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ノエルのブログ

シネマと海外文学、そしてお庭の話

ジビエ料理が食べたい

2014-06-25 21:18:40 | アート・文化

昨日、家族でイタリア創作料理を提供するというレストランで、ディナーを取ることに。

牛の舌をグリルした前菜、オレンジ色のウニがグリーンピーススープの緑に浮かんでいるものなど、皆美味しかったのだが、メインが猪肉のハンバーグと聞いた時は、ちょっと絶句。 あまり変わったものを食べてこなかったせいか、「猪ねえ・・・よく山の方へ行ったら、『ボタン鍋』とか書いた看板を見るけれど、果たして食べられるかなあ?」という消極的反応。

北海道でジンギスカンも食べられなかったし、本場トルコでもシシカバブは駄目だった・・・。フランスの鴨料理はそれなりにいけたけど、あぶらっこかったなあ。エジプトで食べた鳩料理は、記憶すらないのだが、おいしくなかったことだけは自信を持って言える!

さて、白い皿の上に盛られた猪肉のハンバーグ。さぞや、えぐくて臭みのあるお肉かと思ったら、あら美味しい。 ピンク色のぷちぷちしたお肉が、舌の上で転がるさまは、新しい味覚との出会いでありました。

今まで、珍味と言われるもので、美味しかったとはっきり覚えているのは、ふぐの白子。ねっとりと舌にからみつくような濃厚なうま味は、今も記憶に残っている。ふぐの白子と言えば、昔、村上龍の「料理小説集」を読んでいた時、その一篇に南仏ニースのホテルで、鹿の脳みそを使った豪華な料理が出るのだが、その脳みそとふぐの白子が全く同じ味なのだそう。  本当かな? 

フランスでは、秋の深まりとともに、猟が解禁され、ジビエと呼ばれる禽獣の肉が出回りはじめる。 鹿の肉ももちろん、出るのだろうけれど、本当に脳みそまで食してしまうのかな? フランス人に聞いてみたい気もする。