古墳:探訪

全国の前方後円墳を中心に訊ね歩いています。

茨城県土浦市・幕下女騎(ばっかめき)古墳

2019-10-26 05:44:59 | Weblog
茨城県土浦市上高津字望月の台地上にあります。
上高津貝塚の東側の台地上です。
土地所有のおばあさんの許可と、急な山道を上がる道順を教わってどうにか辿り着きました。

全長30m、 後円部径?m・高さ2m、 前方部先端幅?m・高さ?m  の前方後円墳です。
墳丘はかなり削平されています。

発掘調査が1988年に行われていて、円筒埴輪が出土しています。

資料がほとんどなく詳細は不明ですが、出土した円筒埴輪から古墳時代後期・6世紀ころの築造と推定されています。



















茨城県土浦市・八幡神社古墳

2019-10-26 05:31:54 | Weblog
茨城県土浦市粟野町字八幡の台地上にあります。

全長約50m、 後円部径?m・高さ?m、 前方部先端幅?m・高さ?m  の前方後円墳です。

わずかに前方部が残るのみで、大半は削平され消滅に近い状態です。
前方部に八幡神社の社殿が建っています。

資料がほとんどなく詳細は不明です。


              (手前の平地が後円部の跡)




                 (前方部)

茨城県土浦市・浅間塚(せんげんづか)古墳

2019-10-19 03:38:16 | Weblog
茨城県土浦市木田余字浅間台、土浦第2中学校の東・霞ヶ浦を望む台地の縁にあります。
共同墓地の端です。


周りは住宅街として発展しているようでした。

全長約30m、 後円部径約20m・高さ2m、 前方部先端幅?m・高さ?m  の前方後円墳です。
墳丘はかなり削平されています。

資料がほとんどなく詳細は不明です。




















茨城県土浦市・吹上坪古墳群

2019-10-19 03:16:49 | Weblog
茨城県土浦市今泉字吹上坪、吹上公民館の北西の杉林の中にあります。
前方後円墳2基、円墳4基、所在不明3基の合計9基からなる古墳群です。

(2号墳)
全長約30m、 後円部径?m・高さ?m、 前方部先端幅?m・高さ?m  の前方後円墳です。
西側が大きく削平されていて、現状円墳状態です。



















(3号墳)
全長約20m、 後円部径?m・高さ?m、 前方部先端幅?m・高さ?m  の前方後円墳です。
かなり削平を受けているようで、現状ではくびれ部もはっきりしない細長い墳形をしています。











2基とも資料が少なく、築造時期を含め詳細は不明です。

茨城県土浦市・常名(ひたな)天神山古墳

2019-10-12 05:49:42 | Weblog
茨城県土浦市常名町西根、南に桜川を望む標高23mの独立した丘陵尾根上にあります。
集落から長い石段を上がっていきます。
古墳前は広場になっていて車でも行くことができます。

全長約90m(現存約70m)、 後円部径40~48m・高さ7m、 前方部先端幅25m・高さ2~3m  の前方後円墳です。
前方部を西に向けています。


(前方部)






平成元年に測量調査が行われています。
葺石や埴輪は未確認です。
主体部も未発掘につき詳細は不明です。

後円部墳頂には常名神社の社殿が建っています。






前方部には、宝篋院塔(過去の重罪をなくし、現在の災害から免れ、未来の極楽往生を祈るために「宝篋印陀羅尼経」を納めた供養塔)が立てられています。
安土桃山時代の作と推定されていて、昭和46年7月13日・土浦市の文化財に指定されています。




くびれ部付近には4つの祠がたっています。
左(前方部側)から誉田別命を祀る祠、真ん中の二つは大日如来の祠、右は稲荷社です。


古墳時代中期・5世紀前半頃の築造と推定されています。

平成3年3月11日、土浦市の史跡に指定されています。

茨城県土浦市・今泉愛宕山古墳

2019-10-05 05:35:55 | Weblog
群馬県土浦市今泉町原田1601にあります。

全長60m、 後円部径?m・高さ4.75m、 前方部先端幅?m・高さ6.5m  の前方後円墳です。
後円部に比べ前方部が発達しています。
前方部は削平、後円部裾部の一部も削平されています。






後円部墳丘上には稲荷神社の社殿が建っています。






周りには多数の石塔があります。




円筒埴輪や人物埴輪などが出土していて、墳丘に埴輪の配列がなされていました。
埋葬施設には、箱型石棺が埋葬されていたそうです。
資料が少なくその他については不明です。

平成3年3月1日、土浦市の史跡に指定されています。


茨城県土浦市・高崎山古墳群西支群2号墳

2019-10-05 05:17:10 | Weblog
茨城県土浦市小高字高崎、にいはり園(障害者福祉施設)の南・高崎山にあります。

全長27.3m、 後円部径18m・高さ?m、 前方部先端幅?m・高さ?m  の前方後円墳です。

墳丘の周りには周濠があります。
円筒埴輪や形象埴輪が周濠部から多数出土していて、墳丘に埴輪の配列がなされていました。
1997年(平成9年)に発掘調査が行われています。
後円部にある埋葬施設は、南方向に開口する全長約27m・高さ約1.5mの両袖型横穴式石室です。
筑波石を使った乱石積で、内壁面には赤色顔料が塗られていました。
石室内から直刀2・鉄鏃・勾玉・管玉・小玉・土師器・須恵器などが出土しています。
石室は高崎山丘陵北西端付近に移築・復元されていて、自由に見学できます。













古墳時代後期・6世紀後半頃の築造と推定されています。