甲斐さんの「マイ・ムービー」のコーナーは続き…(笑)
「だから、そういうのは良いですよね
そう、だからナンか手を替え、切り口を変えつつ
面白い…えー、音楽劇場映画にしてくれるんだったら最高ですからね
でも『ロケットマン』ツラかったねぇー、ナンか…
エルトン・ジョンの…ほら、引退コンサート、LAで観たあとじゃないですか
イヤ!俺のエルトンは、こんなんじゃない!って…」と話されると
松藤さんが「もうちょっとエグイんだけど(笑)」と合いの手を入れられ
「もうちょっとエグイんだけど(笑)そう!そう!(笑)
こんなひ弱なヤツじゃない!(笑)あんなキレイな感じじゃない!(笑)
(『「ユア・ソング」あんな風に作ったりしない!(笑)』と松藤さん(笑))
そう、しない!しない!もうそんなの…もっとエグイから(笑)」
…って、もう「ロケットマン」の批評なのか?エルトン・ジョンの悪口なのか?ワカリマセン(笑)
「ハイ、そういうことで…えー『セイヤング』お届けしようと思いますが
まずは1曲目…これも『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』…タランティーノ
まあー、ナカナカ、あの…イイところで…これ、パーティかナンかにこう…車でワーッと…
60年代…まあ後半の話なんですけど…駆けつけるトコで、確か、これがかかったんですけど…
まっ、ご存知のように、サントラ出しても
ストーンズは全部許可しないんですよ、もう全て、ね?
だから、あのー、ナンだっけ?えーっと…昔『黒く塗れ』も
すごい重要なところで使われた映画があったんですけど
それも全然OKしないし、相変わらず…
タランティーノのこの映画のサントラ買ったんですけど、まっ、当然入ってないと…
で、これ、フツーの『アウト・オブ・タイム』じゃなくてですね
ストリングスが入ってて、バックに…女性コーラスも入ってて…
俺、確か持ってたなあと思って…持ってました(笑)
やっぱり、このテイクだけイイんですよね
あの…昔のマネージャーがいて…まっ、その人はビートルズの広報担当で…
結局、ストーンズ見つけて、マネージャーになって、えー、音楽のプロデューサーでもあった
で、そいつが、えー、監修して作ったアルバムなんですけど、それを聴いて下さい」
…で、1曲目はストーンズの【アウト・オブ・タイム】
曲が明けて…「ハイ、ということで…『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
タランティーノの映画は、えっと…10分から15分くらいの間の…えー、長くなったバージョンがですね
ついこないだまで上映されてたんですよ、あのー、短期間の間に…
で、ちょっと油断してたらさ…観る気マンマンだったんですよ
ちょっと油断してたら、もう終わってまして…もう終わりかよ!
たぶん何週間くらい…1ヶ月もやってないと思うんですけど…
もう、そういうのが…まっ、いわゆるディレクターズカットなのか?完全版なのか?
判んないんだけど…そういうのが改めて…まっ、そんなに経ってない訳じゃない?
だって、地方だったらまだやってるでしょ…っていうにも関わらず
そういうのが、すぐあるっていうのがスゴイ!
サントラ、むちゃむちゃ売れてるらしいですよ
サントラ、売れてるんですけど、ちょっとイラッとするのはですね
要するに、そのー、合間合間にDJが…DJの声が入ってて…
まっ、音源も、その…入ってるんですけど、その当時のAM…
AMラジオ…あの…いわゆるハリウッドがある有名な、そこの放送局があって
で、そのDJの人たちの声が入りつつ、ラジオからかかってる
…っていう設定なんですよ、サントラがね
キレイな音源もあるんですよ、あの…『サークル・ゲーム』って
『サークル・ゲーム』とか『夢のカリフォルニア』みたいなキレイな音源もあるんですけど
もう、あのー(…とテーブルをコツコツ?もしくはフィンガースナップ?らしき音)
色んな音源があって、それがラジオでかかってる設定なんで…
(『音色を変えて?』と松藤さん)…イヤ、音色変え…リミッターをかけて
リミッターをかけ過ぎ…あの、ちょっとかけて
(『昔のFENみたいな?』と松藤さん)…そう
で『ミセス・ロビンソン』も、その割れた状態で入って…出て来るんですよ
もう、よく許可したなと…俺だったら絶対許可しないもんね(笑)
ナンで割らすんだよ!ってことなんですけど
一瞬、その…ナンての?あのー、音質をちゃんとこう…噛みしめながら聴く
僕みたいなタイプじゃない人たちは、ラジオを…AMラジオを聴きながら…
っていう感じで、まあ、流しながら聴けるっていう…」
…と、ご不満なご様子でしたが、まあそもそも、当時のタラちゃんが
家や、お母さんの運転する車の中で聴いていた
「ラジオから流れていた曲」をセレクトしている訳ですし
60年代後半のAMラジオに、今みたいなクオリティの音はなかったというトコも
忠実に再現したっていうことなんでしょうね?(苦笑)
「で、クドカンがエッセイで『イヤ、イイぞ!』って、ナンか褒めてるんですよ
褒めるな!お前、そんなもん(笑)
イヤ、だから結構、ナンての?ほら、あの割れた音色って、ナンか耳に残るじゃないですか
まあ実際、その…AMラジオ…まあこれも、お聴きの皆さんに、まあ言うと
少しこう…キュッと高音も低音も凝縮した感じで
ちょうど中音域に寄ってるんですよね、今でも…
今、AMラジオ相当良くなったんで
(『FMでも流してますからね、今』と松藤さん)流してますからね
だけど、まあその60年代後半のAMっていう設定なんで、それ…
リミッターがかかり過ぎて『わっ!残念』みたいな…っていうんで
まあ、このあとかけ…すぐあとじゃなくて、もっとあとにかけますけど…
ヴァニラ・ファッジの『ユー・キープ・ハンギング・オン』が、かかってるんですよ
それも割れてるんですよ(笑)それもタランティーノ・エディット入りって書かれてて
お前、バカヤロー!みたいな…(笑)
イントロ短くしてるだけじゃねぇか!(笑)って感じなんですけど…
まあ、そいで、だんだんイライラして来て
ヴァニラ・ファッジのオリジナル買いました(笑)
それも、すごい必死で見つけて…」と話されると
「リバーサイドでお問い合わせを…?(笑)」と松藤さん(笑)
「そう、リバーサイド(笑)」という甲斐さんの口ぶりから
洋盤を入手なさる際はいつもご利用になっているのかな?と…(笑)
チラッとググってみたら、リバーサイド・レコードって
元々は、セロニアス・モンクなどを中心としたジャズのレーベルみたいですが
コンコード・ミュージック・グループの傘下に入り
アメリカの配給元がユニバーサル・ミュージックになったことで
日本での販売元もビクターからユニバーサル・ミュージック・ジャパンに代わったらしく
おそらく?甲斐さんのお問い合わせ先は、こちらが窓口じゃないかと…?(笑)