虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

ドッジボール (2004/アメリカ)

2006年03月14日 | 映画感想た行
DODGEBALL: A TRUE UNDERDOG STORY
監督: ローソン・マーシャル・サーバー
出演: ヴィンス・ヴォーン     ピーター・ラ・フルール
    ベン・スティラー    ホワイト・グッドマン
    クリスティーン・テイラー     ケート
    リップ・トーン     パッチーズ・オフーリハン

 零細スポーツジム“アベレージ・ジョー”は、道路を挟んだ向かい側のピカピカで最新設備の“グロボ・ジム”に借金を抑えられ、クロボの駐車場にされかかる。その借金5万ドルを調達するためにアベレージジョーをよりどころにする常連客が選んだのはラスヴェガスで開催されるドッジボール大会の優勝賞金5万ドル。かつての名選手、今は車椅子のオフーリハンが押しかけ指導者として現れ、彼らは優勝目指して特訓を開始する…

 これも、また面白かった。
 下ネタと痛いギャグ満載で、その種の映画であるという認識を持って見ないとついていけないけど、まさに「その種の映画」に徹していて面白い。予測できるステロタイプがその通りになるところ(日本イメージも含めて)、それでいてちょこっとはずしているのが快感。かなり強烈なこともしれっと片付けてチャカチャカ進んでしまう。コーチの死なんか最たるもの。
 この映画は主役が引いている映画で、最後は王道で主役のめでたしめでたしに持っていくのだけれど、主役ヴィンス・ヴォーンが台風の目のように静かで、周りがはじけている。盛り上げ役の筆頭が仇役で、ベン・スティラーの下劣そうな演技は最高。だから負け犬たちの負け犬っぷりがさほど印象強くなくても、スティラーのおかげで落差が大きく見えます。
 ランス・アームストロングは別格として、チャック・ノリス、デヴィッド・ハッセルホフの登場の仕方はもう笑えて笑えて。うまいやり方だと思います~~