性格タイプについて解説してある本を紹介してください……とコメントをいただきました。
『タイプ論』CGユング みすず書房
『子ども時代の内的世界』F.G.ウィックス 海鳴社 などです。(『子ども時代の~』はわかりやすいですが、『タイプ論』は読みずらいです~)
どちらも書かれた時代が少し古い本ですから、現代風に書いて整理してあるユングの解説書などを読むのもわかりやすいかもしれません。
前回の続きです。
内向感情型の子の感情はとても豊かで深くて敏感なので、
学習の動機も、競争とか、他より優秀でありたいとか、完璧を求める気持ちではなくて、
心地よさや親から愛情や、自尊心や、本の登場人物への思い入れや、
お友だちとの気持ちの良い関係などになります。
他の子との競争に勝って勝ち誇ったり、
他の子より優秀であることを自慢したりするよりも、
周囲の人々と気持ちよく楽しく和気あいあいと過しながら、
自分が理想とする価値あるものを、少しずつ広めたり高めたりしていきたいのです。
そういう意味で、内向感情型の子は常に向上心があって
自分に正直で、世界をていねいに観察しています。
親や大人に、自分が真実と感じるそうした価値観を認めてもらいたがっていて、
大人から勝手な期待を押し付けられると、
だれも気づかないくらい無意識的なものでも
敏感に感じ取って反発します。
2歳前後の内向感情型の女の子で、お母さんが他の子と言葉の発達を比べていることを感じ取って、ほとんどしゃべろうとしない子が、
実はさまざまなことがとてもよくわかっていて、
親御さんが期待を手放したとたん、
たちまちペラペラしゃべりだす場合があります。
感情が深いということは、
他のタイプの子より、より深くて強い愛情を親に求めています。
ですから、愛情の表現より、知的な刺激を与えることを
親が気にかけていると、
感情が抑圧されて、反対の性質を帯びて、わけのわからない憎しみとしてうっ積したりするようです。
また感情の豊かさに十分に対応してもらっていないのに、
頭を使うことを求められていると、
無力感や残酷さや怒りをしるすようになるようです。
教室には、内向感情型の子たちがけっこういるのですが、
どの子も、学校や園やお家での出来事をていねいに分析して
自分がどのように感じたのか、どう振舞うべきか、
理想的な生き方はどのようなものか、お父さんやお母さんはどんな人で
どんな生活スタイルで、どのような価値観を持ってくらしている人か
という話題をこと細かく説明してくれます。
内向感情型の小学校低学年の女の子のひとりは、
学校の先生やお友だちの癖、言動、考え方、価値観、生活スタイルなどについて、教室にくるたびに、「聞いて~聞いて~」と、それは細かく細かく説明してくれます。(授業には集中できているんでしょうか?)
また、「人生は、どうしてこんなに不公平がまかりとおっているの?」という問題について、いつもいろいろな質問をしてきます。
「話は聞くわよ。聞きますけど……問題集の○番まで終わってからね~」と念を押さないと、しゃべり通しです~
とてもしっかりした考え方を持っているけれど、
紙の上の知的な課題には集中しにくいところもあります。
それでも、愛情には、かならずきちんとした態度で返してくれるので、
こちらが愛情を持って、本人たちの価値観を尊重していれば、
やるべきことはきちんとこなしてくれる優等生でもあります。
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『タイプ論』CGユング みすず書房
『子ども時代の内的世界』F.G.ウィックス 海鳴社 などです。(『子ども時代の~』はわかりやすいですが、『タイプ論』は読みずらいです~)
どちらも書かれた時代が少し古い本ですから、現代風に書いて整理してあるユングの解説書などを読むのもわかりやすいかもしれません。
前回の続きです。
内向感情型の子の感情はとても豊かで深くて敏感なので、
学習の動機も、競争とか、他より優秀でありたいとか、完璧を求める気持ちではなくて、
心地よさや親から愛情や、自尊心や、本の登場人物への思い入れや、
お友だちとの気持ちの良い関係などになります。
他の子との競争に勝って勝ち誇ったり、
他の子より優秀であることを自慢したりするよりも、
周囲の人々と気持ちよく楽しく和気あいあいと過しながら、
自分が理想とする価値あるものを、少しずつ広めたり高めたりしていきたいのです。
そういう意味で、内向感情型の子は常に向上心があって
自分に正直で、世界をていねいに観察しています。
親や大人に、自分が真実と感じるそうした価値観を認めてもらいたがっていて、
大人から勝手な期待を押し付けられると、
だれも気づかないくらい無意識的なものでも
敏感に感じ取って反発します。
2歳前後の内向感情型の女の子で、お母さんが他の子と言葉の発達を比べていることを感じ取って、ほとんどしゃべろうとしない子が、
実はさまざまなことがとてもよくわかっていて、
親御さんが期待を手放したとたん、
たちまちペラペラしゃべりだす場合があります。
感情が深いということは、
他のタイプの子より、より深くて強い愛情を親に求めています。
ですから、愛情の表現より、知的な刺激を与えることを
親が気にかけていると、
感情が抑圧されて、反対の性質を帯びて、わけのわからない憎しみとしてうっ積したりするようです。
また感情の豊かさに十分に対応してもらっていないのに、
頭を使うことを求められていると、
無力感や残酷さや怒りをしるすようになるようです。
教室には、内向感情型の子たちがけっこういるのですが、
どの子も、学校や園やお家での出来事をていねいに分析して
自分がどのように感じたのか、どう振舞うべきか、
理想的な生き方はどのようなものか、お父さんやお母さんはどんな人で
どんな生活スタイルで、どのような価値観を持ってくらしている人か
という話題をこと細かく説明してくれます。
内向感情型の小学校低学年の女の子のひとりは、
学校の先生やお友だちの癖、言動、考え方、価値観、生活スタイルなどについて、教室にくるたびに、「聞いて~聞いて~」と、それは細かく細かく説明してくれます。(授業には集中できているんでしょうか?)
また、「人生は、どうしてこんなに不公平がまかりとおっているの?」という問題について、いつもいろいろな質問をしてきます。
「話は聞くわよ。聞きますけど……問題集の○番まで終わってからね~」と念を押さないと、しゃべり通しです~
とてもしっかりした考え方を持っているけれど、
紙の上の知的な課題には集中しにくいところもあります。
それでも、愛情には、かならずきちんとした態度で返してくれるので、
こちらが愛情を持って、本人たちの価値観を尊重していれば、
やるべきことはきちんとこなしてくれる優等生でもあります。
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たくさん本を買込んだんですね(笑)
いい本(読みやすいもので・・)はぜひぜひ紹介してくださ~い。
雑誌掲載もおめでとうございます!
先生の理論が広がれば、子供たちの未来が明るくなっていくと信じてますので、取材から逃げないでくださいね(笑)
子供のタイプが分かるとほんと接しやすくなりますね♪