古墳:探訪

全国の前方後円墳を中心に訊ね歩いています。

宮崎県西都市・三納35号墳

2010-06-26 08:53:41 | Weblog
宮崎県西都市三納宮田2056の台地上にあります。
墳丘は一部損傷を受けています。
雑木林に覆われていて、墳形全体像を確認することは難しい状態です。

全長54m、 後円部径36m・高さ5.7m、 前方部幅22m・高さ2.5m の前方後円墳です。
墳丘には葺き石が施されています。
埴輪の配列はなかったようです。

築造時期は不明です。
三納古墳群(平群地区)を構成しています。

集落のはずれの雑木林の中にあり、見つけるのに苦労しました。
すぐそばにお住まいのおばあさんが、古墳まで案内してくださり助かりました。




   (後円部から前方部を見ています。)


   ( 後 円 部 )

宮崎県西都市・三納28号墳

2010-06-26 08:40:00 | Weblog
宮崎県西都市三納清田1338、道路脇の田圃にあります。
墳丘は損傷を受けています。

全長64m、 後円部径24m・高さ3.8m、 前方部幅16m・高さ2.2m の前方後円墳です。
墳丘には葺き石が施されています。
埴輪の配列はなかったようです。
墳丘の周りには周溝があります。

築造時期は不明です。
後円部には祠が祭られています。
三納古墳群(平群地区)を構成しています。

後円部脇には精米機が設置されていて、近くの住人が利用されていました。






宮崎県西都市・三納20号墳

2010-06-26 08:19:00 | Weblog
宮崎県西都市三納(みのう)田中1136の台地裾にあります。
墳丘は一部損傷を受けています。
田圃の一角にあります。

全長26m、 後円部径22m・高さ3.5m、 前方部幅3m・高さ1.5m  帆立貝式の前方後円墳です。
墳丘には葺き石が施されています。
埴輪の配列はなかったようです。
後円部墳丘上には、たくさんの土器片が散らばっていました。

築造時期は不明です。
三納古墳群を構成しています。








「三納古墳群」
永野大原地区に円墳22基、松本地区に前方後円墳1基・円墳11基、平群地区に前方後円墳3基・円墳28基、その他の地区に5基(横穴墓)など広い範囲に計70基が点在しています。
永野大原地区は、先週紹介しました西ノ原地区と一部で重なり百塚原と呼ばれ、宮崎県で唯一の国宝に指定されている金銅製の馬具類が出土しています。
昭和10年7月2日、宮崎県の史跡に指定されています。

宮崎県西都市・清水西原2号墳

2010-06-19 08:38:32 | Weblog
宮崎県西都市清水松崎の台地上にあります。
1号墳から北西方向に少し行った所です。

全長55m(現状)、 後円部径30m・高さ5.6m、 前方部幅21m・高さ5.8m の前方後円墳です。
墳丘には葺き石が施されています。
造り出しはありません。
埴輪の配列もなかったようです。

築造時期は、古墳時代後期頃と推定されています。
古墳は一部損傷を受けています。
清水西原古墳群を構成しています。






宮崎県西都市・清水西原1号墳

2010-06-19 08:01:29 | Weblog
宮崎県西都市清水松崎36の台地上にあります。
西都原古墳群の中で一番南の平地にある鳥子支群から、北西方向約500m行った微高地です。
清水神社の裏です。

全長33m、 後円部径16.5m(現状)・高さ3.7m、 前方部幅16m・高さ3m の前方後円墳です。
墳丘には葺き石が施されています。
造り出しはありません。
埴輪の配列はなかったようです。

築造時期は古墳時代後期と推定されています。
清水西原古墳群を構成しています。









「清水西原古墳群」
昭和9年4月17日、宮崎県の史跡に指定されています。
清水地区に前方後円墳2基を含む6基が、西ノ原地区に円墳19基があります。
西ノ原地区の台地上には、三納古墳群の一部も分布していて、昔から「百塚原」と呼ばれてきました。
此の百塚原から大正初年、金銅製の馬具類が出土(どの古墳から出土したのかは特定されていません。)しています。
現在、五島美術館が所蔵していて、国宝に指定されています。

 *金銅製鞍橋金具残闕 *金銅製透彫杏葉 *金銅製無地杏葉 *金銅製透彫雲珠
 *金銅製無地雲珠 *金銅製透彫辻金物 *金銅製無地辻金物 *金銅製透彫散金物
 *金銅製透彫轡鏡板 *金銅製具

宮崎県西都市・西都原古墳群239号墳

2010-06-12 08:36:05 | Weblog
宮崎県西都市三宅竹脇の平地にあります。
前方部を西に向けています。

全長56m、 後円部径28m・高さ5.2m、 前方部幅22m・高さ5m の前方後円墳です。
墳丘には葺き石が施されています。
造り出しはありません。

墳丘は一部損傷を受けていますが、おおむね良好な状態で残っています。
古墳時代後期の築造と推定されています。
鳥子支群を構成しています。

鳥子支群は、「風土記の丘・西都原古墳群」のある台地からかなり南に離れた低地にある古墳群です。
前方後円墳1基、円墳3基が残っています。
周りは急激に宅地化が進み、もはや平地から全体像をみることはできません。
上記写真はかなり前に撮ったもので、手前のこの畑も今は住宅が建っています。






宮崎県西都市・西都原古墳群237号墳

2010-06-12 08:20:47 | Weblog
宮崎県西都市三宅尾筋東下の台地上にあります。
前方部を東に向けています。
中間台地(尾筋地区)の先端近くです。

全長33m、 後円部径18m・高さ3.4m、 前方部幅10m・高さ1.4m の前方後円墳です。
墳丘には葺き石が施されています。
造り出しはありません。
墳丘西側に周溝があります。

民家入口にあり、墳丘はかなり損傷を受けています。
墳丘に登ることができます。

尾筋支群を構成していて、前記の4基とは少し距離を置いた、支群の一番南にあります。






宮崎県西都市・西都原古墳群233号墳

2010-06-12 08:05:45 | Weblog
宮崎県西都市三宅尾筋西上の台地上にあります。
前方部を西に向けています。
中間台地(尾筋地区)の西端です。

全長36.7m、 後円部径25m・高さ4.2m、 前方部幅15m・高さ2.7m の前方後円墳です。
墳丘には葺き石が施されています。
造り出しはありません。

ほぼ良好な状態で残っています。
墳丘に登ることができます。
尾筋支群を構成しています。


   (前方部・・・南側)


   (前方部・・・北側)


   (後円部から前方部を望む)