金四郎 たのんまっせぇ~

夫、老柴犬金四郎と南房総に移住して16年を過ぎ、今や身も心もすっかり房総人。亡き愛犬との思い出と共に綴る日々の出来事

たった3年で終わった命を町の人はどう思うんだろう

2019-11-05 20:49:21 | つぶやき
11月に入ったら気持ちを新しくして・・・って思ったのに・・

10月31日の夜10時過ぎ、部屋の窓の外の海の上をヘリコプターが一機、ものすごく低空で轟音で飛んでいて、布団に入ろうと思う私の気持ちを惹きつけました。

かぎられた範囲の海上を行ったり来たり、サーチライトを海面に向けてるのが分かりました。

海と我家は直線で350メートルぐらいだから間にある家の屋根に隠れるほどの低空で飛んでる時もありました。

「これは海の上の何かを探してる!?」とは直感で思いましたが、ニュースで聞く、北朝鮮からの密入国?なんて、ミステリアスなことまで思いながら、11時過ぎ、その音が消えるまで、気になりながら、窓の外を覗いていました。

そして、翌朝、日の出とともにまたあの轟音が聞こえ出したのです!

「これは普通じゃない!」と、何となく寝不足気味で下りていくと、すでに起きてた夫もヘリコプターが飛んでたな・・って・・そっかぁ~彼も気にはなってたんだ。

朝食後夫がゴルフ練習に出て間もなく、ヘリコプターは高く飛び始め、その後すぐに、けたたましいサイレンの音で、救急車でもなく・・消防車でもなく・・パトカー?が海岸道路を走っていくのが聞こえました。

そして、すべてが静かになって・・・それっきり気にもならなくなったのですが・・

その日の昼前に我が家から2キロ半ほど離れて漁港近くのお米屋さんに寄ったらご主人が、
「昨日からスンゲー音してたの・・あれ、3歳の子供だってよ、この辺の人じゃないらしい!」というのです。

思わず前のめりになって聞きました。

帰宅してしばらくすると隣人が近所から聞いたと、いつも我家の前をはしゃぎながら通る4人兄弟の一番下の男のだと分かりました。

8歳、7歳、の男子、5歳の女の子、そして、一番下の3歳!

とにかくワイルドな子供達で、たくましさもあり、やんちゃその物も感じてはいました。

父親は40代らしいのですが、以前は漁師の手伝いをしてたとか・・でも、今は、奥さんが働いて父親が子供たちを見てるようでした。

父親とは5歳女児を幼稚園に送っていくときに出会うことはありましたが、挨拶をしても「ども!」と言ってちょっと首を振るだけの、言って見れば今風?みたいな・・・

母親はかつて、その3歳の子が1歳半ぐらいの時、よくおんぶして、歩いてるのを見かけたり、誰かと話してる姿は見ていましたが、その時も子供たちは、いくら田舎とはいえ、道の真ん中でも空き地に続いてると、どどどどっと走りぬいて遊びまわってて、思わず「危ない!!」と手で押さえたこともありました

若いお母さんは「アッ、大丈夫です!」と一言!!

そんな家族ですから、巷では色々と言われているようでしたが、それぞれ家庭の事情もあるし、色々と方針もあることなので、こちらも、よほど危なくない限り見てみぬふり状態ではありましたけど・・

子供たちに寄るちょっとした出来事もあったようですが、・・・でも・・

まさか・・・

そして、関東圏のニュースでも取り上げられ、翌日の新聞にも載って、・・・それによると

その31日の夜、父親は数人の子供たちを連れて海へ行き、砂浜へ降りて、その3歳がウンチをしたのでおしりを洗おうと波打ち際に行って洗ってたら大波が来て、さらわれてしまった・・ということでした。

そして、その通報は、その場にいなかったらしい母親から警察に連絡が入り、そのような話だったと・・・

誰が聞いてもなんとも不可解な話です。

ここの海は、引き波が強いことで有名で、だからサーファーの上級者向きで人気があるんだそうです

親しくしてるパン屋さんは、オーストラリアの海仕込みの一級のサーファーなので、色々と話しを聴くのですが、海の状態もそれだけに詳しくて、その日は、月が新月から2日目の細い月で、確かに波は静かだけど、月明かりもない、堤防なら分かるけど、サーファーだって夜の灯りの無い砂浜には下りない!という所に、子供数人をそれも幼い子供とですよ!!

うわさが噂を呼び、いろんな話が飛び込んできます
見たこともない大きなハイヤーが近くの道を通り過ぎ、その方が住まいとしてる山の方に何台も走って行ったり、帰ってきたり・・
隣の家には日本で一番大きな放送局がインタヴューに来たそうで・・・そのお子さんの写真を見せて・・・

彼女も、見かけることは有っても直接知らないし、色々と聞いてることはあっても実際現認したことはあっても、そのこととは直接関係ないからと、余分なことは言わなかったと・・・ですよね~~~

私だってその立場ならそうしたと思うから

3歳の坊やの顏はあまり覚えてないけど、8歳のお兄ちゃんの子供自転車の後ろにしがみつくように乗ってて、その後ろを二人が追いかけていく、そんな姿だけがいつまでも頭から離れないのです。

そのご近所の方の話だと、ここ数日、警察や消防、それに加えて報道各社が来てるとか・・でも何も聞けてないと・・・、

海上保安庁のヘリコプターが夜、朝と飛んで、7時過ぎ沖合に、裸の幼児の身体を発見した、それだけだってすごいことなのに・・・それが、よりによって・・・少し離れてるけど同じ地域の方の坊やだったなんて!!


今日、集金に来た新聞屋さんがかつてその方たちはその新聞屋さんの地域に住んでいたことなど
話してくれながら、顔をゆがめて

「俺!人がなんていうことよりも、たった3年しか生きられなかった、それも病気なんかじゃなくて・・それを思うとね・・・辛いっすよ!!」と・・涙声で・・・

それよ、それ!!
私も何がこんなに気持ちをふさいでるかって・・・それなのよ!!


 世の中、父親に寄る幼児虐待や、母親の黙認の罪。 教員のイジメ・・なんか異常事態が多すぎて、たまらないけど、それを憂いながらも、、何がって・・そのことで命を失ったこと、たった3年や5年でね。

当然親の責任問題にはなると思うけど・・・

でもね・・そのことじゃなくて・・せっかくこの世に生を受けて、健康であんなに元気にはしゃぎまわってた子供がね・・・

たった3歳が!!

海は楽しいけど怖いですよ、波は静かでも、時々来る大きな波に足を何度もすくわれます。

金四郎も、それを知ってて、砂浜を歩くときは、波が来るとぴょんと飛んで除けたり、あえて波打ち際を歩きませんでした♪
実際、川より海の方を嫌っていましたね。

川にも随分と流されたことあったけど、泳ぎ切れたから。

海は波にさらわれると出て来るのに必死で、それを一回経験してからはホント用心してた♪

犬は、本能でそういったことを習得し判断していく、それをお利口さんねぇ~~なんて言ってたバカな飼い主でしたね・・・反省!!

何とも思い気持ちで迎えた11月なんです



キミがいたら・・こんな格好で布団の上で寝てくれてたら・・・・あぁぁぁ癒されたい!!

   台風の跡も、少しずつ落ち着いて来て屋根のブルーシートは有っても、土砂も片付き、だんだん普通生活のリズムも周りに見えています。

河川の氾濫で被災した地域も気になりますが、これ以上の被害の出ないことを望みながら、気分を一新して、11月からはコメントも開けようと思っていましたが、まだまだ皆さんとおしゃべりする気力がありませんので、もう少しお休みします






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