」…という部分まで読んで
前半部の「公演前のNHKホールの楽屋で甲斐は、つぶやいた」との一文もさりながら
甲斐バンドのお三方が並ばれたお写真に添えられた
「NHKホールの楽屋でライブ前に取材に応じた甲斐バンド
エネルギッシュなステージは何年たっても変わらない」というキャプションも
「今日、このNHKホールからツアーが始まるんだ」みたいに
誤解なさる方がおられるんじゃ?と心配になりましたけど(苦笑)
記事の最後に「甲斐バンドは、インタビュー取材日だった23日に収録した
NHK『明石家紅白』(12月21日放送、後7:30)に出演
全国ツアー最終日となる来年1月16日のNHKホール公演は
午後6時半からWOWOWで独占生中継される」
…と記されていて、ホッとしました(笑)
ともあれ…「そして人気絶頂の86年に解散
『10年後に誰かが亡くなるといけないからやろうと期間限定で96年に活動を再開した』と甲斐
それが現実となる。2004年にギターの大森信和さん(享年52)が他界
『そこから俺たちの心に火がついた
ずーっと続いているのは大森さんが大きい
ラグビーに例えるなら「ワンチーム」になった』」
…この「火がついた」という言葉は、いつぞやの「SONGS」でおっしゃっていた
「本気になった」と同じ意味かと思われますが
「ベストアルバム『HEROES』の通常盤ジャケットは
亡き大森さん(右端)の入った写真が使われた」という紹介はもとより
ライブハウスツアーと連動したライブベストのジャケ写やブックレット、その収録曲も
ツアーのチケットやポスターも、大森さんにスポットが当てられたものでしたし
「甲斐バンドは、大森さんと2人で作ったバンド」という甲斐さんの思いは
今も変わっておられないんでしょうね?
「甲斐は『「○○○○○○○…」は新録ですが
間奏だけは大森さんと田中一郎がツインギターで演奏をした当時のもの』とこだわりを明かす
そして『ツアーは最初からみんなで一緒に歌ってもらいたいからアルバムと全く同じセットリスト
それをやりきった後に次が見えてくる
3人の体が動かなくなるまでやりますよ』と力強く生涯現役を宣言した」
…と結ばれていたんだけど、その「最初からみんなで一緒に歌ってもらいたい」という
甲斐さんの言葉通り、今ツアー一番の大合唱で応えた大阪府民(笑)
アンコールに入っても、そのボルテージは下がらず(笑)
【嵐の季節】【きんぽうげ】【漂泊者】と喉も裂けよと言わんばかりの熱唱ぶり(笑)
そうそう!この日の【きんぽうげ】のエンディングでは
イチローさんが岡沢さんの肩に背中からもたれかかるように体重をかけられ
…って、昔の外国人バンドがよくやってた
背中合わせのプレイをなさるおつもりだったみたいですが(笑)…
なにぶん、いきなりだったので(笑)岡沢さんが「えっ!?えっ!?」と避けるように動かれ(笑)
結果、イチローさんはかなり低い姿勢で岡沢さんに寄り添われることになったんだとか…(笑)
奥さんは、この日を最後にツアー後半は上手側の席になるため
このイチローさんの「岡沢さんイジリが見えにくくなる(笑)」と少し残念そうでした(笑)
でも、この日の岡沢さんは、隠れファン(笑)に気づかれたようで
ニッコリ笑って手を振って下さった(…と主張(笑))らしい
Wアンコールでは【破れたハートを売り物に】の最中に
甲斐さんが、ステージ上手側のPA席の方をチラチラご覧になるシーンがあり
「音響は良くてもイヤモニは別かあ…」とヒヤリ(苦笑)
幸い、それ以上のアピールはなかったものの
間奏になると、マイクスタンドから少し離れて手拍子なさっている松藤さんに対し
甲斐さんは、いつもサッとステージ奥へと下がられるらしく
初日からよく甲斐さんのマイクがハウリングしたり
イヤモニを気にされる仕草が多いことと何か関係あるのかなあと…?
大ラスの【熱狂】では、前日に最後の1発を空振りされたからか?(失礼!)
ドラムのエンディングが通常バージョンになっていたそうで
奥さんは「えーっ!?おかず没収!?(笑)」と寂しがっておりました(笑)
余談ですが、記事の最後の方に…
「『HERO』がCMソングになったSEIKOのCMがネットCMで40年ぶりによみがえり話題だ
当時の映像と、東京五輪を目指す陸上・山縣亮太(27)の走る姿がリンクしており
甲斐は『息子と山縣選手の生年月日が偶然同じで運命を感じる』と喜んだ」
…という一節がありましたけど、甲斐さんが「一度、会ってみたい」とおっしゃっていた
上沼恵美子さんのご長男は、4月7日生まれでいらっしゃるそうです(笑)
ちなみに、上沼さんは、恒例のフェスティバルホールでのコンサートで「声を飛ばした」らしく
先日の「えみちゃんねる」の収録を休まれてました(汗)
どんだけ熱唱なさったんでしょうね?(苦笑)