もうずいぶん前のことになりますが、甲斐バンドツアーの関西プロモーションの間に
ポツンと挟まっていたLOVE FM(福岡)への甲斐さんご出演分をご紹介します
ただ、この番組って確か…と過去の記事を探したら
2年前にイチローさんとご一緒に出演された際に、甲斐さんがちょっとキレていらした番組で(苦笑)
しかも、今回のご出演日は、本来なら別の方が担当される曜日だったはずが
2年前と同じパーソナリティの女性がピンチヒッターでいらしたのでハラハラでした(苦笑)
その前回、件のパーソナリティ・Sakikoさんは
「大物の方なので、失礼のないようにと思って…」
ネット動画でかなり甲斐バンドの予習をなさったらしく
甲斐さんが過去にご出演になった番組でのコメントを事細かに勉強され
ご登場の瞬間から随所随所で、その情報をブチ込まれた訳だけど
例えば…「行列のできる法律相談所」で
「歌手のHさんに、昔ちょっと嫉妬していたというか
Hさんのヒットを知らなかった人達を全て嫌ってたというエピソード」を口にされると
甲斐さんから「今の(話)、全く誰も伝わってないし…」と言われ
「歌手のHさんに、昔ちょっと嫉妬していたというか
Hさんのヒットを知らなかった人達を全て嫌ってたというエピソード」を口にされると
甲斐さんから「今の(話)、全く誰も伝わってないし…」と言われ
「『歌ってる人のギターは歌ってるわ』っていうコメントが好き」
…と、Hさんが【安奈】のギターをお弾きになった際の甲斐さんの言葉を挙げられるも
…と、Hさんが【安奈】のギターをお弾きになった際の甲斐さんの言葉を挙げられるも
「えっ!?それ、いつですか?」と忘れたフリ?をされ(苦笑)
「スタジアム・クラスのバンドって言ったら
甲斐バンドさんが最初だったり
スタンディング・オベーションっていうんですか?
ああいうのも甲斐バンドさんが最初にされた…」と紹介なさると
「いやぁ、良く知ってますね
知ってるわりには言葉が足りない感じですよね」とチクリ(苦笑)
甲斐バンドさんが最初だったり
スタンディング・オベーションっていうんですか?
ああいうのも甲斐バンドさんが最初にされた…」と紹介なさると
「いやぁ、良く知ってますね
知ってるわりには言葉が足りない感じですよね」とチクリ(苦笑)
「ものすごいユーチューバーだね(笑)
ユーチューブめちゃくちゃ検索してるでしょ?
それねぇ、見ない方が良いんですよ
現在の、まっさらな僕らをその目で見て下さい(笑)」とたしなめられても
ユーチューブめちゃくちゃ検索してるでしょ?
それねぇ、見ない方が良いんですよ
現在の、まっさらな僕らをその目で見て下さい(笑)」とたしなめられても
「昔の話も織り混ぜたい!」と、全くくじけない(笑)Sakikoさんに疲れて来られたのか?
「照和の話とか、語り尽くせぬくらいの思い出も…」と水を向けられても
「イヤ、だって一言で語れますよ
『照和でやってました』って…終わり、チャンチャン!って(笑)」とスルー(苦笑)
ベストアルバム「かりそめのスウィング」の曲順が、ツアーのセットリストでもあること
アルバムを手にして、ツアーの予習、歌詞を覚えることが出来ることを話された時に
「ファンとしては『次ナニやるんだろう?』って、楽しみがなくなっちゃいました…」と返され
「照和の話とか、語り尽くせぬくらいの思い出も…」と水を向けられても
「イヤ、だって一言で語れますよ
『照和でやってました』って…終わり、チャンチャン!って(笑)」とスルー(苦笑)
ベストアルバム「かりそめのスウィング」の曲順が、ツアーのセットリストでもあること
アルバムを手にして、ツアーの予習、歌詞を覚えることが出来ることを話された時に
「ファンとしては『次ナニやるんだろう?』って、楽しみがなくなっちゃいました…」と返され
プロモーションなさる上で「逆に水差してるもんね、ユーチューバー(笑)」と一言(苦笑)
更に「途中で『順番、逆の方が良かったんじゃない?』と思っても…」と言いかけられた時にも
「さっきから水差してますからね、意外とサラーッと水差してますから
もう、ナンか、僕らのホントの意趣知ったら、番組終わりでしたね
残念です…残念です…(笑)」と甲斐さん(苦笑)
もう、ナンか、僕らのホントの意趣知ったら、番組終わりでしたね
残念です…残念です…(笑)」と甲斐さん(苦笑)
「同じ福岡」でも、心がハモらなかったみたいでした(笑)
…といった感じだったので、もう次のご出演はないんじゃないか?(汗)と思ってたんですが
Sakikoさんの方も、今回の収録について
「もう、私、とっても緊張したんですけども
私が緊張してる感じを存分に感じて頂ければと思います」とおっしゃっていて
実際にそのインタビュー部分が始まると
いきなり「実はですね、ちょっと前にも番組に出て頂いたんですけれども
あの時はですね、ちょっと恐いお兄さんだなっていう感じで、非常に恐縮だったんで
今日、まずシッポが股の間に挟まってる感じで…
もう、犬だったらキュッとなってる感じ…(笑)」とかなり萎縮されているご様子…
もっとも、甲斐さんは「シッポが?ああ、なるほどね、丸まってる感じ?ビビってる感じ?
ホントに生えてるのかと思ったもん(笑)」と反応されていて
Sakikoさんの思いは、少し伝わりにくかったようだけど…(苦笑)
ともあれ…「さあ!もうねぇ、甲斐バンドと言いますと1974年…私、1歳の時だったんですけど
シングル『バス通り』でデビューなさってから
45周年を迎えられたということなんですよね
45周年!長い長~い歴史の中で、まあ色々あったと重々承知してるんですが
改めて、ちょっと…どんなことを…思い出深いこととか
鶴瓶さんバリにぶっちゃけて頂いて…」と、早速、空回っておられる気がしていたら
「ナンですか?『鶴瓶さんバリに』って?」と甲斐さん(笑)
「この番組にね」とのお答えに「ああ、あの…『チマタの噺』ね?
イヤ、アレはね…アレね、あの人はもう22~23の頃から知り合いなんで
長い歴史があるんですけど、ほとんど言えない話ばっかりで…(笑)
あのー、そうですね、いちばん僕の中で結構な印象になってるのは
まあ、今、鶴瓶が出たからですけど…
花園ラグビー場でね、やったんですけど…2万4~5千人くらいですか、集めて…
当時、僕『ロックは格闘技だ!』と言ってたんですけど
不言実行は美しいって思われてる日本の中で、僕、全部、有言実行の人なんで…
って、言ってたら…『ロックは格闘技だ!』と言ってたら
そのイベンターのオファーが来て『花園ラグビー場でやりましょう!』と…
今ね、あのラグビーW杯ね、結構良い…ナンかプログラム言ってましたけど…
それで、一応やったんですよ…で、まあ、その時に
その近所の苦情とか、絶対あるじゃないですか
そいで、あの…『破れたハートを売り物に』っていう
まあ、ラテンパーカッションの中でコーラスが入る感じの
ちょっと、そういう斬新な曲をちょうどシングルで切ってまして…
それをですね…花園ラグビー場って、東大阪市にあるんですよ
東大阪市といえば、河内音頭のメッカなのね、ね?
『破れたハートを売り物に』って曲を、近所の人にバーッと聴いて貰って
『すごいでしょー?河内音頭とすごい共通点あるでしょー?
河内音頭に聞こえますよね?』と言いながら…(笑)
ホントに『おお!』って言って…挨拶がてら…
すごいカッコいいラテンパーカッションですよ
河内音頭とは似ても似つかないんですけど(笑)
そうやって口説いてって…その終わった後、苦情ゼロだったんですよ
しかもね、しかもね、大暴動がありまして、それ…
『破れたハートを売り物に』って曲の発売日で…
パーカッション連打したような結構派手な曲なんですよ
リリースされた日だったんですよ、その日、花園ラグビー場…
ラジオでガンガンかかってるのを1曲目から…僕らがまたね、煽るように…
大阪人、煽っちゃいけないんですよ(笑)ね?
考えたらね、もうあの…むき出しみたいな人たちなんで…(笑)
それでもう大暴動になって、もうホントに前…
もう1万人…あっ!2万人以上の半分くらいの人たちが、ガンガン前に押し寄せて
で、もう、20センチくらいのさ、厚みのある鉄柵があるじゃないですか
アレが、最後、曲がったのね
歌いながら見てたら、あっ!ナンか曲がってるように見えたの
僕、見てて…だからもう明らかにヤバイ訳よ
で、舞台監督が、曲間の間にバーッと来て『止めて下さい』って…
今まで…生涯ね、1回しか止めてないんですよ?6曲目に止めたんですよ
それでもう『下がれ!下がってくれ!』って言って
もう20分近く、なだめ、励まし、脅し、スカしみたいな(笑)
その筋のコワイ人たちがみんなやりそうなことですよね(笑)
それでもう、ナンとか『とにかく2m…2m下がってくれ!』と…
で、20分近く説得して、やっとみんな下がってくれたんですよ…やっぱり曲がってました
そこで、ホントにトラブル起きてたら、45周年なんかないんですよ
82年くらいのことなんで、僕らも20周年に辿り着いてないってことですね
静かに消えて行くしかないですよ、それは…
だから、良かったんですけど、だから、ナンかこう…
その時にちょうど鶴瓶が観に来てて、打ち上げで、あのー…
『甲斐、お前スゴイな!スゴイな!』って、ずっと言ってて…『ナンだ、それ?』って…(笑)
『人は前に行く、前に求心力があるヤツがいると前には行く
下がるのはナカナカ出来ない』…確かにそうじゃないですか?下がるって出来ないんですよ、ね?
でも、でも、ほら、やったのがラグビー場じゃないですか
前に行ったら『スローフォワード』ですよ、ねぇ?(笑)
スローフォワードなの(笑)後ろに後ろに行くしかないんですよ、ほら(笑)」と甲斐さん(笑)
Sakikoさんが「ウマイこと(笑)」とおっしゃると「落とすなー!(笑)」と自画自賛(笑)
…という訳で、鶴瓶師匠のお名前が出たからとは言うものの
やはり、関西プロモーション後の収録?ということもあってか
花園ライブのエピソードを関西プロモーションより詳しく話されてましたが(笑)
でも、あの暴動が収まってなかったら、今回の45周年ツアーもなかったかも?と思うと
「結構な印象」を残した一夜というのも納得ですねぇ