虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

自由遊びと知的発達

2010-11-30 12:50:21 | 教育論 読者の方からのQ&A
別冊日経サイエンスの01号の
自由遊びと子どもの知的発達について書かれていた記事を読みました。

記事の内容を少しだけピックアップすると次のようなものです。
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発達中の脳にとって、
サッカーや楽器の演奏といったゲームや系統だった活動をする場合と、
自由に遊ぶ場合を比べると、
自由遊びの方がよい刺激になるため重要なのだそうです。

遊びの創造的側面は、発達中の脳にとってあらかじめ決められたルールに従うよりも
ずっとよい刺激になるのです。

いくつかの研究で、子どもたちは大人と遊ぶときよりも、子どもどうしで遊ぶときのほうが、より洗練された言語を使うことがわかっているのだとか。
大人が相手だと、大人のほうが子どもの足りない部分を補ってしまうので子どもは楽をするのです。

生後4~5ヶ月の最も遊ぶ発達時期のラットを、
2週間隔離して、その後、他のラットと交わらせると、同時期に隔離されなかったラットに比べて社会的な活動がとても少なかったそうです。
別の研究では、遊びが、情動反応と社会的学習にかかわる「高位の」脳領域での神経の発達を促すことがしるされています。

戦闘ごっこをすると、新しいニューロンの成長を促進させる
脳由来神経栄養因子というたんぱく質がそうした領域で放出されることが、
2003年に報告されたそうです。

また古典的な研究では、90人の就学前児童を3グループに分け、
ペーパータオルの山やドライバー、木の板、クリップの山といった日用品で自由に遊ばせ、2番目のグループは、大人の手本どおり使い方を真似させました。最後のグループは何も見ずに自由に絵を描かせました。

10分後、品物のひとつを指してどう使うかたずねたところ、遊んだグループが他の3倍も、創造的な使い方を挙げ、創造的思考を伸ばしたと考えられました。

また、大暴れする戦闘ごっこは、社会的な問題解決のスキルを向上させる結果を生みました。

2007年に発表された研究によると、
18ヶ月から2歳半の子に積み木を与えて調べたところ、
積み木でよく遊んだ子は言語テストの得点が
明らかに高くなる結果が出たそうです。

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虹色教室では、ルールのある遊びも教えているのですが、
基本的は日常の自由遊びの幅を広げていくことを大事にしています。
自由に想像力を使って、創造的に遊んでいくための
素地を養っているのです。

(でも、記事となると、ワザや方法を伝えることも増えるため、
そうしたルールのある遊びや学習と、
自由な目的のない遊びとの間のバランスを伝えいく難しさを感じています。)

どうして、自由遊びなのに、わざわざ、その幅を大人の私が
広げようとしているのかというと、
現代の子特有の遊びの成り立たなさがあるからです。
自由になるとお友だちと、ただふらふら移動するだけで過したり、
ひとりがごっこ遊びに誘うと、もうひとりが無視して
自分のしたいことをはじめたり、
ひとりの子が友だちに母親のように指示を与え続けて遊ぶといったことが
起きているからです。

遊ぶ時、自分の心を解放し、リラックスして、
自発的に、
いろんなことをひらめいたり、想像を膨らませてお友だちと共有したり、
それを実行してみたり、工夫してみたり……ふざけたり、力の限り暴れたり……

そうした経験がないために、
子どもだけど、遊べないという子もけっこういるのです。
困った問題ですね。

そうしたとき、大人は遊び方を教えるよりも、
遊べる環境を整え、
干渉しすぎず、子どもどうし協力しあったり、適度にぶつかりあったりして、
遊べるよう見守ることが大事だと思っています。




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トムくんのこと もう少し♪

2010-11-29 18:26:37 | 教育論 読者の方からのQ&A
の続きです。

この間、トムくんと会ってから、まだ半月も経っていないのですが、
その間のトムくんの成長ぶりをyoshikoさんからお聞きして、
「これは記録しておきたいな~」と思ったので続きの記事を書くことにしました。

長い間、まるで自分という感覚がまったくないかのように暮らしてきたトムくん。
1年と少し前、
自発性、意欲、好奇心、喜び、達成感、共感といった人間らしい心の動きが
見られるようになるにはどうすればいいのか、
yoshikoさんとご主人、アトリエの先生、STの先生、私などが、トムくんの自我の目覚めと育ちをひたすら願って、育んできました。

そうするうちに、「指示理解ができない困った子」と捉えられる行動が少しずつ出ていました。
それを、全て押さえ込んで、指示理解を徹底させようとする指導に対して、

「これは自我の目覚めではないだろうか?このままの教え方でいいのだろうか?」
と迷うyoshikoさんの姿がありました。

その時点で、指示理解を徹底させて、
迷惑をかけない障害児を目指すよりも、
「トムくんの中に生まれつつある新しい可能性を、大切に守って、
定型発達の乳幼児の自我が目覚めるときたどる過程を
ゆっくりたどらせよう」という接し方を選びました。
トムくんは『自閉症』という特別なくくりで表される前に、
唯一無二の個性的なひとりの子どもでもあるのだから……ということで。
もちろん自閉症向けの療育を全て否定するわけではありません。
それまでの教育法を維持しつつ、
より繊細に、ていねいにトムくんと関わっていくようになっただけです。

迷いや悩みがたくさんあった1年でしょうが、
今、トムくんは、何かするとき、
「それ、やれる!やらせてくれるの?」と問いかけるように嬉しそうにyoshikoさんを見て、その目はキラキラ輝いていて、まぶしいのだそうです。


そして、この数日間の間に、トムくんはこれまでしたことがない
また周囲もまさかそんなことができるとは想像もしていなかった
ようなことをいくつもやってみせたそうです。

回転寿司の店で、顔見知りになっている職人さんに、「次、何食べたいの~?」とカウンター越しに聞かれたとき、
「納豆巻き、くださーい」と自分から会話したり、

妹ちゃんの横で寝るのが嫌で、みなが気づかない間に、
客間に
布団を正しく1セット、押入れから出して敷いていたり、

自発的に文字で自分の意思を表現したりしたのだそうです。

これまでのトムくんは、いろいろとできることが増えてきているとはいっても、繰り返し教え込まれたことを、
うながされてその通りすることが主でした。
あくまでも作られたフレームの中での行動だったのです。

けれども、今、そうした枠を超えて、
「自分の気持ちを他人に伝えたい」「こんなことがしたい」という思いから、
いろんなことをするようになってきているのです。
これから、トムくんがどのように成長していくのか、
とても楽しみです。

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自閉症の子たちの多くは、
周囲からインプットされたり、教えこまれることを再現できても、自発的に自分で考えて動くことや、自分で感じて、表現することは極端に苦手です。

私が気にかけているのは、
大人の過剰な管理や誤った早期教育の結果、
ごく普通の障害のない子たちが、
自発的に行動したり、考えたり、想像したり、
お友だちとコミュニケーションをとったり、
創造性を発揮したりする力が弱くなっていることです。
幼児に対するしつけや知的な働きかけが、
自我の育ちを押さえ込んでしまうのもよく見かけます。

万博の自然公園にしょっちゅう出かけているという知人がこんなことをこぼしていました。
そこに遠足に来ている幼稚園児たちが、
(集団行動をしつけるためでしょうが)
公園にいる何時間もの間、ほとんど自由行動なしで、
大人の指示に動かされているそうなのです。
それは珍しい光景でなく、そうでない幼稚園の方が珍しいそう……。
かなり異様な光景で、見るたびに、気分が悪くなるそうです。

本当に、このままでいいのか……気になるところです。

虹色教室の子どもたちで、周囲を圧倒するほど「すごいな~」ということを、
楽々やってのける子は、
教育された子ではなく、「自分」が育つことを大事にされてきた子たちです。
その子らしさが、周囲よりゆっくりな育ちだろうと、我の強さだろうと、
あるがままを受け入れてもらって、
その上で良い方向に伸びるようたくさんの愛情をかけられてきた
子たちです。
偏った知的なインプットされてきたのではなくなく、
その子の中に、自分から強く「学びたい」「成長しよう」という意志が
育つのを待ってもらっていた子たちです。
私は、そうした子ども側の強い気持に応えて、学ぶ楽しさを伝えていきたいな~
と考えています。
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年少さんのグループレッスン (ポケモンのボードゲーム)

2010-11-29 12:50:26 | 幼児教育の基本
年少さんのグループレッスンの様子です。
メンバーの★くんが、おうちでポケモンのカードゲームにはまって、
30枚で勝負しているとはいえ、本格的なルールで
一日何度も戦っているそうなのです。
★くん、凝り性で、好きになったことをとことんやるタイプです。
ポケモンのカードゲームのルールは、以前の記事で紹介しています。
計算力 数学的感性を育てるカードゲーム
ルールも計算法もかなり複雑なので、小学生でも、少し難しいくらいですが、
好きになって繰り返し遊んだ子は、必ずといっていいくらい
算数が得意になっていくので、オススメのゲームです。

写真は、
ポケモンのボードゲームで、ルールはかなりちがいます。
今回、教室では、これで遊びました。

このグループの子たちは、2歳代から算数遊びに親しんでいるので、

チップを出して戦う際、
「サイコロの目が、3か5のどちらかだった場合、チップに書いてある数字の攻撃をしかけることができ、大きな数字の方が勝ち」

というルールを即座に理解して、仲良く遊んでいました。
ゲームで遊んだ後は、工作やお絵かき、簡単な理科実験、小学校受験問題のクイズなどをしました。

4歳のお誕生日を迎えて、それぞれの子が、自分のやりたいことを言葉で表現して、お友だちも誘って、
上手に遊べるようになってきました。
3歳の頃は、「自分が!」「自分が!」で、ヒヤヒヤする遊びっぷりだったのですが、さすが……!
おしゃべりな女の子たちの、お家や園での出来事の報告が面白かったです。

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小学校受験に合格し、算数の能力を発揮しはじめた☆くん

2010-11-27 20:50:35 | はじめに
☆くんとの最初の出会いは、4歳のときです。当時、☆くんは、
病院で、重度の自閉症の診断を受けていました。
初めて会った頃の☆くん
いっしょに何度か遊んだときの印象は、
重度というより中度の診断を受けている子に近い気はするけれど、軽度の子たちとは明らかにちがうコミュニケーションの成り立たなさや、理解する力の弱さを感じました。
4歳で会った当初は、
定型発達の子の1歳3ヶ月~2歳くらいの子たちとの遊び(お散歩に連れて行って、あれこれやりたがることを、少しフォローしながらさせてあげる)
をすることでで伸びそうではあるけれど、
数分、いっしょにそうした遊びをするのも難しい……というのが現実でした。

その後、☆くんはゆっくりゆっくり成長していきました。
親御さんの教育や兄弟姉妹との遊びの中でできることが増え、
ばらつきはあるものの、高機能自閉症やアスペルガー症候群の子と同じレベルのことも、ちらほらできるようになっていました。

☆くんが5歳のとき、教室に通っていたアスペルガー症候群の子が小学校受験に合格した
ことがきっかけで、☆くんのお母さんから、
「☆くんに小学校を受けさせてみたい」というご相談を受けました。
☆くんはアレルギーがあり、公立小の給食が食べられないため……という理由でした。
受験したいという小学校は、プリントの試験だけでなく行動観察や面接もあります。
「結果はわからないけれど、無理のない形で学習をしてみましょう」ということになりました。
☆くんのお母さんが、
小学校受験用の塾に☆くんを連れて行ったところ、集団でのレッスンは無理だろうと告げられたそうで、個人レッスンを受けることとなりました。

私も、☆くんが極端に苦手な分野、お話の記憶や推理の問題など、少しずつですが関わってきました。
そして、先日のレッスンで、☆くんが小学校受験に合格したという
うれしいお知らせを受けました。

うれしいことはそれだけではありません。

☆くんは、字や漢字は読むけれど、意味を理解するのが、
極端に苦手な子でした。絵本の絵を見せて、そこに描かれている絵について
たずねても、ちんぷんかんぷんな答えがかえってきていたのです。
それが、この1年ほどの学習で、考える力がグーンと伸びたようなのです。

立体図形を作って遊ぶときも、向かい合う面や立方体を作る方法をきちんと理解していたし、
ぴぐまりおん1~2年生の『数独の問題』の解き方を教えたところ、
すごく気にいって、自力でたくさん解いていきました。
上の写真は数独をする☆くんです。

『数独の問題』を解く☆くんは、□が2つあるとき、それは3か4の可能性があると仮定して、横の列の数を見て、3があるとすれば、4を決定し、もうひとつの□には3を入れるという
論理的に考えていかなければならない方法をたちまちマスターしました。
☆くんが、こうした問題に接したのは初めてだと聞いて、
とても驚いてしまいました。
今後も、算数分野の力が伸びていきそうです。

子どもの成長する力はすごいので、現状だけを見て、簡単にあきらめたり、決め付けたりしてはいけないな~と、感じました。


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東京の工作イベントの作品です♪

2010-11-26 21:59:00 | 工作 ワークショップ
遊園地のティーカップの乗り物です。
カップの乗っているお皿が一枚一枚
回ったとききれいに見えるコマのようなデザインで塗られています。
また、ティーカップは携帯用をデコレーションするキラキラしたデコパーツが貼られていて、集まった子らがうっとりするような美しさでした。

動きの面白さに価値があるかと思えば、
こうした凝ったデザインでていねいに作り上げていくことにも価値があるんだな~ということに、見ている子どもたちも気づいたことでしょう。

「メリーゴーランドのように回転する台は、必ずしも円形でなくても良いんだな」
ということも、新しい発見でした。
「本当にきれいねぇ。ひとつひとつのお皿もコップもこんなにていねいに仕上げているなんて……!
こんなの作りたいと思う人?}と子どもたちにたずねると、「はい!はい!」と
いっせいに手が挙がっていました。

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「暮らしの手帖」編集長の松浦弥太郎氏のエッセイ
『今日もていねいに。』を読みました。

共感したのが、『毎日が「自分プロジェクト」』という著者の暮らし方です。
簡単に要約して紹介させていただくと、
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ほんのささやかなものでも、「うれしさ」がたくさんある一日がいいという気持で目覚める著者。
自分プロジェクトとは、
誰かに「やれ」と言われたことでも、
「やらねばならぬ」と自分で決めたことでもありません。
仕事でも、暮らしのなかの些細なことでも……。
「これができたら、すてきだろうな、おもしろいだろうな、きっと新しい発見があるだろうな」という小さなプロジェクトをいくつもこしらえ、工夫して、
夢中になって挑戦し、順番にクリアしていくこと。
つまり、自分で問題を見つけ、答えを考える「独学」です。

著者は、アイデアは大切だけど、実行する行動力も大切と考えていて、
実行する行動家というのを目指しているそうです。
アイデアが浮かんできたら、思うだけでなくやってみるそうです。発明が実験によって進化するごとく、試してみれば新たな考えも生まれてくるからです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
この著者の考えに触れて、自分のこととしてはうんうんうなずきながら読みました。
うちの家族は、
「こんなことをしてみたい」とひらめくと、すぐに何かしてみずには
いてもたってもいられないという
落ち着きがない性格ぞろいなので、
「あ~わかるわかる。これができたら、すてきだろうな、おもしろいだろうな、きっと新しい発見があるだろうなってことは、損得関わらず、やってみると、
後悔することはないし、またすぐに新たなやりたいことを思いつくしな~」と……。

それが、自分のことを離れて、接している幼児や小学生のことを思うと、少し、胸が重くもなりました。

本来は、子どもって、次々自分でひらめく自分プロジェクト(遊び)を、
どんどん実現していく暮らしをしていましたよね。
子どもは遊ぶのが仕事なんて言葉もあるくらい。

私の子どもの頃も、大人にそんなに管理されていなかったし、環境は豊かだし、自由な時間もたっぷりありました。
「これができたら、すてきだろうな、おもしろいだろうな、きっと新しい発見があるだろうな」という見本も手本もいっぱいあったし、
協力してくれる仲間もいました。

でも、現在の子どもたちには、
目覚めるときワクワクするような「うれしさ」がどれほどあるのだろうか……それも受動的なものでなく、
しまいには独学に結びつくような
全身全霊をかけて打ち込めるような「やりたいこと」をひらめいて、実行に移せるような隙間が……。

虹色教室も工作のワークショップも、
子どもに何かを教え込む場ではなく、
子ども自らが、自分のやりたいことを見つけて、やってみて、
工夫して、
夢中になって挑戦し、順番にクリアしていくことが、できるように
支援していくための場としています。

教室に幼い頃から通っていて、幼児期を自由に創造的に過してきた子たちは、
とにかく数え切れないくらい「チャレンジしたいこと」があるようです。
科学クラブの子らと接していても、
毎回2時間では時間が足りないのです。
でも、幼児期、大人の期待に応えて、きちんと過してきた子たちの中には、
小1で、
「何もやりたいことがない」と、何を見ても心が動かなくなっている子も
たびたび見かけます。

幼児期は、プリントをさせるべきか、習い事は何にしようかと、
迷うより先に、
子どもが毎日、「やれ」といわれたことでも、「やらなくちゃ」と決意したことでもなく、自分でやってみたいワクワクやうれしさに満たされて
生活しているか
見直すことがとても大切だと感じています。

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科学の絵本のブックトーク

2010-11-26 07:26:42 | 本の紹介
科学クラブでは、最初の1時間半は、易しい科学実験や科学工作(今回は、ドライヤーの力で重りを巻き上げる風車や、手が動くロボットなどを作りました)をして、
残り30分は、算数の問題と科学絵本のブックトークをしています。

科学クラブのメンバーは、創造力、集中力、根気はすばらしいけど、
人の話を聞くのが苦手という子が数名いたため、
このブックトークの時間を作るようになりました。
それが、期待した以上の人気。

はじめた当初のブックトークは、図鑑を広げて説明している間も、
自分の思いつきや興味のままに行動したりしゃべる子が多く、
「工作の時はじっくり取り組むのに、そわそわしているな」と気にかけていたのですが、今は、子どもたち全員、科学絵本の紹介に聞き入っています。

取り上げるのは、3~4冊で、天気、宇宙、身体、昆虫などテーマは
その日の気分でいろいろです。

この科学絵本のブックトーク、ちょっとした工夫をすると、
2,3歳の子にもとっても人気があるのです。
未就園児の絵本大好きクラブでも、
『物質の3態』や『空と天気の本』などを紹介したところ、
子どもたち興味津々で集中していました。
図書館で薄めの科学絵本を借りてきて、ぜひためしてくださいね。
(ブックトークは、絵本の読み聞かせとは異なります。
子どもの好奇心を刺激して、この本を自分から手に取ってみたいという気持になるよう本の内容のおもしろさを伝えます)

ちょっとした工夫というのは、ほんの少しでいいので、
本の中に書かれていることを見て、聞いて、触って、においをかいで、味わって、
体験できるようにしてあげることです。
また、幼稚園児や小学生たちは、クイズも交えると喜びます。

写真は『だいず』の科学絵本を見ながら、大豆が、しょうゆや豆腐やみそ
になる話を紹介しているところです。
子どもたち、「ちょっとなめさせて~!」とみそやしょうゆをぺロッとなめては、
「え~大豆ってこんなにいろんなものになるの~?」といろんな疑問や驚きを言葉にしていました。

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子どもたちの集中力が増してきました♪

2010-11-25 07:56:17 | 幼児教育の基本
科学クラブ、女の子グループや週1のクラスの小学1年生たちの
集中力が急に増してきました。

秋の運動会シーズンは、落ち着きをなくす子が多くて、問題にしっかり関わらせる
のが難しかったのです。
それで、学習時間は、長文の難しい問題はやめて、数学検定の問題をどんどん
先に進めていくことをしていました。
数学検定の問題は、教科書レベルの易しい問題だけ扱っているので、
一度ミスして解き方さえ覚えていけば、
どの子もクイズ感覚で進めます。

だから、小1の子らとはいえ、小4レベルの8級や7級の問題を
計算の解き方を覚えては、さっさとすませていくことができます。
でも、そうしてどんどん学年を先取りしてできるようになっても、
○×クイズを解くように学んでいる学習は、自分の頭でじっくり考えていく力には、なかなかつながらないものです。
ちょっと気にかけつつ、運動会や温度変化で疲れ気味だったので、
そうした学習をしばらく続けていました。

が、11月半ばくらいから、会う子どもたち、どの子も、
落ち着きや集中力が戻ってきました。

1年生たちも、かなりじっくり取り込まなければならない最レベ問題集やトップクラス問題集をやりたがるようになってきました。

<1ヶ月に150円ずつ ちょ金をするようになって 2ヶ月が たちました。
来月から50円 多く ちょ金をすることにします。
たまった お金が 800円より 多く なるには
あと何ヶ月 かかりますか。>
<まち子さんは 25cm、たか子さんは37cm、さとるくんは52cmの
テープをもっています。のりしろを 5cmにして 3本を つなぎます。 テープは ぜんぶで何cmになりますか。>

といったものも、きちんと図にして整理して解いて、正解していました。
複雑なものも、はじめてチャレンジするものもヒントがいらなくなってきています。
迎えにきた親御さんたちも、ひとりひとりが、
いつの間にか、グーンと成長していたことを喜んでいました。

調子の悪いときや、反抗的で怠けがちな時期って、どの子にもあるのですが、
工作やボードゲームや生活体験で
考えるための基本が身についていると、
子どもが「さあ、がんばろう」という気持ちになったときは、
驚くような力を発揮してくれます。


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ペロ嫁の 工作 de 知育な日記のひなのちゃんと、HUGOくんが遊びに来てくれました♪

2010-11-24 13:54:41 | 0~2歳児のレッスン ベビーの発達
ペロ嫁の 工作 de 知育な日記のHUGOくんが、ベビーのレッスンに来てくれました。
(以前、0歳児のグループレッスンのメンバーを何名か募集したところ、
応募してくださっていたのです。今はもう募集が終了しています。すいません……。)
HUGOくん、まわりをよく観察していて慎重に動くけど、打たれ強くて大らかな性質です。
手にしたボールやハンバーガーのおもちゃを、
玄関先まで運んではポイッと投げるのを繰り返したり、
持っているものをひなのちゃん(今日はHUGOくんのレッスンのお供です)の遊んでいる段ボールハウスの窓からポイッとやったりを繰り返していました。

ハイハイやアンヨで移動している間も、最初にしようと思っていた目的を忘れてしまわないところや、
遊ぶ時に広いスペースを移動しながら遊ぶ様子を見て、
記憶力が良く、視野の広い子なのだろうと思いました。

風船のゴムの感触を楽しんだり、柔らかいカラーボールを握ったり投げたり、
重ねたプラスチックバケツをはずしたりひっくり返したりするのが楽しい様子。

今はダイナミックに転がしたり投げたりすることを
楽しんでいるようですが、
これから、1~2ヶ月の間に、
だんだん小さなコイン型のものを
細く切った穴に入れたり、
輪を棒に通したりする遊びに変化しそうな予感。

今日は、必死で小さなチップを投入口に入れようとチャレンジするものの、
手と目の協応作業がうまくいかず、しばらく格闘した結果、
それほどイーッとはならずにあきらめていました。

また、大きな筒の中を、ボールを転がしていく遊びをしていて、
入りかけていて引っかかっているボールを「エイッ」と押し入れると
中に入るというのを理解しかけていて、
たまに偶然、押したボールが転がると、
きょとんとして見送ってから、またやりたがっていました。

回転させて玉を落としていくおもちゃと、
玉がスロープを転がっておりていくおもちゃが気にいってました。
また、3色のカラーボールをカラーのバケツに分けるセットも
ひなのちゃんに激しく抵抗して奪い取る気に入りぶりでした。

HUGOくんは1歳になったばかりですが、
2時間たっぷり遊び続けても、疲れる様子もなく
終始ご機嫌で、好奇心旺盛な態度をしるしていました。

こんなに幼くても、その子らしさってもう見えてくるものです。今も、ガチャガチャした遊び方ではなく
マイペースに自分なりの目的を持って遊んでいる姿に感心……。
度重なるひなのちゃんの妨害にあいながらも、涼しい顔で
やりたいことを続けていました。
もう少し大きくなると、ゴルフやゲートボールに似た遊びをするとか、簡単な地図を見ながら隠したものを探しにいくといった
目的があるじっくり取り組む遊びを好むように感じました。


「ちょうだい」と言うと、持っていたりんごのおもちゃを差し出し、
私の手の上に乗せてからまた、自分の方に引き寄せて、
また私の手に乗せて、ニコニコ。
渡して、もらって、渡して……の後で、
いろんな声を出しておしゃべり。コミュニケーションの面もしっかり育っているようです。

これから家庭でのHUGOくんとの過し方は、言葉が出てくる時期ですから、
やりとりする遊びや、手をつないでお散歩などをしながら、
たくさん言葉をかけると良いかと思いました。
その際、背後から、シャワーのように言葉をかけるのではなく、
目と目を合わせて、子どもと気持ちを通い合わせながら
言葉をかけるようにします。

また、「あっ、お花がさいているね」と指さして話かけるときも、
子どもがお花と、親の顔と、指を交互に見ながら、
「あっあっ」と指さしているものに注意がいっているかどうか、気をつけると
よいかと思います。
最初に、親も「あっあっ!」と子どもの真似をして、注意を花の方に向けてから、「あっ、お花がさいているね」
話かけるのも、この時期の子への声かけのコツです。

それから、指を使った作業を次第に洗練させていくために、
口に入れないよう注意しつつ、次第に小さな物を
つまんで、扱えるようにしてあげると良いかと思いました。


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事務Kより連絡

2010-11-23 21:20:43 | 生徒募集 イベント参加募集
こんばんは、事務Kです。
滋賀のワークショップの件で追記です。

というより、私のミスで参加者様でお1人『こーち様』を記入するのを忘れておりました。
訂正が遅くなり申し訳ありません。

こーち様~
ご連絡下さ~いヽ(´Д`)


今週中には皆様にご連絡させて頂きます。
土曜日までに連絡が無い方は、再度コメント欄への記入をお願いします。


滋賀県…私は私用で行けそうに無いので遠隔サポートをさせて頂きます。
お手伝いの方、細かく連絡ご心配無く^^

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ブログの再開 と 2歳の☆ちゃんのレッスンから

2010-11-23 06:47:38 | 通常レッスン
東京からの帰宅後、まだ工作のワークショップの作品を全部アップしていないのですが、今後もぼちぼち紹介していくことにして、
そろそろブログを再開しようかと思っています。

というのも、幼児のグループレッスンや
科学クラブの様子を記録していかないと、
次回のために準備しておいたり、気づいたことを整理しておいたりするのに
不便なんですよ~。
オンライン教材の制作もいい感じに波に乗ってきましたし……自信を持っておすすめできる良質の教材ができそうです♪

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
写真は、数、サイズ、量、高さ、秩序感などに、とっても敏感な2歳後半の☆ちゃんの様子です。
動物のマンションのそれぞれにドアをつけてあげています。
レッスンでは、カップケーキ作りの工作、レンガ積み木、貼り絵、小さなコップにビーズを分類していく作業など、どれも熱心に取り組めました。
いつもは、姉妹で過しているので、
「ふたりめちゃんのこの子だけと、
これほどじっくり遊んだのははじめて……」
とおっしゃる☆ちゃんのお母さんは、☆ちゃんの集中力と何ごともじっくり考えてから取り組む姿におどろいていました。

☆ちゃんは、今2歳ですし、お姉ちゃんと自分の2人をよく意識するためか、
「2」という数が大好きです。
「あと2個いる」「2つ足りない」「2つちょうだい」と2を連発します。
そうして、自分の内面からの興味で2としっかり関わっている☆ちゃんは、
増減や足りない数や、同じ数ずつ分けることなどを
しっかり理解して遊んでいました。

☆ちゃんは内向型の子らしく、慎重派で、
だまって見ているだけの時間が長めです。
それで、大人が、「こうしたら?」「こうしなさい」と声をかけると、
意地をはったり、かたまっちゃったりすることもあるようです。

私は、☆ちゃんが、ぼーっとして見えるときも、
何がしたいか、どんな風にしたいか、何に興味があるのか、
ちゃんとわかっている目をしているなと思ったので、
指示は与えず、「どうすればいいの?」「どれを選ぶの?」と本人にたずねて待っていました。
すると、2歳の子がこんなことわかってたのか……と☆ちゃんのお母さんもびっくりするくらい、考えていた模様。
(じーっと見ている目……あなどれませんね)
大きな子のおもちゃでも、(10円をはじいていく駄菓子屋用の玩具です)うまくいかない箇所をよく観察して、自分で問題を解決していました。
工作手順も、順序どおり自分でしてみせて、できない所だけ、私に言葉で助けを求めました。

子どもの性質に合わせて、声をかけるタイミングと言い方に
少し気をつけるだけで、子どもの意欲や考えようとする態度が大きく変わってきます。
特に内向型の自分のペースで動く子は、じっとしているときも
頭の中は忙しくいろんなことを考えている場合が多いです。
子どもを急きたてて動かすのではなく、
そうした内面の思いを、
外に引き出すように働きかけると、
遊び方がいきいきとしてきますよ。
(工作のワークショップでも、このタイプの子は、ワークショップの最中は何もせずにじーっと回りを観察していて、家に帰って、忙しく
記憶したことを再現しはじめたりします)

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