虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

2、3歳児に適した働きかけ方に悩みます

2015-04-30 13:17:33 | 幼児教育の基本
2歳後半の☆ちゃんのレッスンです。

☆ちゃんは神経過敏で頑固な一面があって、
子どもがたくさんいる場や祖父母の家に行くのを拒絶したり、
ささいなことでかんしゃくを起したり、
緊張するとどもりはじめるそうです。

前回のレッスンの際、☆ちゃんは、自分の好きな人形だけ取り分けて、残りはポイポイ投げたり、
気にいったものだけ秩序通り並べたかと思うと、それ以外を強く拒絶する姿がありました。
それで、☆ちゃんのお母さんに
「今、☆ちゃんは環境が秩序通りであることに敏感な時期なので、
モンテッソーリ教育に関する本を読んで関わり方を学ぶと、
頑固で困ると思っていた行動が、成長を促すものへ変わっていくかもしれませんよ」とアドバイスしました。

すると、今回レッスンに見えた☆ちゃんのお母さんは、
「何冊かモンテッソーリ教育の本を読むと肩の荷がおりたように子育てが
楽になって、子どもに沿った接し方ができるようになってきました」と
おっしゃいました。

それでも今度は、「本にあった教具を2,3個手作りしてみたけれど、
それ以外どんなことをすればよいのか思いつかない」
「子どもに遊びを提示しても、好き勝手に自己流でしはじめるので、
どうすればいいかわからなくなる」「創造的なアプローチに自信がない」
など、新たな迷いもあるようでした。

  「本にあった教具を2,3個手作りしてみたけれど、
  それ以外どんなことをすればよいのか思いつかない」
 「子どもに遊びを提示しても、好き勝手に自己流でしはじめるので、
どうすればいいかわからなくなる」
「創造的なアプローチに自信がない」

という3つの問いには、3つとも一度に解決する答えがあります。
それは、『子どもの行動から学ぶこと』です。

上の写真は☆ちゃんが、
細い積み木の板の上に指人形を置いていって、
途中でビー球やアクリルストーンを置き始めた様子です。
ビー球を置こうとすると、すべり落ちるのですが、
もう一回、もう一回とそればかり繰り返します。
☆ちゃんのお母さんは、そんなことをいつまでもしていても、
目に見える『作品』といえるような何もできあがらないので、
無駄だなぁと感じていたそうです。
こんなとき、できれば大人が最初にした見本通り、
お人形だけを並べていってほしいのに、
自己流で遊びだすから困ったな……と感じる方もいますよね。

でも、そうした思いをいったん手放して、
☆ちゃんの様子を観察すると、

☆ちゃんは今、いろいろなものの性質(これは転がる、
これはじっとしているなど……)のちがいに
とても敏感であること

簡単にできる作業よりも、指先に注意を集中して
そっと置かないと転がってしまうようなものを扱うことを
楽しんでいること

などがわかってくるのです。
そんな気づきを得たら、わざわざ本を見て教具を作らなくても、
身近な小物を危なっかしいところに乗せていくことや、
ハンカチをポールのかけていくことや、
食事の用意でプチトマトをトングでつかんで配らせてあげるような
ことが、今、☆ちゃんの成長にピッタリの働きかけになることが
わかってくるのです。




特別な教具がなくても、ブロックを裏返してアクリルビーズや
ビー球を乗せていくだけでも、
一対一対応に気づく時期の子の遊びを作りだせますね。

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デュプロブロックで作った 回転する体操人形 と トランポリン

2015-04-29 18:04:14 | デュプロブロック
体操選手のうしろのレバーを押すと、一回転してトランポリンの上に着地します。
トランポリンにはビニール袋を折って使っています。
 
 
体操選手が飛び跳ねるしかけです。
回転させるには人形を乗せる部分にすきま(空間)を作ることがポイントです。
写真では分かりにくいですが、押すボタンになっている緑のブロックは
半分ずらして付けられています。
 
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近づけると爆破するおもちゃ。
ウルトラ・マグネットが なぜかデュプロの溝にぴったりはまります。
片方を少し浮かせて近づけると…!! 爆発します。
このおもちゃは 下のシンプルなタイプの方が迫力のある動きをします。
デザイン重視なら こちらですね。
 
 
これが シンプルな近づけると爆破するおもちゃ
かなりの迫力で磁石が引っ付きあうとともに ブロックがひっくり返ることもあります。
 
 
爆破の瞬間!
 
 
<デュプロで作ったえさをついばむ鳥>
 
尾の部分を押すと起き上がり手を離すと えさ箱の方へたおれる…
そんな単純な動きも作るとなると 左右の重さの調節が難しいです。
こうしたおもちゃを作ることで「てんびん」や「てこ」への興味も生まれます♪
 
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大人の言葉のかけ方が、子どもの考える力の弱さを作る時、高める時。

2015-04-28 14:16:12 | 初めてお越しの方

「子どもとの会話がなりたちません。思考力の伸びが弱いです」という相談を

受けることがあります。

1年生ですが、しゃべったとしても、「あれして~これして~!」「うん、それで?」

といった簡単なやりとりばかりで会話になっていません。

「4歳児ですが、うまく言葉で表現できないので、すぐ手がでます。よく泣きます」

といった相談をときどき受けます。

実のところ、とても多くの子どもたちが、ごくごく簡単な言葉のやりとりだけで

日々過していて、会話のキャッチボールがいい感じに続く子というのは少ないようです。

先日、そうした対話する力が弱いため、

「遊び方が幼いし、考える力が弱いようで心配です」と相談を受けた年長さんたちの

レッスンをしました。

そこで、いくつか気づいた点がありました。

 

★ 「短い」「浅い」場合も、「小さい」といった言葉で表現していても、

それで親御さんとの会話が通じてしまっている場合。

いちいち間違いを修正させる必要はないのですが、語彙を正しく使い、

さまざまな言葉を使いこなせるように、子どもが「この棒、小さいね」といえば、

「そうよね。短いよね。もう数センチ長ければ、車のタイヤに取り付けることが

できるのに」と返すなど、

正しい言葉や、別の言い方でのフィードバック+親の意見や気持ちをひとことくらいに、

ていねいな返事を返すことが大事です。

家庭では、「この棒、小さいね」に「そうね」と返していたり、

「はやく片付けなさい」と返していることが多いものです。

大人がほんの少しでも子どもへの返事に思考力や創造力を使うようにすれば

たちまち子どもの語彙は増えていきます。

 

★ 「レゴはブロックじゃない」と言うなど、概念の理解に弱さがある場合。

「魚は生き物じゃない。生き物は、カブトとかクワガタだから。」など、

自分がこれまで見聞きした狭い範囲で言葉を理解している場合があります。

「金魚が尾をひらひらさせるのはどうしてかな?」

「どうして、あんなふうに上手に浮かんでいられるのかな?」といった

子どもの疑問に対し、即座に答えを教えたり、図鑑で調べるのでなく、

いっしょに疑問を追いかけて会話することを楽しんでいると、

どんな生き物がどんな仲間に分類されるかといったことは、

会話の中で、自然と察して学んでいけますよ。

 

★ 子どもとの会話が成り立たない~という場合。

「そして」「だから」といった接続詞を補って会話をつなぐ方法を

自然に示していきます。

「もし~だったらどうかな?」といったアイデアを子どもといっしょに

ユーモアもまじえて、ありえないことでもいっぱい出してみます。

 

子どもとの会話が成り立たない~という場合、親御さん側は、

「かなりワンパターンの命令かうながす言葉か、簡単な感想や質問しかしたことがない」

とおっしゃるケースが多いです。

それで、子ども側からは、スラスラと論理的に筋の通った返事を期待してしまうので、

期待が高い分、場が緊張してしゃべりにくくなりがちなのです。

大人の側がリラックスして、会話を楽しむ技術を少しずつレベルアップしていくと、

回を重ねるごとに、子どもの表現力は豊かになっていきます。

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子どもの知能を高めるには、身近な大人が純粋に楽しみながら、

子どもの話に耳を傾けるのが一番です。

子どもが何か言うたびに、「教えよう」「しつけよう」「評価しよう」として、

性急に大人が価値があると思うものを押し付けていけば、

子どもたちはよく考えもせずに、何でも鵜呑みにして動くようになります。

 

「こうしてごらん」と指示を出すのを控えて、ゆったりと子どもが何かを選択するのを

待っていると、

その子がどんな子で、何に価値を置いていて、どのようなことを望んでいるのか

見えてきます。

↑の写真は、3歳後半の●くんといっしょに過ごしていた、2歳4カ月の★くんです。

★くんは、言葉が達者で、慎重でよく考えてから行動する子です。

 

この日は初めて会った3歳の男の子を前にして、固まっていました。

心配した★くんのお母さんが、

「~したら?」「~したら?」と声をかけようとしていましたが、

お願いして声かけを控えていただいて、

周囲を緊張した様子で眺める★くんをそっとしておきました。

 

年上の●くんが先に遊んでいたものを、

後から必ず★くんが、「~やりたい!」と言っているのがわかりました。

また、自分が遊ぶときには、

先に遊んでいた●くんの遊び方から良いものを吸収してもいました。

観察力や何をしているのか意味を察する力が優れているのです。

 

そうした★くんの性質からすると、

★くんが観察している最中に、「~してごらん」とうながすことは、

せっかく集中して学んでいるところを中断して、

「学ばずに何かするように」とせかすことになりがちなのがわかりますよね。

 

なら、どんな声かけをすると良いのかというと、

★くんでしたら、観察した後で、

何かをし始めた時に、「よく○○することに気がついたね」とか、

「面白そう。どうやってするのか教えてちょうだい」とか、

本人が触っている物の名前や動作の名前を具体的に表現しながら、

楽しく会話を紡ぎだすことだと思います。

↑の写真では、環状線の本を読みながら、駅名や電車の名前を言いながら、

環状線について説明していた●くんを真似て、同じ本を読み始めたところです。

 

●くんの態度から学んでいる★くんの気持ちを汲んで

「次は何駅かな?次は何駅かな?環状線はぐるぐる回るね」といった

●くんがしていたことを、★くんが引き継げるような声かけをするといいかもしれません。

 

子ともと会話をするときに、大人が言いたいことを言うのではなくて、

その子の性質を理解した上で、子どもが自分の意志を向上する方向に向けやすいように

サポートすることが大事ではないでしょうか。

(たとえば、★くんでしたら、年上の子の行動を見習って目的を定める性質を

尊重していくということです)

 

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小3の女の子たちのブロック講座

2015-04-26 19:01:11 | デュプロブロック

小学3年生の女の子たちのブロック講座の様子です。

ブロックで作る『穴』を活用するアイデアを教えていたところ、

「ベルトコンベアーで動くお菓子の工場を作って

トンネルの穴からいろいろなトッピングをしていく仕掛けが作りたい」という

声があがりました。

 

↑ 最初に子どもたちが作っていた作品。

磁石を吊り下げた可動装置で、お菓子のトッピングに混ざった『不純物』(この言葉、

子どもたちが気に入ってやたら使っていました)を取り除くようにしています。

不純物として鉄の玉やモールをお菓子に混ぜています。

 

ベルトコンベアーの仕掛け。トイレットペーパーのしんに

長いブロックのパーツを入れています。

 

不純物を取り除く装置の作業を見守るための窓をトンネルに開けようと

したところ、せっかく作っていた作品がバラバラに。

その後も何度も作品が倒れて、一から作りなおすことになりました。

最終的に、大きめのブロックの基礎板の上に

作品を設置していくとようやく落ち着きました。

 

 

「みんなと同じものは作りたくない」というポリシーのDちゃん。

「お金を入れると、グッズが出てくる自動販売機が作りたい」とのこと。

 

穴を開けたペットボトルの外側に紙コップを取り付け、

紙コップにお金が入ると、ペットボトルが回転し、

ペットボトルにある穴が下に移動して、中からグッズが出てきました。

 

 算数の時間には、芝中と同志社中の立体図形の入試問題を

デュプロブロックを使って考えました。

積み木でできた立体の問題や規則性の問題はブロックを使うと

考える過程のワクワクを味わえます。

みんな「最も数が多い時はいくつか」「最小の時はいくつか」という

概念をよく理解して正解できました。

 

<おまけ>

 「最後にちょっと遊びたい」とベルトコンベアーを動かしだした子どもたち。

少し前まで恐ろしいほどの熱中ぶりでカラーの発泡スチロールの棒

切り刻んでいたのですが……そうしてこしらえた大量のトッピング材を穴から

投入して遊び、こんな惨事に。

磁石を使った不純物除去の道具は、不純物として磁石入れていたため、

外側から吊らした磁石と内側に仕込んだ磁石がお菓子のカップのを挟みこみ、

カップごと吊下がるという思わぬアクシデントがありました。

このアクシデント、いっそのこと、そういう仕掛けを狙った別の作品に

活かせないか考え中です。

 

 

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かわいいデザインの箱を使った工作 と 算数遊びをレベルアップ

2015-04-26 18:14:47 | 通常レッスン

 

年中のAちゃんのレッスンで。

いただきもののディズニーイースターのお菓子が入っていた箱。

デザインがあんまりかわいいので、箱に触れているだけで、満面の笑みがこぼれて

いたAちゃん。初めはカバンを作る予定でしたが、お菓子入れを作ることにし、

最終的にクレープ屋さんの屋台になりました。

 

簡単な手作りコンパスをセットして作ったクレープ製造機。

折り紙と紙製のコンパスを取りつけて、円を描き、

はさみで切って、綿と果物を乗せてクレープの形に折ります。

Aちゃんは、この一通りの作業が自分でできるようになったのが

うれしくてたまらない様子で、何度もクレープ作りにチャレンジしていました。

 

算数タイムのひとこま。雑誌の付録のUFOキャッチャーゲームで

妖怪を吊っては大きい数対決。

Aちゃんは数が10以上の場合もどちらが大きいのかわかるのがうれしい様子で、

何度も対戦ゲームをやりたがっていました。

 

こんなふうに「どちらが大きい数か」というゲームに

楽しく取り組める子の次の課題は、

「どちらがいくつ大きいか」(大きい数-小さい数)です。

でも、せっかく大きい数対戦を堪能している子に、

そんな問題を出して考えさせていたら、おそらくゲームの楽しさや数への親しみは

半減してしまうでしょう。

 

そんな場合、子どもに「どちらが大きい数か」を問うゲームを続けながら、

キラキラした小物やチップなどを、勝った人に大きい数から小さい数を引いて渡す

ルールを加えると、(計算させるのではなく、違いの数だけもらえる喜びを味わえる

ようにするだけです)数の違いについて理解が進みます。

 

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頭脳パズルのように楽しむ電子工作

2015-04-25 21:48:37 | 工作 ワークショップ

息子の協力を得て、

小2と小3の子たちを中心にした電子工作のレッスンをしました。

ブレッドボードにLEDを光らせる回路やブザーを鳴らす回路などを

組むことにチャレンジ。

どういう仕組みかわかりにくい部分は、イラストやデュプロブロックを使って

理解しました。

 

写真は、「スイッチ」のしくみを教えるブロックの模型。

そうして部品の働きを学んだ後で、自分で回路を組んで、音が鳴ったり

LEDが光ったりすると、それはうれしそうでした。

 

ブレッドボード上に導線や抵抗などをつないでいって

うまく音が鳴ったり、光ったりすると、頭脳パズルを解き切ったような

達成感が得られます。

 

 

    

LEDに抵抗をつなぐのを忘れたり、プラスとマイナスを間違ってつないだりすると

壊れてしまうことがあります。

その分、1つ10円くらいの失敗を恐れずに使えるものを

たくさん用意しているのですが、うっかり壊してしまった時は、

「何でこんなにすぐ壊れちゃうの?」とイライラしてしまう子もいました。

そんな時、「LEDはピクミン(「ひっこぬか~れて~というピクミンの

CMソングを知っている子に言っています)みたいにちっちゃくて弱いんだから。

ちょっとしたことで、あ~って壊れちゃうくらい。

だからどっちがプラスかマイナスか注意して刺して、大事に大事に扱ってあげなく

ちゃ。」と言うと、急に小さなLEDの一本一本に愛着が湧いたのか、

その後はていねいに作業していました。

 

 

 

 

また別の機会に、ブレッドボードではなくアルミ箔や

アルミテープとホッチキスなどを使ってする簡単電子工作で遊ぶ予定です。

電子工作のレッスンに参加した子で、お家に帰ってからわからないことがあったら

コメント欄に書きこんでください。

 

 

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他の子が遊んでいる物をすぐに奪い取る癖がついてしまった子に。

2015-04-25 08:43:25 | 自閉症スペクトラム・学習が気がかりな子

他の子が遊んでいる物をすぐに奪い取る癖がついてしまった子への

しつけに困ることがありますよね。

そんな時に教室でしている工夫をいくつか紹介します。

 

① 既存のゲームのルールに、

「相手の子持っているものと自分の持っているものを交換してもらえないか相談する」

というルールを加えて交渉する場面をたくさん体験させています。

 

おもちゃのやりとりを始終大人が見守るのは難しいです。

ゲームのように大人の監視下で遊んでいる場面で

何度も交渉する練習ができるようなルールをたくさん加えると、

すぐに相手の物に手を出さずに言葉で交渉することや

「イヤだよ」と言われたら断念することや、

状況や相手の気持ちを考えることなどを繰り返し学ばせることができます。

機械的に交換させるのではなく、

「それちょうだいって言われても、大事だからダメだよ。今はあげられないよって

時があるんだね」とか、

「それなら、いらなくなったら後でちょうだいねって言えばいいね」といった

アドバイスをしながら付き合います。

 

上の写真では、カードを引いて、連結させることができるカードを集めて、

電車を完成させるゲームをしています。

相手の子が自分のほしいカードを手にした時に交換を持ちかけて交渉しながら

遊んでいます。

 

トランプでもかるたでも

途中でこうした交渉して交換するルールを加えると

相手にものを頼むのが上手になってきます。

最初のうちは、交換場というスペースを作って大人が交渉相手になるといいかも

しれません。

その際「これは大事だから交換したくない」といった返事もするようにします。

 

 

②ごっこ遊びで

人形に向かって何かを借りるシーンや交換を申し出るシーンや

頼んだのに断られるシーンなどを作って遊ぶ。

その際、断られる場面にユーモアを加えて、

そうした事態に柔軟に対応できるようにしていきます。

 

③人形やイラストを使って

相手の子の持ち物がすごくほしくなったシーンを作って、

「こんな時にどう言えばいいかな?」とか

「こんな時にどうすればいいかな?」といったクイズを出します。

「ほしいけれど、相手の子もほしいはずだから

こんな時はがまんしなくてはならない」という状況で

自分自身をなだめる言葉や「それに似たものではダメか考えてみる」

「ブロックなどで作ってみる」「誰か相談できる人に言う」

「その場からいったん離れる」などさまざまなバリエーションの気持ちの切り替え方を

教えるようにします。

 

④友達間でトラブルが起きる度に

他の子らにも考えて意見を言わせて、こんな時にどうすればいいのか考えさせます。


⑤ゆっくりじっくり子どもの言葉に耳を傾けます。

子どもの思いや気持ちをたくさん表現させます。


「そうなんだね。それはつらいね。だんだんお兄ちゃんやお姉ちゃんになっていくん

だからね。しまいにお父さんやお母さんになって、おじいちゃんやおばあちゃんにも

なるしね。ずっと赤ちゃんのままだったり、毎年毎年、2歳のお誕生日ばっかりして、

ろうそくを2本だけケーキに乗せてお祝いするんだったら、いろいろがまんしなくても

いいのにね。大きくなっていくと、いっぱいがんばらないといけないし、

何かほしい時も、ちょうだいって奪い取るんじゃなくて……

えっと、どうするんだっけ?

お兄ちゃんやお姉ちゃんになると、どうするか知っている?」などと問いかけています。


それでもいったんついた癖を修正するのは難しいけれど、

家族ではなく第三者や友だちと過ごしている場で、

そうした働きかけをしていると、次第に場に適した行動を取れるようになっていきます。

 

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くりあがりのある計算を予測する遊び(年少さんグループの)

2015-04-24 17:54:33 | 算数

年少さんたちのグループで

くりあがりのある計算の答えを当てるゲームをしているところです。

 

ひよこの学校の机は10。

ひよこたちが椅子ではなく机に座っていることが子どもたちに大受けです。

 

★ 最初に、ひよこが何羽いるのか、数えずに

パッと言えるようになる練習をします。(その時、指で数を作るようにします)

 

★ 「学校に8羽いるよ。

後から、5羽きたよ。

座れないのは、何羽かな?」とたずねて、座れないひよこの数を当てます。

答え合わせは、実際にひよこを乗せて、座れなかったひよこの数を確かめます。

 

学校の壁を作って、ひよこの様子が見えないようにして、

8+5の問題をしているところです。 

年少さんグループの子たちは、とてもよくできていました。

 

数の分解ゲームをしているところです。

 

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小学生に算数を教える時、ふたつの山をしっかり超えられるよう見守っています

2015-04-24 12:04:39 | 算数

(タイトルの話題は最後の部分に書いています。読みづらくて申し訳ありません。)

新小1のAくんのレッスンで。

Aくんは「スイッチが入るととことんがんばり抜くけれど、

気乗りしないことは手もつけない」という0か100かに陥りやすいタイプ。

 

同年代の友だちといっしょの時は、テンションが上がり過ぎて、

ふざけたりちょっかいを出したりするのに夢中になって、

物作りなどの自分の活動に取り組んだり、算数の問題文をじっくり読んだりすることが

できなくなってしまいます。

つまり、友だちといる時は自分の取り組みに関して「ゼロ状態のAくん」でいることが

ほとんどなのです。

そこでしばらくの間、個人レッスンに切り変え、Aくんが自分自身とじっくり付き合い

自分の限界まで……「100の自分」を表現する時間を設けることにしました。

 

今回は、「ちょうどブログでブロック講座の募集をかけたところだし、

Aくんも一度、ブロックの組み方をいろいろ習ってみない?」とたずねると、

不満そうなAくん。「自分のやりたいことをやりたい」とのこと。

でも、今回のレッスンでは、「ブロックの基本を学んだ上で、自由に自分のやりたい

ことを広げる」という枠で行うことに。

 

「ブロックで作った穴」を利用して、ジュースが出てくる機械やベルトコンベアーの

仕掛けやビー玉スターター等を作る方法を教えていた間は、学ぶ気ゼロだったAくんが、

ゴムの力を利用してコリントゲームを作る段になると、玉を打ち出すしかけに工夫を

凝らしたり、何度も打ってみたりしていました。

 

上の2枚の写真は今回のものではないのですが、ロボットや生き物を作る時に

学んでもらう組み方です。基本の組み方をいやいや習っていたAくんですが、

「基本の脚と脚の間にもうひとつブロックをかませたら……?」というアイデアを

閃いたとたん、俄然やる気が出てきました。

うまくいかずに崩れると、今度は一からていねいに組んでいきながら、

脚と脚の間にブロックをかませ、さらにそうやってかませたブロックとブロックの

間にブロックをかませて……と複雑に組んでいき

たくさん関節のある奇妙な生き物を作っていました。

 

こんな時、Aくんの長所が3つ発揮されています。

ひとつは、

「こうしてみたらどうだろう?」というアイデアを思いつくのが上手なところ。

ふたつ目は、

うまくいかなくても投げ出さず、最後までやりきるエネルギッシュなところ。

みっつ目は、

数学や科学の世界で観察できるような秩序のある美しさに惹かれるところです。

 

Aくんは、まだそうした自分の中にある長所を生かしきる体験を十分していないし、

長所を発揮している自分をメタな視点で振り返る機会も少ないです。

「あなたにはこんなすばらしいところがある」と他者の目を通して気づかされる経験や

「自分はこんなに立派にやりとげた」と誇りを持つ経験が

もっともっと必要なはずなのです。

そうした自分にどっぷり浸かる静かな時間を十分取ってあげることが、

自分とうまく付き合えるようになることにつながり、

しいては他者との関わりを良いものにしていけると考えています。

 

ゴムを使ってブロックを動かす方法を学びました。

Aくんが作ったバッティングマシーン。レバーを引くとボールを打ちます。

Aくんは打ったボールを跳ねかえす壁を作りました。

こんなにも高い壁を作るところがAくんらしいです。

 

(ビー玉を高いところまで運んでいって、滑らせる道具。)

 

『きらめき算数脳』1、2年生のかなり複雑な問題を解きました。

ルールを理解した上で、よく考えなくてはならない問題でしたが、

最後まで投げださずにきちんと解ききりました。

 

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虹色教室で小学生に算数を教える際、しっかり超えられるように見守っている

ふたつの山があります。

ひとつ目は、「書かれている文章が多少長くなっても、

イメージしながら正確に読めるようにする」です。

学校などで文章題をする時に、「あわせてという言葉があるから足し算だ」とか

「どちらがおおいですかって書いてあるから引き算だ」といった解釈をして、

よく読まずに解く癖をつける子がいるのです。

子どもは、<ず1>のようにとあっても、<ず1>の下か上にある図を指している

ということがピンとこなかったりします。

また、<よしこさんはいもうとより3こおおく クリをひろいました>

という文を、「よしこさんはクリを3こひろった」と解釈することもよくあります。

書かれている言葉のひとつひとつをきちんとイメージしながら

読めるようになることが大切だと思っています。

 

山のもうひとつは、「書かれている文章を

言葉で整理したり、線分図になおしたり、絵を描いたりして

解けるようにする」です。

算数が得意な子も、手を動かさずに読むだけで

答えを出す癖をつけていると、問題が複雑になるにつれて

ミスが増えたり、途中で投げ出したりするようになります。

式等を書かずに解くことがこだわりになる前に

文章題を読みながら整理していく練習をしています。

 

このふたつの山は、穴埋め式のプリントや

ネット上での学習ではなかなか超えられないものです。

できるようになるまで、身近な大人がゆっくり見守ってあげることが

大事だと思っています。

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宅急便のダンボール で 乗って遊べる車を作りました。

2015-04-24 11:36:53 | 初めてお越しの方

宅急便の荷物がかわいいダンボールに入っていました。

窓にクリアファイルを貼って、数か所、切ったり貼ったりすると

乗って遊べる車ができました。3歳くらいまで。

 

この段ボールは、宅急便の受付をしているところで、350円で販売しているそうです。

(安い?高い?)

車は5分くらいで完成します。

 

子どもたちは荷物を出し入れする部分でよく遊んでいます。

鍵のしくみに興味がある子がいたので、いっしょに扉に鍵をつけました。

 

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