ラフィアの糸(繊維)は手芸店で何メートル巻きとかいうカタチでは、この数十年売られていなくて、
手に入る繊維としては園芸店で売られているマダガスカル産のものが一番編み物材として適材。
なのでそれを買った。束から一本を取り、編みやすい幅に裂いて、「材」を作り編み込むという手順になる。
ラフィアは本当に細い状態でもある程度の引きの強度もあって、しなやかに編める細さで十分に作品を編める材であることがようやくわかった。
繊維の細さというか太さというか、編み針を持つ指先がマヒするくらい編む時の引きに力を要するほどの「繊維の太さ」は必要なかった。
そして、そのラフィアの一定幅を感覚的に取りだす(裂く)ことが、ようやく私にできるようになった。
この数カ月の間に、偶然目にした「しな」を扱う職人さんの「しな」の「材造り」のその現場。
その作業にヒントを頂けた。天然素材を扱う一番仕事は「編むため」「組むため」の、まさにその「材を整える」こと。
糸を結んでは繋げない。次の一本を挟み込み抜けないよう、裏で編み目に組み入れ、繋ぎながら編み進める。
一本が短いから繋ぎ足し繋ぎ足しの連続。繋ぎ目箇所での遊び糸の処理は段ごとに済ませておく。
3号鈎針使用
↑まだまだだけど・・・素材を活かせる「もの」「道具」を作らなくちゃね。
・・・ラフィア編みの修行続く・・・・