学びのプラスあるふぁ:日常の気付き

人の人生、それぞれが皆オリジナル。街を歩き人に話しかけることから「なるほど」と納得できる発見がある。

「ご親切に」「いえ、お互いさまですよ」

2023-09-19 16:16:12 | 日記
 徳島県といえば、阿波踊り、スダチ(柚子とレモンを合わせたような酸味と香りのある柑橘類)それから…考えてみれば僕の奥さんも徳島産だ。先日、二人でスーパーに出掛けてスダチが売られているので早速買い求めた。スダチは僕の奥さんにとってはどこか郷愁を呼び起こすものらしい。3個の袋づめを三袋を買ったのはいいのだがマイバッグに移す時に一袋を移し忘れたようだ。家に帰ってみると2袋しかない。別に大したものではないのだが、スーパーに問い合わせてみると、ちゃんと届けられているのだ。(かつて生活したアメリカではまず届けられることはないだろう)さすが日本、と感激しながら早速スーパーにとって返した。
 車の中では詐欺だの虐待など信頼が揺らぎ始めた最近の日本に、正直さ、他人への思いやり、などを大切にする日本人はまだまだたくさんいると会話が弾んだ。日本には “お互いさま” という言葉がある。相手が困ったような状況にあったり、同じような立場にいる時に使われる言葉が「お互いさま」だ。英語にも“お互いを助けあう(mutual support) ”という言葉があって、人が安心して暮らしていける第一条件であるとアメリカの友人達と話したことを思い出した。お互いをサポートしあって生きる時、“「お互いさま」は、目が見えない人にも見えると言わせ、耳が聞こえない人にも聞こえると言わせる、そんな力強い言葉だ” と皆で確認しあったものだ。折しも、帰宅すると郵便受けに警察署から“詐欺に注意”というチラシが入っていた。安心して生活ができるように「お互いさま」の考え方を広める運動が必要なのかもしれない。

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