古墳:探訪

全国の前方後円墳を中心に訊ね歩いています。

岐阜県大垣市・荒尾1号墳

2016-05-07 06:38:00 | Weblog
岐阜県大垣市荒尾町中牧野の平地にあります。













全長27.5m、 後円部径19m・高さ2.1m、 前方部先端幅8.5m・高さ?m  帆立貝式の前方後円墳です。
墳丘は大きく削平を受けていて、現在は後円部が残るだけです。

墳丘の周りには幅3mの盾形をした周濠があります。
墳丘に葺石は施されていなかったようです。
埴輪の出土がなく、墳丘に埴輪の配列はなされていませんでした。

1973年(昭和48年)発掘調査が行われています。
後円部中央にある埋葬施設が、どのような埋葬かははっきりしていません。
土師器や須恵器などが周濠から出土しています。

古墳時代後期・6世紀前半頃の築造と推定されています。

この荒尾1号墳を含む荒尾古墳群は、昭和31年10月9日大垣市の史跡に指定されています。



「荒尾古墳群」
牧野町から荒尾町にかけて分布しています。
かっては十数基あったそうですが、現在は荒尾町にある御首(みくび)神社境内などに5基が残るだけです。
6世紀から7世紀にかけての古墳群です。

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