今年は大谷翔平選手のMLBドジャース移籍と山本由伸投手の同球団への加入で、この二人が日本のマスコミに取り上げられることが多くなった。12日の母の日にちなんでか、山本選手の母への言葉が「お母さん育ててくれてありがとう。お母さんはお母さんでしっかり人生を楽しんでください」というメッセージであった。山本選手が元日本のオリックスバファローズの選手であったことから、思い出したのが同じオリックスの宮城大弥(ひろや)投手のエピソード。
母親の礼子さんとの二人三脚の野球人生だ。彼の父親が交通事故で左腕に障害を負ってしまったことから家族の極貧の生活が始まることとなる。電気代だのガス代だの、そして水道代の支払いすらままならない厳しい状況の中で野球を続けさせてくれたのは母親の礼子さんである。少年野球の時代からつぎはぎだらけのユニフォームにボロボロのグローブ、遠征費は監督に借りながらなどという状況であったらしい。今では立派にオリックスのエース、WBCにも大谷翔平と一緒に出場して母親に恩返しができるようになり出身地沖縄の宜野湾市に寄付したり経済的な理由で野球を続けるのが困難な子供達を支援する。これこそプロ野球選手の宮城大弥の大成した姿、本当の親孝行が実現した現在の姿である。昔からある戒めの諺を思い出す…「いつまでもあると思うな親と金」。僕などは、それなりに親の面倒は見たつもりだけれど、それでもああしておけば良かった、こうしておけば、などと数えるとキリがない。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます