虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

今年初めてのレッスン

2020-01-04 22:09:29 | 教材作り

新年あけましておめでとうございます。

今日から仕事初め。

小学2年生のAくん、Bくん、Cくんのレッスンでした。

(Aくんのお姉ちゃんもいっしょに参加しています。)

 

ちょっと前置きが長くなるのですが、わたしの手作りの話題(自慢?)から。

昨年末からリフォームでお世話になっている工務店の方から

木切れをたくさんいただいたんです。

それを使ってお正月休みに教室用のおもちゃや教具を手作りしました。

 

ひとつめは積み木のパズル。

硬質のファイル(100円グッズ)で側面と底面を作っているので、

問題のパネルを入れ替えて積み木の問題いチャレンジできます。

小さいサイズの問題カードも作りました。

 

透明のパネルを使って、まるで空中に浮いているような

不思議な積み木遊びができる道具も作りました。

 

それともうひとつ。

立方体の木片を輪の形になるように貼り合わせているので、

1か所動かすと全てが連動して動くというおもちゃを作りました。

 

鏡を加えて、床が不思議な模様に変化していくようにしたところ、

子どもたちに大好評。

Aくんのお姉ちゃんとCくんが、「同じものを作りたい!」と言いました。

Aくんのお姉ちゃんは作ったおもちゃに

新しいアイデアを加えたくて試行錯誤。

モールで作ったドームのようなものもいっしょに動くようにしたり、

紙のトレイでドームのようなものを作って取り付けたり。

しまいにモールで表面をかわいくデコレーションして

すてきな作品にしあげていました。

Bくんは玉を移動させて遊ぶゲームを作っていました。

すごく面白くてわたしも何度か遊ばせてもらいました。

 

下の作品はAくんのお城巡りゲームです。

わたしが作った鉄球の移動ゲームと同じ原理で、

ボルトを磁石で移動させて遊びます。迷路になっているお城の

なわばり図に触れると鉄球が落ちてしまう仕組みになっているので、

ものすごく難易度が高いです。

 

算数の学習は小学2年の最レベ問題集の最高レベルの問題です。

「何通りあるか」の組み合わせの問題です。

3人ともとてもよくできていました。

同じものを書きださないためにどうすればいいのか学びました。

すばやく解いてしまって時間があまっていたBくんとCくんに

角度についてのクイズを出しました。

ふたりとも360度がどのようなものかは

知っていたけれど他の角度については知りませんでした。

正三角形のひとつの角度が何度なのかたずねると、

しばらく悩んでいたBくんが、「そうだ!そうだ!」とひらめいた様子で、

「六角形の板を指さして、

これを見たらわかるんじゃない?

だって、これは円の中にあって、正三角形が六個あるから、360を6で割れば

いいと思うよ。」と言いました。

次に、正方形と正三角形を重ねた図を描いて、

90度―60度になっている部分の角をたずねると、

今度はCくんが大活躍。正方形のひとつの角が何度になるか

図を組み合わせて、自分で答えを出してから、

正解を導きでしていました。

それですっかり角度のクイズに興味を持ったふたりは、

ふたつの円が重なった形の中にある図の角度について

面白そうに推理していました。

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。