虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

子どものやる気がない時、おふざけがすぎる時、乱暴な時 2

2019-06-22 17:30:45 | 3、4歳児

 前回の続きです。

この日、Cちゃんは普段なら率先してやりたがる工作に

力が入っていませんでした。

クレパスを紙に塗って、水玉を移動させる遊びをしている最中も、

いつもならストローで水玉を移動させたり、水玉同士が合体したり、

風を送る道具で水玉を動かしたりする作業に夢中になるであろうCちゃんが

遠くから眺めているような心ここにあらずの参加の仕方でした。

 何に誘っても気乗りしない様子で、レッスンの時間が半ばすぎた頃、

Cちゃんが、「なおみ先生!パパとママがCちゃんのお工作

ぜーんぶ、ぜんぶ捨てちゃったんだよ」と不満げに言いました。

Cちゃんのお母さんの話では、Cちゃんの創作物がたまりにたまって

部屋が散らかっていたので、「これはいくらなんでもひどいから」とCちゃんが寝ている間に

夫婦でそっと捨てておいたそうなのです。この半年ほどのCちゃんは、目につくものを手あたり次第、切ったり貼ったり

したり、絵を描きこんだりして、工作に明け暮れていました。それこそ毎日毎日、両手に抱えきれないほどの

創作物をこしらえていましたから、それを全部、捨てずにおいておくなど

考えられないことです。

捨てるのは当然、仕方のなかったことでしょう。

「Cちゃん、工作で作ったものをぜーんぶぜーんぶおいていたら、部屋の中が

それでいっぱいになって、散らかり放題になっちゃうよ。ものだらけで

遊んだり、歩いてまわったりできなくなっちゃう。

作ったものを写真に撮って、時々、さよならしようよ」と言うと、

Cちゃんがすかさず、「でもね、大きな箱に入れておけばいいの。捨てるのはだめなのよ」と

言いました。

それからも、私がCちゃんを説得しようとするたび、Cちゃんが真剣な表情で、

工作物は捨てたらだめだということと捨てなくてもいい方法があると

さまざまな言葉で訴えてきました。

「Cちゃん、今回のことでかなり傷ついているようですね。

工作物は捨てないわけにはいきませんが、捨てる時のCちゃんの心の痛みに向き合いながら

捨てる方法を探っていくのが大事でしょうね」とCちゃんのお母さんにお伝えすると、

Cちゃんのお母さんも、「こんなにCが傷ついているとは今まで気づきませんでした。

そういえば、あんなに毎日、大量に工作していた子があれ以来、1回も工作してないです。

捨てなくてはならなかったとしても、作ったCへの敬意とか、

Cのつらい気持ちへの配慮などが足りなかったと思います」と反省しておられました。

他の教室の子らも、大の工作好きの子が、

親御さんが工作物を捨てたことをきっかけに、

「どうせ、作っても捨てるし、工作したくない」と言って、

1年近くものを作ろうとしなかったこともありました。

 こうした時の対応をネットで検索すると、

「写真に撮って残しておいたらいい」とさらっと書いてあるのですが、

それは、「子どもの思い出をきれいな形で残しておきたい」という大人側の満足いく

解決法で、子どもにすれば、納得できない場合も多いのです。

Cちゃんは工作自体も好きですが、作ったものについて解説するのも大好きです。

他の人から見たら丸いものをひっつけただけに見えるところも、「ここはのぞくと遠くまで見ることができるところで、

ここをこうやって広げると、玉が飛び出すの」「これはカメラで、これは字が書ける機械」いった説明がつらつら飛び出して、

Cちゃんにすると、さまざまな思いがあるようなのです。

 

この日、Cちゃんは、どの活動にも熱のこもらない参加の仕方だったのですが、

転機となったこんな場面がありました。

Cちゃんはドールハウスのはしごの周りに積み木で囲ってはしごを立たせようとしていました。

となりにはブロックのお家の壁を置いていました。

はしごは二階の床に引っ掛けて立たせるタイプのものですし、

はしごを囲った積み木は簡単に動くので、何度、立たせようとしてもうまくいきませんでした。

本来、こだわりが強くなくて柔軟に気持ちを切り替えるCちゃんですが、

この日は工作を捨てられたことでかたくなになっていたためか、

癇癪を起しそうになりながらはしごを立てようとしていました。

「こうやって、積み木を周りにおいたら、こういう風に立つんだよ!」と

自分の説を主張するものの、積み木が勝手に動くので腹が立ってたまらないようでした。

「Cちゃん、後ではずすことができるマスキングテープで積み木やはしごを床に貼っておいてもいいよ」

と言うと、「でもね、こうやってはしごの周りをするの!」と自分のアイデアを繰り返しました。

「それなら積み木じゃなくてブロックなら、動かないようにブロックとブロックをひっつけてことができるかもね」

と言うと納得して、長めのブロックではしごを囲いました。

すると、カチッとブロックの端と端がかみあって、はしごはきちんと立ちました。

そのとたん、Cちゃんの顔にいきいきしたいつもの元気が戻ってきました。

 

それから少し経ったとき、AちゃんとCちゃんが

何かを取りあってケンカし始めました。

見ると、小学生の女の子が作って贈ってくれた

「なおみせんせい、ありがとう」というメッセージカードでした。

最初に手にしたAちゃんがカードを手放そうとしなかったので、Cちゃんを呼んで、

「Cちゃん!ちょっとの間、教室のお友だちが作った本を貸してあげようか?

本屋さんになる?」とたずねると、手描きの絵と文字を目にした

Cちゃんの表情がみるみる輝きました。

「これも!これも!」と満面の笑みで、

手作り本を抱えていました。

 

 

 

AちゃんもCちゃんも既製品のおもちゃやテレビで宣伝しているような

できあがったものでなく

自分たちが手でこしらえたものに魅力を感じ、想像力でおぎなって

遊んだり作ったりすることを心から楽しめる子に育っているのです。

 

工作は作る時も作った後も、部屋が散らかる大変さと隣り合わせです。でも、

そんなことは気にならなくなるほど多くの恩恵も与えてくれると感じた出来事が

先日ありました。

幼児~小学3年生の子どもたちといっしょに『しろあと歴史館』に

行ったときのことです。

ぐるっと見て回るだけなら数分で見終わるような展示物が少ない小さな地味な施設でした。

入り口付近に大名行列の様子を再現したジオラマがあったので、

「教室の人形たちに小道具を持たせて、こんなの作りたいねぇ」と言うと、

子どもたちは目をきらきらさせて、「あれ、作れそう!」「あんなの作りたいなぁ」

「今すぐ作りたい!早く、教室で工作したい」「昔のかごが面白い」

「木も作ろうよ」「団子屋さんの屋根は何で作ればいいのかな?」と大盛り上がりでした。

派手な催しものや展示物がなくても

自分たちの想像力を使って、どんなものからも楽しさやおもしろさをいっぱい

引き出すことができるのです。

私が、こんな小冊子を400円で購入していたのをちらっと目にした男の子が、

「先生がすごく面白そうな本を買ってた!3000円もしてたけど、ほしいほしい」と

お母さんに告げに行き、みなどんな本かと大騒ぎしていました。

3000円は別の本の値段の見間違いで400円だったと知り、みんなほっとしていました。

どんな本なのか中を見たとたん、どの子もすごくほしくなったようなのです。

 それで、帰りはこの本を見ながら『まちかど遺産』を探して、

全員、どんな遊技場に行くよりも楽しそうに帰宅していました。

 

Cちゃんの後日談。

Cちゃんはお母さんに「工作で作ったものをすてないで」という長いお手紙を

書いてきたそうです。辛い気持ちも

創造的な方法で乗り越えていくCちゃんをたのもしく思いました。

 

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子どものやる気がない時、おふざけがすぎる時、乱暴な時 1

2019-06-20 08:15:43 | 3、4歳児

3歳のAちゃん、Bくん、4歳になったばかりのCちゃんのレッスンでの出来事。

1年ほど前からレッスンに参加している3人さん。

教室に通い始めた当初は、おやつを食べたりただうろうろしたりする時間が多かったこの子たちも

 いつの間にか、工作やゲームや算数の活動にしっかり関わるようになってきました。

 

でも、時々、そんな好調子が大きく崩れる時があるんです。

だらだらとやる気がなかったり、いつまでもふざけていたり、お母さんやお父さんんを荒っぽく叩いたり。

そんな時、親御さんの頭には少し前までの「ちゃんと、しっかり」できていた姿が

残っていますから、(ちゃんとできるのに)という思いが先だって、

つい厳しい口調で注意することが増えがちです。

 

 

この日は、これまで午前のレッスンだったのが午後のおやつ時に変わったこともあって

3人とも、いつになく落ち着きがない様子でした。

Aちゃんはお友だちとふざけたりちょっかいを出しあったりして、

工作にもゲームにも乗り気でありませんでした。そんなAちゃんに

お母さんが注意すればするほど、Aちゃんのふざけもお友だちとのちょっかいの出しあいもひどくなって

いました。

 

そこで私はAちゃんのお母さんにこうお願いしました。

「しっかりがんばっている時のAちゃんを見ると、

それが当たり前の基準になってしまいがちですが、Aちゃんはもともと

やんちゃな性質ですし、集団での活動はできだしたばかりの幼い子です。

きちんとできている時は、それは『特別がんばっている時の姿』としてとらえて、

まず『普段のAちゃん……それほどがんばっていない時、リラックスしている時のAちゃん』を基準にして、

『がんばりすぎて、悪い方に針が触れてしまった時のAちゃん』と、

『しっかりしだしたAちゃん』との間に、行きつ戻りつしていい振れ幅を作ってください。」

 

Aちゃんのお母さんが了解して、ちょっとやりすぎに見えるAちゃんに対して

余裕を持って接しだすと、

Aちゃんはそれまで「やらない」というそぶりを見せていた

積み木を並べ始め、大きな枠を作りました。

 

 それは私が見せた見本より何倍も大きな枠でした。

途中で投げ出さずにどんどん大きな枠を作っていきました。

「Aちゃんっていつもすることがダイナミックですごいなぁ」と感心していると、

今度はやぐらを組み始め、どんどん高く積んでいきました。

Aちゃんの背を超えても、どんどん積んでいき、しまいには

椅子に乗って、作業を続けました。

こうした子どもの本気のがんばりは、がんばることを期待するばかりでは

決して生まれません。

子どもは自分から「がんばりたい」という意欲のスイッチが入った時に力を出し切って、

また普段の自分に戻ったり、頑張りすぎたら、ちょっと後戻りしたりもします。

そうした上がったり下がったりを繰り返しながら、少しずつ、「普段の自分」の基準が

上がっていくんです。

成長していく中でそうした自分の成長のリズムを感じ取って

自分で自分を高めていく力を身に着けてほしいと感じています。

 

次回に続きます。

 

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子どもは自分から発信したことを熱心に探求していく 1

2019-05-17 08:12:56 | 3、4歳児

子どもって、どんなにおもしろそうな企画を準備しようと、どれほどすばらしい環境を

整えようと、自分発信で始めたものほど夢中にはならないものです。

それがどんなにささいなことでも、「えっ、それ?」と驚くようなものでも、

自分のアンテナに引っかかって、自分から外に発信したものに

最大の探求心を示します。

じっくり言葉を選んで考えていく姿があるし、

大人の話にもきちんと耳を傾けます。

そんな子どもたちの姿を

3歳6ヶ月のAくん、4歳0ヶ月のBちゃん、4歳1ヶ月のCちゃんのレッスンの様子から

お伝えしますね。

この日はレッスンの時間が午前から午後に切り替わった日で、

お家にいればおやつを食べている時間に教室に着きました。

そのためこれまでならレッスンの合間の休憩時間にたまにおやつを食べる程度のAくんが、

教室に着くなりおやつをほしがり、ラムネを手にして

ただぼんやりとおもちゃをいじって過ごしていました。

 

Aくんがギューッとにぎりしめている小さいラムネの袋を見て、

「今、このラムネはAくんにとって大事なものなんだろうな」と思ったので、

「お菓子はおしまい」と言って取り上げるかわりに、

「Aくん、てんびん作ってラムネをいれてみる?こっちが重いかな?あっちが重いかな?って」

とたずねました。するとAくんはお姉ちゃんの影響か「てんびん」を見たことがあるらしく

急に瞳をきらっとさせてうなずきました。

そこで紙コップに取っ手をつけて、「これを割りばしにひもでつらそうか?」と

たずねました。

するとAくんは、紙コップの取っ手をそのまま割りばしにかけて、

「ここのテープを貼るんだよ」と言いました。

思いもよらなかった斬新なアイデアにびっくり!

正確に量れるとはいえないけど、

これでも物を入れたらきっと傾くはず。

Aくんは自分で割りばしの両端に紙コップをかけてテープで貼りました。

棒の真ん中にひもをテープでつけてあげると、

さっそくAくんは真剣な表情でラムネを一方のコップに入れました。

すると、ひとつぶのラムネでちゃんと一方が下がりました。

Aくんは大はしゃぎ!

全身で喜びを表現していました。

反対のコップにラムネを入れると釣り合い、もうひとつそちらに入れると

今度は入れた側が下がりました。

Cちゃんも興味しんしんでお手伝い。

Aくんは自分の持ってきたラムネでてんびんが動いていることと

自分の考えた直接棒に取っ手をかける方法がうまくいったのが

とにかくうれしくてたまらないようで、

急に工作に積極的になりました。

紙コップにストローを貼って

水が通るところを作ったと説明しました。

そこで、穴をあけたコップをつないで

一方のコップに水を入れると、もうひとつのコップに水がたまっていくようにしました。

すると、何度も水を入れて熱心に観察してから、

「ここに入れたお水が、このストローをツーッといって、

それからこっちからお水がでてくるんだよ。」と

自信満々に説明していました。

(この1分工作の作り方、近いうちに写真に撮って紹介しますね。)

その後、Aくんは算数道具の棚から量りを取ってきて、

いろいろなものを乗せては、針がどううごくか観察していました。

 

この日、Cちゃんは何かの付録なのか紙でできた「ひみつのここたまのお家」を教室に

持ってきて他の子らに見せてあげていました。

Cちゃんがそれは一生懸命みんなに見せていたので、

そのお家の形を観察することをこの日の工作のテーマにしました。

「今日は、おうちの形の作り方を習うよ。

先生の説明を聞いて、同じようにできるかな?」と言うと、

「はい!」「はい!」とみんな大はりきり。

Bちゃんはお手本を見ていて、きちんと再現していました。

 

自分の持ってきた「秘密のここたま」のお家をみんなが作っている状況がうれしくて

たまらないCちゃんは、

「わたしの住んでいるマンションみたいに高い高いお家にしたい」と言いました。

「それならたくさんたくさんお家の形を作らないといけないよ。

みんな手伝ってあげて!」と言うと、

Aくん、Bちゃんと、Bちゃんのお兄ちゃんも手伝って

高い高いマンションができあがりました。

この通りです!

 

3歳になったばかりの頃は、ゲームの最中にうろうろしはじめることも多かった

このグループの子たちも、

いつの間にかルールを守って最後までゲームを楽しむようになってきました。

算数の時間にも、「3つずつくばる」「2つずつくばる」といった指示に従ったり、

「あといくつで10になるか」にきちんと答える姿がありました。

 

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子どものおしゃべりと絵を絵本に

2019-04-13 21:57:15 | 3、4歳児

4歳になったばかりのAちゃんが教室に着くなり、

「今日、ママのかさがひっくりかえっちゃったの!」と

目を丸くして報告してくれました。

「どんな風にひっくりかえったの?」とたずねると、

身振りをまじえながら、

「きょうりゅうみたいにのびて、ぴょんってなったの!」と説明してくれました。

傘が裏返った様子が、

トリケラトプスのフリルやスピノサウルスの背中のでっぱりのように

見えたようです。子どものたとえは面白いなぁ、と思いました。

そこで、Aちゃんといっしょに絵本を作ることにしました。

くわしく傘がひっくり返った時のことをたずねると、

きちんと、いつ、どこでひっくりかえったのか、どんな様子だったのか、

ていねいにお話してくれました。

それをお母さんが文字にして、Aちゃんが絵を描いて

すてきな絵本ができました。

 

 

 

AちゃんといっしょにレッスンしているBちゃんはもうすぐ4歳です。

私が見せた工作手順をていねいに見ていて、上手に再現する様に

4歳になる子たちの姿を感じました。この時期の子たちは、じゃばらを折ったり、

簡単な折り紙の折り方を学んだり、セロテープをぺったんテープと

呼んでいるひっくり返して輪にした形にするなど、急に模倣のレベルが上がるのです。

小さいパーツを貼っていく作業が大好きなBちゃんは、

レストランで注文を取るための機械を作っていました。

 

この日、AちゃんとBちゃんが喜んで遊んでいたボードゲームです。

ゲームのあとで、ハムスターのフィギュアで算数を学びました。

数の増減の理解がずいぶん進んでいました。

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「まんげ鏡が作りたい!」

2019-03-26 22:36:16 | 3、4歳児

3歳11か月のAちゃんが工作で作りたがるものは、たいていカメラとか望遠鏡といった

のぞくところやレンズがついているものです。

今回は教室に着くなり、「まんげ鏡が作りたい!」と

何度も言っていました。

そこで、Aちゃんのような幼い子でも

自分で作った満足が得られて、仕組みも理解しやすいように

材料を工夫してみました。

100円ショップの子どもの手のひらほどのサイズの鏡を3枚

貼り合わるだけで、あとはその三角の隙間にスパンコールなどを入れては

のぞきました。

そうしてたっぷり遊んだ後で、透明の平たい空き容器に

スパンコールなどを入れて、さらに万華鏡らしくしました。

Aちゃんはうれしくてたまらない様子で、何度も何度も自分の作ったまんげ鏡をのぞきこんでいました。

 

同じグループのBくんが、レイザーメイズという頭脳パズルで遊びたがりました。

もう少し年上の子向けのパズルなのですが、

ちょうど鏡でまんげ鏡を作った後だからか、

レーザーの行先が鏡に反射して曲がるしかけで

3人ともかなり熱心に遊んでいました。

 

下の写真は同じくAちゃんたち3歳児さんのゲーム風景です。

いつの間にか、3人ともルール通り同じ種類の玉がぶつかるように

先を予測して玉を取れるようになっていました。

みんな楽しそうに遊んでいました。

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3、4歳児のカテゴリーに3、4歳児のレッスンを移動中です。

2019-03-16 09:08:22 | 3、4歳児

3、4歳児のカテゴリーに3,4歳児のレッスンを移動中です。

よかったらカテゴリーをのぞいてみてくださいね。

 

虹色オンライン算数教室の体験サンプルでもさまざまな算数遊びを紹介しているので

ぜひ見てくださいね。

(よく質問をいただくので、書いておきますが、

一度購入すると、ずっと見ていただくことができます。購入した方は

幼児用から小学六年生向けまで全てのページを見ていただくことができます。)

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3歳児さんのもりもり工作

2019-02-26 22:00:53 | 3、4歳児

3歳のAちゃんが、「〇〇が作りたい!」と言ってはもりもり工作するように

なってきました。おしゃべり好きのAちゃんは作った作品について

長々と説明してくれます。

↑の作品は、『宝の地図』なのだそうです。

そこで、さっそくお友だちといっしょに地図を片手に

宝物を探しに行きました。

レッスン中、お友だちとおもちゃの取り合いになった時、「大事なおもちゃを隠して、

いっしょに探しに行こう」というと、けんかはすっかり忘れておもちゃを隠しに行って上機嫌でした。

筒をのぞきながら、悪ものをやっつける道具らしいです。

監視カメラのような???すごい道具。

 

アイスクリーム屋さん。お友達と遊ぼうと思って作ったそうです。

 

カメラの被写体を確認する部分です。

Aちゃんはカメラが好きでよく作っています。

今回の作品はこれまでよりレベルがアップしたような……。

 

同じ3歳のお友達といっしょにピザゲームを楽しんでいた時のこと。

ルーレットの矢印は自分で好きな場所にセットして

ほしいピザのピースを選ぶようにしています。

 

自分で自由にセットできるとはいえ、場にあるピースとないピースがあるため

場にあるピースにあうように、「星の形と赤い色」というように

形も色も選ぶのは難しいんです。うまく選べてもいざ自分のピザに乗せようとすると、

すでにその色と形は埋まっていて置けないということがあります。

「こうしてごらん」と指示して間違えさせないようにするのは簡単ですが、

それだと間違えた時に、どこが間違っていて、どうしたら正解するのか

自分で気づく機会を奪ってしまいます。

自分でどんどんやりたがって、ミスしたことに傷つかないで、何度もリベンジしたがる

この年齢の子たちに、たくさん気持ちよく間違えさせてあげるようにしています。

「そうか!」と自分で間違いから正しい答えに気づけるように

気をつけています。それと同時に自分の限界を超えて疲れてしまわないように

本人たちが楽しいと感じる難易度と時間の調整するよう工夫しています。

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年少さんも作れるポップアップのしかけ

2016-12-31 14:06:11 | 3、4歳児

 

とても簡単なポップアップのしかけの作り方を紹介します。

年少の子でも上手に作ることができます。

写真は小1のAちゃんの創作風景です。

基本の作り方を自己流に応用させて、あっと驚くような作品に仕上げていました。

 

<ポップアップの作り方>

画用紙を半分に折って、

開く本の土台を作ります。

 

別の紙を半分に折ったうえで、上の写真のように折り線に重なるように紙を折ります。

テープで貼り合わせると、四角い筒状のものができます。

 

これを適当に切って、土台の折り線に沿うように貼るとできあがり。

左右のページに貼ると、自動的に立ち上がります。

切り込みを入れたり、筒の形を重ねたりして

作品を仕上げていきます。

 

 

繊細なAちゃんの作品。

 

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こちらは年中のBちゃんの創作風景。

基本の形を貼った後で、マスキングテープで格子の柄になるようデコレーションしています。

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4歳児さん的な『悪の限りをつくすこと』

2016-12-29 19:56:13 | 3、4歳児

4歳のAちゃん。今、小学生のお兄ちゃんとお父さんはネパールへ研修旅行に

行っているそうです。昨晩、お父さんからの電話で、ネパールでの生活が楽しすぎて、

お兄ちゃんがワルワルモード全開にはっちゃけている

ことを耳にしたAちゃん。

 

目を輝かせて、「悪い」ってどんなことか語っていました。

 

写真は、Aちゃんが作ったネパールのお寺に登るお兄ちゃんとお風呂に入るお父さんという作品です。

ポップアップになっています。

 

 

 

教室にアランジアロンゾの『わるい本』という

ぬいぐるみの写真とイラストでできた絵本があります。

わるものが、最初から最後まで、悪いことを一生懸命する絵本です。

この本は、ちょっとした悪さをしたいけれど、お母さんにダメと言われたことは

やったことがないようなおりこうな女の子たちに人気があります。

 

この本の中で、子どもたちの評価ではダントツの悪さで、「ワッルー!!悪い!!」

「そんなの悪いし」「わたししないもん」「ぼくは絶対しない、悪すぎだから!!」と言われているのは、

「ねぐい」です。

 

「ねぐい」のわるものは、

ぽろぽろこぼれそうなお菓子を大量に布団の中に持ち込んで、食べます。


海外でワルノリしているというお兄ちゃんの話題にはじまって、

Aちゃんと、わるもの話に花を咲かせました。

「ねぐいは悪いよね」

「悪すぎー!だって、歯磨きもうした後だよ。

わたしはそんなのしないよ。」

「そうよね。お菓子こぼれたら、布団にアリがくるかもしれない。

あのね、先生ね、教室で悪い人見たことあるよ。教室にお母さんが帰ってくるでしょ。

お母さんがドアを開けようとしたら、ドアの横のころに隠れていてね、ワッて言ったのよ」

「えーワルー、それは悪いと思うよ。びっくりするよー!」

 

工作が終わったところで、何か悪いことがしたいAちゃん。

「うその毒薬作りがしたい」と言いました。

 

 

うその毒薬の作り方は、

すっぱい味のもとのクエン酸とホットケーキに入っている重曹を入れた水に

赤と緑と黄色の食紅を混ぜて作ります。

 

少し前に、「全部の色を入れたい」と言った女の子が

食紅をいろいろ混ぜ合わせると、何とも毒毒しい色の液体ができあがったので、

毒薬作りのレシピとなりました。

 

Aちゃんは、それに溶けるカプセルに入った動物スポンジも入れることにしました。

 

いかにも毒薬らしいものができあがって、Aちゃんは大満足です。

 

でも、まだまだ悪いことをしたい気持ちがおさまりません。

 

そこで、

 

天井からぶらさげているコップに

「どんぐりを入れすぎる」ことに。

「それは、入れすぎだよ。悪いよ。

ちょうどいいくらいに入れなくちゃ。入れすぎたら、こぼれるからね」というと、

Aちゃんは満面の笑みを浮かべて、2つのコップに入れすぎました。

 

それから、「シャカシャカふりすぎ」の悪さをがんばり、

 

 

べたべたしすぎを(指にはつけないように)楽しみ、

 

4歳児さんの悪の限りをつくして、

 

おりこうなAちゃんに戻って、

ゲームや算数の学習を楽しんで帰りました。

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3,4歳の子たちの工作 「火星探査機を作りました」

2016-12-21 20:21:30 | 3、4歳児

3歳のAくん、4歳になったばかりのBくんとCくんのレッスンの様子です。

Aくんは、前回、ブロックでピラミッドを作って以来、「ミイラを作る。エジプトのピラミッドを作る」と言い続けているという

話でしたが、いざ材料を用意してあげると、どういう風に作っていったらいいのかイメージできないようでした。

こちらが「こういう風に作って……」と紙を三角に折らせていると、

だんだん意欲がしぼんでいって、気もそぞろになっていました。

ブロックで作るピラミッドは、「だんだん広がるようにブロックを貼り付けていく」という

基本の作り方をマスターすると、同じ作業を繰り返すうちに、最終段階をイメージする力がなくても

完成するのです。でも紙工作で三角錐ではない底面が正方形のピラミッドを作るとなると、

この年代の子の手にあまるのです。

 

3,4歳の子の工作では、それまでやったこともないのに、

「こういうものを作ろう」と考えて、自分でどのように作るかイメージして、

ひとつずつ手順を踏んで創作していくのはまだ難しいのです。だからといって大人がイメージを代行して、

子どもを誘導して作らせてしまうのでは、作る喜びや考えるわくわく感はほとんどなくなってしまいます。

(5歳くらいになると、未知の作り方でも、大人の教える作り方を参考にして作っていこうとする子も増えてきます。

そうして習った上で、自分の持っている技術と組み合わせて、作りあげていきます)

 

そこで、Aくんのピラミッド作りはいったん保留にして、

「宇宙を作ってみる?ビー玉の地球や木星とかがくるくる回るよ」と言って

ペットボトルにビー玉を入れて蓋をし、さかさまにして回転させたところ、

「やりたい!ぼくも作りたい!」「ぼくも!宇宙が作りたい!」「ぼくも!」と大盛況でした。

ペットボトルにビー玉を入れて蓋をするだけなんて、

 工作とはいえないような創作ですが、魅力的な何かを一瞬で作ることができたというベースが、

次の作る作業につながっていきます。

ペットボトル宇宙を作った3人は、シールを貼ったり、ビー玉の軌道にあたるところにマスキングテープを貼ったり、

太陽系探検というポップアップ図鑑を見たりして過ごしました。

そうするうちに、

Bくんが「これが作りたい」と図鑑にあった火星探査機を指さしました。

Bくんはショベルカーが好きで、これまで繰り返しショベルカー作りをしてきましたから、

火星探査機を作る際も、「ショベルカーを作っていた時の方法はそのままで

素材がちょっと変わるだけ」という方法で作りこんでいました。

 

Bくんの ショベルカーを作っていた時の方法というのは、

ショベルカーの曲がるアーム部分に曲がるストローを使ったり、

アームの先っぽに何か取り付けたり、車輪をペットボトルの蓋にして、養生テープでペタペタ貼り付けたり

することです。

そんな風に基本に自分がよく知っている何度も体験した方法があると、

この年代の子でも、「大人から新しい方法をきちんと学びとろう」という

意欲が生まれてきます。

Bくんは探査機の先に文字や石を拡大することができる透明のビー玉レンズを取り付けたり、

アンテナ風のらせんの形の作ったりする方法を学んでいました。

 

AくんもCくんもBくんと同じものを作りたがりました。

Cくんは、アルミ箔を何度か折って、キラキラする折り紙を貼り付けるところまでした後で、

それをペットボトルにはりつけました。

まるで潜水艦みたいです。

 

あれこれ貼り付けると、かっこいい宇宙船風になりました。

真似からはじめても、途中で自分のやり方に移っていって、

満足できるものができあがると、子どもは本当にうれしそうです。

 

今度は、他のふたりがCくんを真似て宇宙船を作りました。

ガチャポンカプセルを貼ったり、アルミ箔の一部をやぶいて

窓にしたりして、立派な作品に。

すごくかっこいい宇宙船ができたなぁと感心していたところ、

満面の笑みで「ほら、窓からビー玉が見えるでしょ!」と得意気に語るBくんの言葉に

「さすが、3,4歳児さん!!やっぱりそうきたのか~!」と思わずうなってしまいました。

 

窓から宇宙船の中をのぞいたら見えるのは、宇宙船の内部でも、宇宙飛行士でもないのです。

最初の地球か木星のはずだったビー玉です。

すると、それを見たAくんが、(もう少し大きい子なら、常識に照らして、それはおかしいよー。宇宙船の中に地球があるの変だよーとつっこみが入る場面ですが……)「ぼくも、ビー玉入れるー!」と声をあげていました。

 

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