虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

稲妻草紙(1951/日)

2004年07月23日 | 映画感想あ行
監督:稲垣浩
出演:阪東妻三郎 田中絹代 木暮実千代 三國連太郎 進藤英太郎

 船来源三郎はやっと仕官した藩で、直情型性格のために横暴で陰険な家老を殴って脱藩する。上意討ちの命を受けた有馬又十郎は、彼に好意を抱く。そして有馬は船来の恋人をも好きになってしまう。

 ほとんどストーリーは「ニ都物語」みたい。恋する女性のためにその恋人の身代わりとなって死地に赴く。ただ、これは二都物語ほど悲しい結末ではなくて、あからさまではないけど、望みがもてるように終わります。
 阪妻さんは、やっぱりアクション控えめです。一番元気なときを知ってるとちょっと悲しい。とはいえ、顔千両な人で、アップが出るとなんかうれしくなっちゃうほど、素敵です。御歳のはずなのにね。三國連太郎、若くてしばらくは彼だとはわからなかった。突っ張り風な若者を好演してます。田中絹代さんも立派にマドンナやってますが、私は木暮実千代さん、なんてきれいなんだろう…とぽ~っとみてました。ほんとに美しいです!

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