学びのプラスあるふぁ:日常の気付き

人の人生、それぞれが皆オリジナル。街を歩き人に話しかけることから「なるほど」と納得できる発見がある。

虎キチ阪神ファンの閉ざされた憂愁

2023-09-15 16:26:51 | 日記
 プロ野球阪神タイガースがついに優勝した。テレビや新聞で大騒ぎのこの優勝を考えてみると、多くの虎ファンの支えとは裏腹に、18年ぶりの優勝というからこの球団は何をしているのかと批判もしたくなる。もう一度タイガースの優勝を見たいと言いながら果たせず死んでいった寅キチと言われる猛烈タイガースファンの話はよく耳にする。応援しても応援しても、いつも巨人の“後塵を拝する”歴史と東京と大阪の地域的なライバル意識が相まって阪神ファンは巨人に対する競争心が強い。阪神ファンが道頓堀川に飛び込むのは鬱憤(ウップン)晴らしなのである。
 話は少し外れるけれど、おおよそ60年ほど前に大相撲に柏鵬時代という時期があった。ほとんどの日本人が好きなものといえば、「巨人、大鵬、卵焼き」と言われた時代だ。大鵬関と柏戸関は同時横綱昇進で当時は相撲を盛り上げ、相撲人気は頂点にあったように思う。しかし、柏戸ファンは常に大鵬を倒すことが大目標だったという。柏鵬時代と言われながら大鵬の優勝は32回、柏戸はわずか5回である。巨人と阪神の優勝回数がこれに重なる。まず対戦成績は巨人1094勝、阪神835勝、絶望的な259勝の差である。2リーグに分かれてからの優勝回数といえば巨人38回、阪神5回、伝統の一戦と言われながら、ヤクルト、広島、中日は各9回というから阪神ファンの鬱憤の度合いは推して知るべしである。僕にとっても阪神タイガースの優勝は今回が見納めになると思う。なんといっても約20年間隔でしか優勝できない情けない球団なのだ。さて、大鵬、玉子焼きは良しとして、一極集中東京、そして「巨人時代」はいつまで続くのか。

コメントを投稿