虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

キューティー・ブロンド(2001/米)

2004年06月20日 | 映画感想か行
LEGALLY BLONDE
監督:ロバート・ルケティック
出演:リース・ウィザースプーン ルーク・ウィルソン マシュー・デイヴィス

 プロポーズを待っていた政治家志望の彼に「ブロンドの頭悪い娘と結婚できない」と振られてしまったエルは、彼の心を取り戻すべく、一途ながんばりで彼の後を追ってハーバード・ロースクールに合格。しかし彼には既にブルネットのフィアンセがいた。 

 やっとこ今ごろ、みました。
 能天気にうまく行き過ぎるって言えばそうですけど、爽快感もあって楽しい映画でした。ブロンドでグラマーで、そんな娘はオバカにしか見られない、というのは「へえ、そうなの?」(実感がない)なんですけどね。ま、この映画世間の思いこみ一覧とばかりに並べ立ててあります。「法学部のエリートは退屈で話しベタ・自分の頭脳を鼻にかけてる」「女性運動家はブスで身なりにかまわない」などなど。映画自体がそれを否定してないし、かえってステレオタイプをそのとおりに描いとります。とはいえ、頭悪いから、と自分を振った男に同じ言葉を投げつけてやれるなんて、なんて爽快なんでしょう!
 主人公が、自分の可能性をどかどか発掘していくところ、彼女があくまで前向きで性格がいいところが気分のいいところ。それにこの映画には基本的にいやな女が出てこない。イヤな男なら出てくるけど。
 それにブロンド美女といっても、リース・ウィザースプーンきれいには違いないけど、けっこうそこそこの美女で、決して手の届かない美女ではない。それもまた成功要因かな?