虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

サイダーハウスルール/アーヴィング著

2004年07月05日 | 
 ラッセ・ハルストレム監督の映画の原作。映画とは物語の印象がかなり違う。
 映画のほうでは、トビー・マグワイアの持つ生真面目で内省的なムードに乗っかってみていたなあ、と思った。あのバックに流れるきれいなピアノにも。
 映画のほうでばっさり切られていたエピソードで、印象をかなり変えた。私は映画のほうが、すっきりしてるなと思う。でもその分、ホーマーの恋の持つ意味が薄まっちゃったみたい。
斎藤美奈子さんの「妊娠小説」は日本の小説を対象としたものだったので、この本は取り上げられていなかったが、齋藤さんのまな板に乗ってしかるべきだったかもしれないです。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ラストというか (ningyo)
2004-07-07 22:43:36
全体がだいぶ刈り込まれてます。



特に、ホーマーが自分自身の子どもを持つという経験がざっくり切り取られちゃっていました。

ないほうが、彼の清浄な印象にあっていますが、あったほうが本のテーマである、生きる上で自分自身でも不条理を抱えて生きなければならない、みたいな悲しさが強調されるかな、と思いました。
返信する
Unknown (Robin)
2004-07-07 15:27:51
こんにちは!

サイダーハウス・ルールの原作を読まれたそうですね。映画とは少し違うそうですね。

ラストがだいぶカットされていたと知って

読みたくなりました。

この映画でラッセ・ハルストレム監督の

ファンになりました。
返信する