虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

自閉っ子たちのレッスンで。

2015-05-19 13:32:03 | 自閉症スペクトラム・学習が気がかりな子

自閉っ子の1年生のAくんと年長のBちゃんのレッスンで。

 

Aくんが作った『はやぶさ』です。取り外し可。

 

今回、親御さんもいっしょにブロックを学んでいただく日としていたのですが、

たちまち動くシステム作りやバッティングマシーン作りなどに夢中になった

Aくんに対して、気乗りしない様子のBちゃん。大好きなお絵かきを続けていました。

そこで、描いた絵を使って、テレビや動くお人形を作る方法を教えました。

すると、これまで絵を描くことにだけこだわって、

立体作品を作ることを避けていたBちゃんが、自分から描いた人形を切り抜き

だしました。

 

ずっと嫌がって避けていたことも、ちょっとしたきっかけでやりはじめる時があるので

こだわりが強い子たちにも、見せるだけでも体験の幅を広げてあげるのは

大事だなと感じています。

 

これまでは学習時間にうろうろすることが多かったBちゃん。

今回は、算数の学習に意欲的に取り組んでいました。

 

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算数の文章題を

『ピッケのつくる絵本』というアプリの

コピー&ペーストの機能を使って学習しています。

 

<ゆっくりさん向けの算数問題の作り方>

教科書にある文章題を1問だけ打ち込みます。

その後、三角マークのでコピーし、□のボタンでt儀のページを増やし、

次のページに飛んでから、三角マークのでペーストします。

こうしてコピー&ペーストした問題の数字の部分だけを変えます。

 

こうするとマスターするまで何度も同じレベルの問題に取り組むことができます。

 

こうしたオリジナルの問題集を作った後、保存ボタンを押しておきます。

問題を解いて学ぶ時には保存ボタンを押さないで終了すると、

答えだけ消えるので何度もチャレンジできます。

 

『ピッケのつくるえほん』で作った問題を解く時、指で操作するだけで

イラストを画面に置いたり、消したりできるので、考えるのが楽しくなります。

 

ブロックで合体ロボットを作る方法を学びました。

恐竜ロボット、鳥ロボット、人型ロボットを取り外しが簡単にできる形で合体させると、

飛行機になりました。

 


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