古墳:探訪

全国の前方後円墳を中心に訊ね歩いています。

愛知県岡崎市・経ヶ峰1号墳

2017-04-15 08:14:36 | Weblog
愛知県岡崎市丸山町経ヶ峰6-1の丘陵頂にあります。
東名高速・岡崎ICの南東、県道岡崎設楽線と東名高速が交差するすぐ西側の高徳寺・妙見閣の裏山です。

全長35m、 後円部径27.5m・高さ2.8m、 前方部先端幅10m・高さ1.3m  帆立貝形の前方後円墳です。


                   (石段の奥に古墳があります)







墳丘の周りには馬蹄形をした周濠があります。
墳丘には葺石が施されていたようです。
円筒埴輪や短甲形埴輪・草摺形埴輪・冑形埴輪・盾形埴輪・蓋形埴輪・囲形埴輪・家形埴輪・鶏形埴輪 などが採取されていて、墳丘に埴輪の配列がなされていました。

1991年発掘調査が行われています。
後円部にある埋葬施設は横口式石室で、割竹形石棺が収められていたそうです。





石室は長さが3.8m、幅が1.3mあり、花崗岩の割石でつくられています。
碧玉製管玉、金銅製鋲、金銅製歩揺、環状金具、鉄剣、鉄刀、斧、刀子、轡、カコ、辻金具、土師器、須恵器 などが出土しています。

古墳時代中期・5世紀後半頃の築造と推定されています。

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