虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

深呼吸の必要(2004/日)

2004年06月25日 | 映画感想さ行
監督:篠原哲雄
出演:香里奈 谷原章介 成宮寛貴 北村三郎 吉田妙子 金子さやか 久遠さやか 長澤まさみ 大森南朋

 2月、沖縄の離島のキビ刈りに内地から若者たちがやってくる。3月いっぱいまでに見渡す限りのキビ畑を刈らなければならない。それを過ぎると工場が閉まるので、農家にとっては必死の時期。慣れない彼らは、経験豊富な田所の指導でキビ刈りをはじめる。

 思わずメインキャストを全部書いてしまいました。これは強いて言えば香里奈が中心なのでしょうが、それぞれに解決しきれないものを抱えた彼らが、自然と、島の優しさと労働の中でそれなりに自分の心を解放していくさまを、起伏はちょっとでじんわり、しみじみ~と見せてくれます。
 お話は出来過ぎって言ったらそれまでです。離島の事故という緊急時にお医者と看護婦さんがたまたま居合わせるなんて幸運もそうはないでしょう。でも極端な人の出て来ない、それなりにつらい生き方の中でもがく若者たちを優しい目で描いた、心が穏やかになる映画でした。 

先生の袴

2004年06月25日 | 日記・雑記
 どうでもいいって言えば、ほんとにどうでもいいことなんだけど。
 今年の小学校の卒業アルバムで、30歳前後の女の先生が、柄の入った中振袖に裾模様付きの袴、編み上げブーツというすごい格好をしていた。
 これ絶対誤解があるよね。
 袴にブーツというのは、大正の一時期くらいの女学生の、かなり特殊な格好なんだよね。女学生の一般的なスタイルは袴に草履。…うちのおばあちゃんは、大正時代の東京府立第一高女の卒業生で、アルバムも残ってるし、本人から聞いたから間違いないと思うけど。
…けっこうきれいな先生だからかわいいけどね。やっぱり仮装っぽく見えちゃって。式服にはどうかあ~と思っちゃう。
 中学校の先生は、紋付袴に草履だった。
 ほっとした。
 こうやって、いろいろ変わって行っちゃうんだろうか。